フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
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男と男の熱い友情の物語🔥
熱い🔥熱い🔥男と男の熱い友情の物語🔥組織VS現場の闘い🔥音楽良し、エンジン音良し、レースシーンのカメラアングル良し、車を仕上げていく過程良し、夜間走行時の妖しく真っ赤に焼け付くブレーキユニットが美しい、W主演演技最高にカッコ良し、クリスチャン・ベイルは特に良し、奥さん良し、息子良し、ル・マンのレース中のマット・デイモンのセコイいたずら🤣、男の友情に男泣き😭
かっこいい!!
車好き! レース好き!!!
自動車ファンは楽しめる映画だが
フォードフェラーリは気になっていた映画だが、個人的には物足りなさを感じた。まず、フォードの視点の割合が高く、フェラーリの視点がエンッオ・フェラーリのみでフォード讃歌の要素が強すぎる事、次に時間が長くもう少しコンパクトに出来たはず、後はエンディングの後味の悪さ。せめてフォード優勝のシーンで終わらせてほしかった。この点はマイナス。しかし、自動車メーカーのカーレースビジネスの現実を見れた事、マッドデイモンの演技はさすがで3点。カーレースファンは楽しめる映画だと思いますが、もう少し脚本、特にエンディングで工夫が欲しかった点は残念。
「どーせ、そういう映画だろ?」と思っている方は是非劇場へ!
史実については予備知識を入れず観賞。
車にも運転にもレースにもさほど興味のない私だが、本当に観て良かった。
男たちの「意地」あり「プライド」あり「へそ曲がり」あり「わがまま」あり「葛藤」あり「友情」あり、そして「イチャイチャ」あり。
そんな、言葉としては昨今なかなか使いづらくなった「男らしさ」が満載。(ただ、ここでいう「男らしさ」は、どちらかというと欠点や恥ずかしさを伴うモノも多いけど)
それだけでなく、家族論・組織論・ビジネス論…
いろいろな立場の登場人物が、それぞれの視点で問いかけてくる。
もちろんレースシーンの臨場感もさることながら、後半なんてどこでエンディングになってもいいくらい、延々と心を揺さぶられ続ける。
「さあ、彼ならどうする?そしてキミなら?」とずっと問いかけられている感じ。
これはいわゆる弱小チームの大逆転ドラマではない。
彼らが属するのはむしろ自動車メーカーとしては最大手。だからこそチャレンジすることに様々な障害が生まれる。
加えて、主人公は決して天才エリートではなく、才能には恵まれていながら、過去に大きな挫折をし、それぞれ販売店・修理工場を自営する二人。
ひょんな事で舞い込んだチャンスを通じて、二人が大きなチャレンジにむかっていく。
このわがままオヤジたちのキャラクターが「憎たらしいけど愛くるしい」ことに加えて、ケンの奥さんと息子役の二人がまた素晴らしいこと!(この奥さん、登場シーンからもうトリコになっちゃいました。)
ネタバレは避けるが、決して『Ford』社の勝利の栄光や技術力の高さを誇る映画ではない。(むしろ…)
そして、主人公が苦難を乗り越えてレースで優勝、表彰台でエンドロール…といった類の物語でもない。(むしろ…)
タイトルや予告編から「ハイハイ、そういう映画ね」と思っている方や、食わず嫌いで観ていない方がもしおられたら、是非劇場に足を運んでその目で確認して頂きたい。
車弄り好きな中年には是非観てほしい!
「GT40はフェラーリに勝った」
その程度の知識で鑑賞に臨みました。
どこまで映画的な表現が含まれているのかわかりませんが、
とんでもないドラマの数々で、2時間があっという間に過ぎ去ってしまいました。
日本語訳も含めて、メカニカルな部分や走行シーンなど、
曖昧で大げさな映画的表現(時短表現)もありますが、
そういった部分を現実の経験から補完できるのならば、
ストーリーはさらに大きく広がり、幾度となく涙しそうになります。
(なので、経験の浅い若い人には響かず退屈を感じる可能性あり)
そういった面で、
特に刺さるのは、35歳以上くらいの主に会社勤めの方で、
車についての知識や経験が豊富な方。
必ず、自分の人生とオーバーラップする部分があります。
少なくとも、自分にとっては最も記憶に残る車を題材とした作品になりました。
クリスチャンvsマット
クリスチャン・ベール最高!
最高のレースムービーかもしれない。
昔から、少しだけレースに携わってきたものとして、感動しきりな映画でした。
レースを見た事のない人にも、レーサーってこんなに熱く、たくさんの軋轢もある中で孤独に戦う存在だと言うことを、この映画を通して知って貰えるとてもいい作品でした。
今のレースはレギュレーションに縛られすぎていて、見ている方もつまらなくなるシーンが多々ありますが、この頃のレースは男臭い、本当の戦いだったんですね。
タイトルには疑問が残りますが、結局はシェルビーとフォードの戦いで、その戦いに巻き込まれ、巻き込まれに行くレーサー、ケンマイルズに感情移入してしまった。
レーサーを支える家族、チーム、スポンサー、マニファクチュア、数えきれない程のサポーターがいるけれど、レースは自分との戦い。ファステストをたたき出して満足し、チームの意見を呑むラストもとてもよかった。
また、レースの過酷さも死やクラッシュシーンで教えてくれる。1966年のルマンは、55台出走で完走は15台。現代では考えられない過酷さ。そのシーンの数々をサルト・サーキットのセットを組んだり、実際のクラッシュや撮影技術であそこまでリアルに仕上げるのは至難の業だったろう…
レース映画は数あれど、レーサーだけに着目するのではなく、レースに関わる様々なシーンに焦点を当てることで、実際にレーサーになったかのような感情になる。
個人的に、ケンマイルズの奥さんが言っていたオイルの匂いやタイヤの焦げた匂い。これが最高なのは非常によく分かる。
社長がGT40に初めて乗るシーン。これも私が初めてレースカーに乗った時の感覚を思い出した。
久々にサーキットに行きたいな…
是非ともスクリーンで見るべき映画。
2020-001
いい大人の取っ組み合いの喧嘩
爆音上映を望む
メジャー作品の中では「RUSH/プライドと友情」(2014年)以来の本格的なカーレース映画であり、評判もいいので、大いに期待していた映画です。
50年以上前の実話に基づいた話となれば、クルマやレースに興味ない方にはハードルが高そうな印象ですが、映画の主軸は、友情や家族愛やレース勝利までの悪戦苦闘を描いたもので、誰にでも楽しめる内容となっており、巷では「下町ロケット」とか言われているようです(下町ロケットは未見ですが、挑戦者のフォードの方が予算は大きかった)。
往年の名作レース映画「栄光のル・マン」や「グラン・プリ」といった作品と比べると、レースの場面は迫力に欠けていて不満はあるのですが、今作は実話に脚色を加えて、主な登場人物も絞り込んで共感しやすく、上映時間を2時間程度に抑えたことが、アメリカで大ヒットしていることの要因でしょう。
ケン・マイルズの妻を演じたカトリーナ・バルフがヨカッタ!
ほぼフォード
タイトルがフォードvsフェラーリだったので
フェラーリ側の対抗シーンも期待していましたが、
ほぼフォード内の戦いだったと思います。
最後のシーンでこれがノンフィクション映画だと
知りました。
生のレースは一度、チャンプカーをツインリンク茂木
に見に行った事があります。テレビでは決して伝えられない
命をかけた戦いがそこには実在していました。
オーバー300kmのスピードは、マジで追いかけられず
あの爆音は耳を庇いたくなる程でした。
この映画はそのようなリアリティを
カメラワークを使って良く表現されていると思います。
オーバーテイクシーンには相応の迫力があります。
レーサーの家族、周りのスタッフ、経営者の
人間関係が、一つの目的達成に向けてどう絡んでいくのか、
それぞれの利害関係を理解して鑑賞すると感慨さが
増していくのではないでしょうか。
レースがレーサーの物だった時代のお話
昔からモータースポーツが好きで、フェラーリとフォードのこの実話を映画化すると聞いて、大きな不安があった。昨年のボヘミアン・ラプソデイもそうだが、有名な実話を映画化する場合、真実を知っている人が多く、脚色の仕方を間違えると違和感しか残らなくなってしまうからだ。そういう点において本作はとても上手に纏めてあり、実話物としては非常によく出来ていると思う。
時代考証も緻密で、レースシーンではフォードやフェラーリだけでなく、ポルシェやアルピーヌなどのレースカーも当時そのままに登場する。惜しむらくは、ル・マンという壮大で特殊なコースが余り描かれていないことだ。まあその辺りはスティーブ・マックイーンの栄光のルマンを見て頂けるといいと思う。
物語はル・マンで勝利することを義務づけられたフォードGT40の開発と、互いが優れたドライバーでも有り、心の中まで知りうるキャロル・シェルビーとケン・マイルズ、二人の友情を主軸に描かれていく。マシン開発の苦悩、フォード上層部と軋轢、様々な苦境を乗り越えていくシェルビーのリーダーとしての剛胆さを巧みに描いている。またマイルズの家庭描写も繊細で、そういったシーンの積み重ねが、本作に人間ドラマとしての奥深さを与えている。
本作の舞台となる60年代前半のレースカーは強力なパワーを持つエンジンと、空気抵抗の少ないマシン、そしてそれを操る勇敢なドライバーという、単純な構造の中で成り立っていた。しかし現在は燃焼効率や空力といった難解な図式を解いたチームのみが勝てるという非常に分かり難い物になっている。
現在のマシン開発には莫大な費用が掛かり、簡単に参戦出来る物ではない。その代わり優れたマシンがあれば、ドライバーはチームの指示通りに走れば勝ててしまう。ドライバーはマシンを操作するロボットとなり、感情を捨てることを求められる。現在の耐久レースは勝敗においてドライバーの比重が低い状況になっている。
本作の時代はまだコンピュータが一般的ではなく、人間が勘と経験でレーシングカーを作っていた。またドライバーも自分の意思でマシンを操り、人間同士の闘いが見られた。
当然当時のマシンは現在のような強固なカーボンモノコック製ではなく、クラッシュするとマシンが潰れて引火し、死亡することも珍しくなかった。だからドライバーは命知らずのレーサーと呼ばれて、人々の尊敬を集めていた。残念ながらマイルズは実際に事故死し、劇中でもその場面は描かれている。
本作は当時の様子を空気感まで含めて描き切っており、作品としてのレベルは非常に高い。この作品はモータースポーツのファンのみならず、重厚な人間ドラマとして万人が満足出来る作品になっていると思う。
戦う男は美しい
ルマンのロマン
渋くてかっこいいこれぞハリウッド映画
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