フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
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タイトルに偽りあり、過剰過ぎる演出
原題でも Ford v Ferrari ですが…
主人公側であるフォード側にスポットライトが当たるのは当たり前ですが、「vs フェラーリ」が全くありません。
映画全体を通して、フェラーリ首脳陣やドライバーが合計で何十秒かはあって、首脳陣は外語を喋りドライバーはほぼ表情だけ、映画の中のフェラーリは、象徴とも言うべき「越えるべき壁」として出てきますがただそれだけです。
「vs フェラーリ」は期待しないでください、この映画は開発陣営とドライバーの「マイルズ物語〜愛すべき相棒シェルビー〜」です。
「マイルズ物語」として見た時、マイルズの愚直なレース愛とそれ以上の家族への愛、責任者としてマイルズ以上にシェルビーが葛藤しときに激しくぶつかり合うシーンは見どころの一つです。
一方で、過剰過ぎる演出が気になってしまい、まるで感情移入することができません。
レースを見れば「そうはならんやろ…」
ピットを見れば「こんなクズおらんやろ…」
を何度も感じることになります。
すみません、個人的に全く駄目でした
私はエンジニアの経験も有りヨーロッパのサーキットでも走行したくらい車好きだったんで公開前からかなり期待していたんですがクリスチャン・ベイルの誇張され過ぎた演技が観ていて駄目でした
サーキットのシーンではそこでまだシフトアップ出来るのかよ!ってマニュアル世代にしか突っ込めないシーンもあり序盤から観てて辛くなりました
ただただ大好きなGT40を沢山見られた事が救いの映画でした
誰しもが味わう組織との闘い
CGを使わないど迫力のレースシーンや芸達者な
キャスト陣のアンサンブルも素晴らしいが、
特に好きなのは”フォード首脳陣”に抗うシェルビーと
ケンたちの姿勢そのものだ。
経営史を学ぶなかで、ヘンリー・フォード1世が”T型車”を
生産する『機能的組織』の経営モデルはあまりにも有名だ。
(劇中にもあったが)生産・流通・販売といった
生産工程を分業し、徹底的に効率を追求する経営理論。
確かにこれにより規模の経済が発生し、フォードのT型車の
コストや価格は下がり、結果として大衆が車に乗る
「モータリゼーション」をアメリカに起こした。
今日の巨大企業フォードがあるのもこの革命の賜物といえよあら、
だが、この理論は「市場の顧客の要望に俊敏に応えられない」「組織の上位層に意思決定権限が集中する」
「各分野(生産・販売・流通)のチームの分断を起こしやすい」といった問題が発生しやすい。
実際に劇中でも「フォードは時代遅れの親父が乗る車」と
言われたり、『ケンをチームからはずせ』や
『3台同時にゴールさせろ』といった注文が相次ぐ。
そんな現場の人間の感情をまるで機械の歯車のように
ぞんざいに扱う上層部に対し一度は病のためレース場を
去った男が、情熱を取り戻して泥臭く戦う。
燃えるじゃないか!!
俺たちの大好きな『負け犬たちのワンスアゲイン』ものだ!
さすがはジェームズ・マンゴールド監督。
資本主義の権化ともいうべき大企業の首脳陣と
シェルビーらの対立を軸に、観客をうまく感情移入させて
くれる。
『下町ロケット』や『陸王』などがヒットしているように
資本主義が限界を迎え、「働き方改革」が叫ばれるようになった現代日本においても夢と情熱を持って現実と向き合う
姿は心に響く。
また、ラストのシェルビーが車を走らせるシーンも、
冒頭の医者に心臓病を告げられるシーンとダブるように
見えるが、冒頭では「生活のために新たな道を切り開いた」のに対し、ラストは「ケンと果たせなかった友情のため、
夢のためにもう一度走り出す」といった全く違うニュアンスを帯びたものに見えた。
お見事!
車とかレースとか知らなくてもハマれます
アツいアツすぎる。最高です。現時点で今年No.1作品です。
レースには興奮するし。
家族には泣けるし。
仕事にも泣ける。
もちろん友情も。
会長には笑えます。
観た方がいいです。
愛ある自動車レース
冒頭から、自分がレースの車に乗っているような演出が凄い!過去にルマンに出場したマットデーモンとメカに強いクリスチャンベールがタッグを組んでフェラーリを追い抜いてフォードを優勝させる物語ですが、陰謀や家族愛と友情が有る映画でした。事故で亡くなった友に会いに行けなくて、息子にメカの道具を返すシーンは涙が出てきました。実録だそうですが女の私でも楽しめる映画でした。クリスチャンベールの妻役は見た事ある女優さんと思ってたらカトリーヌ・バルフでしたね!良い演技をしてました。
レーシングムービーの系譜?
66年(!!)制作のグラン・プリ、スティーブマックイーンのル・マン、最近ではRUSH、
また新しいレーシングムービーの傑作が史に加わりました。V8サウンドが実に心地よい。
個人的にはロレンツォ・バンディーニ(本作設定が66年なので翌年のモナコで事故死)が
セリフなしの単純ヒール扱いなのはちょっとでしたが。
"この冬最高の興奮と感動をあなたに"とはこのこと
熱い!暑い!厚い!とにかくアツい!
その1.白熱のレースシーンが熱い!
腹に響く特大エンジン音。マイルズの最高なドライブテク。ル・マンの過酷さが伝わってきドライバーがいかにすごいのかが、よく分かる。
それにシェルビーとマイルズの友情も熱い!
どんぐらいかって?出来立てのたこ焼きの中ぐらい。
その2.鑑賞者のこっちが暑い!
企業同士の駆け引き。車の開発過程。これでもかなり興奮できるが、レースシーンはその100倍興奮できる。
エンジンの重低音、展開の読めないレース展開を観てると、知らぬ間に汗だく。すごく暑かった。真冬なのに袖をめくって前傾姿勢になって観てた。
その3.人間ドラマが厚い!
単に車好きだけが、楽しめる映画ではない。
むしろ車好きじゃなくても十二分楽しめる。
人間ドラマ、企業同士の争い。どれも一筋縄ではいかずに面白い。
実話には思えない程ストーリーが厚い!
車好きじゃなくても十二分楽しめるが私のような、車好きだと「おー!◯◯だー!」などとさらに興奮できる。
「映画高いからDVDでいいわ」だって?いやいやこの映画は映画館で観るから興奮するのだ。
私はIMAXレーザーで観た。
この映画はIMAXを薦める。
IMAXだとこれ程ないぐらい興奮する。まさに"体感"
余談 IMAXかドルビーシネマか
この選択はとても迷う。
ただこの映画を観て気づいた。
これから名言を言う。必ず覚えてくれ。テストにでるぞ
「IMAXは"量"ドルビーシネマは"質"」
最高!
レプリカ?復刻?なんでもいいからGT40MkⅡや330Pが走る映像を見られただけで眼福!
そしてエンツォやシェルビー、アイアコッカなど伝説の人達が活動するストーリーを味わえた!
製作に携わった人達に感謝!
7000回転の世界(商売VS勝敗)
*もう一度観に行ったので修正を若干かけました
マッドデイモン演ずる元『ル・マン優勝経験のアメリカ人』のシェルビー
(病気から後に会社を作り販売等へ転向)
と、癖が強すぎるクリスチャン・ベール演じる”天才”ドライバーのマイルズが
【大企業】社長『フォード』からの依頼で
『ル・マン』優勝を目指すお話です。
フェラーリ社をアメリカ資本で取り込もうとするが
フェラーリ社長が自社の(商売より技術・芸術の)車に対する扱いにプライドを傷つけられ、フォード社をくさす…(必見です)
フォード社長、顔真っ赤を通り越して赤黒くなります
そこからフォード社はレース参加を決めます。
マッド・デイモン氏演ずるシェルビーは思ったより『は』大人だった。
自分だったらトータルでフォードの副社長を4発ぐらい殴ってる。
シェルビーは、あの手この手で会社をすかしたり騙したりトークを駆使したり
自分が培ったレーサーの経験と商売トークを駆使する人になっていた。
・・・が、
■シェルビーチームはウルサイ副社長をさりげなく事務所に閉じ込めた上・
社長をレーシングカーに優しくエスコートして乗せてドリフト三昧…社長は良い意味で泣いた…)
■レースでは効かなくなったブレーキを無理やり交換する時”コレ部品だから!違反じゃない!”とシェルビーは委員会を押し切る
■自分の所にあったナットをそっとフェラーリチームの方に転がしてフェラーリチームをアタフタさせる。
他多々ありますが、シェルビー強い。さすが元レーサー・肝が座っている。
それよりもイッちゃってるのがクリスチャン・ベール演じるドライバーのマイルズ
初登場時から『サイズ違反』と注意されたレーシングカーのリアバンパー(?)をスパナで思いっきり殴って改造
→”違反にならなくなっただろぉおおおお!!!”
開発と折衝のシェルビー・ドライバーのマイルズ。この2人、底の底では一緒。
マッドが控えめかつ存在感もガツンと演じているからこそ
ベール氏が演ずるドライバーのマイルズの良さががさらに光り輝き良かった。
シェルビーばかり書いてしまったが
マイルズもまた本当に良い。
とにかく、レースの熱い部分と何とも言えない演技が観ていてたまらなくなる。
純度の高い”天才ドライバー・マイルズ”の切なさが全編にちりばめられている所が見ていてやりきれない。
観ているこっちがこぶしを震わせてしまったが、パートナーや家族のおかげで若干の救いはあった。
マイルズの家族ががっちりとマイルズを愛して信じている所が良い
妻も息子も父・夫マイルズを大切に見つめているシーンが随所にある。
もう言いたい事が多すぎてまとまらない
この手の”天才”は家族(特に妻)の理解がないパターンがあったので、事実に即しているならとても良い家族だ
レースシーンもエンジンの爆音が心地いい
マイルズの繊細なドライバーテクニックの見せ方も気持ちいい
観ている方は「もっと速くもっと速くもっと…」と前のめりになる中
『7000回転の世界はマシンが消え、肉体だけが残り、時間と空間を移動する』
この世界を疑似体験させてもらったのは感謝です。
最後、実話に即しているから、観客の思った通りにはならない
現実で(創作に満ち溢れた映画の様な)夢を見せるのは難しい
寂寥たる思い
最後の最後には解釈によっては光も見せていますが寂しかった…
そんな感じでした。
ハリウッド的映画
典型的なハリウッド映画。
しかし、CGを使ってない所が多く、臨場感がすごかった。
フォードのエグゼクティブを観ていると、自分の会社が頭の中に浮かんできた。大企業なんてこんなもんだと改めて感じた。私は、エンツォ・フェラーリみたいなエグゼクティブがいい。
80年代のHONDA F1ならもっと感動のドラマを作れそう。
古き良きレースの時代が素敵
60年代のアメ車やファッションがカッコ良くて吹く。レースシーンはドラマの一部で迫力は凄いがリアルでは無いかな。史実通り実在人物が大勢登場して、おー!お前がアイアコッカか!てなる。伝説のディトナフィニッシュの裏側その後を知って感慨。フォード重役汚い、シェルビーも(笑)。
クールで熱い、まるでレーシングカーに乗っているかのような映像と炸裂音。
映画館で鑑賞してこそ見応え↗︎の映画。
実話でも有り、撮影エピソードも気になった為
パンフレットを購入しました(^^)
その映画館では、残り3部との事でした。
まるで本人映像を観ているような迫真の演技の
マット・デイモンとクリスチャン・ベイル。
心から夫を支える続ける妻、真っ直ぐな眼差しで
父の姿を見守る息子。
アメリカ映画の実力を見せつけられた、そんな
映画らしい映画でした。
是非映画館で体感して下さい。
女性の方にもお勧めです(^^)
フェラーリはやっぱり美しかった
やはり子供の頃からこの歳になってもフェラーリという車には格別なものがある。あのイタリアンレッドの曲線は素晴らしい。また、エンツォ・フェラーリがケン・マイルズにハットをとって敬意を表するシーン、さすがです。金儲け主義のフォードには真似出来ない貴賓がありますね。
さて、本筋ですがIMAXで観たためド迫力で、これぞエンターテイメントという感じで良かったですね。まあ、ストーリー的にはラストは意外にあっさりし過ぎの感が否めませんでしたが・・・
それにしてもアメリカという国はドイツ、イタリア、日本に勝って盛り上がるシチュエーションが改めて多いですねぇ
これから先も枢軸国はヒールなんでしょうな。
車も俳優もかっこいい❗️
2020年 1発目の映画!
車は詳しくありませんが出てくるクルマがかっこいいしレースの迫力もスピード感があって良かった☆
クリスチャン・ベールの変態さもよく150分があっという間でした♪
1発目から良い映画見れて良かった😆
2020/1/19鑑賞
臨場感半端ない。
一発逆転の裏にある命がけの努力が感動を与えてくれる傑作。
またギアを変えるときの表情一つで緊迫感を伝えてくる演技が素晴らしい。
久々の興奮でした。
ちなみに、奥さんの運転シーンが一番手に汗握りましたよ笑
タイトルに違和感 ストーリー展開はドラマチックで実話とは思えない、...
タイトルに違和感
ストーリー展開はドラマチックで実話とは思えない、感動できる。
車好きにはたまらない演出がいっぱい。現代のfー1のコクピットと違い今にも壊れそうなアナログなところや音、振動、圧、、エンジンサウンドの迫力も申し分ない、素晴らしい。
新谷かおるイズム溢れるレース映画の傑作
3画面の4DXwithScreenXとレーザーIMAXにて2回鑑賞しました。
日本人の自分からすると、この話何処かで見た?と思っていたが、2回目の鑑賞で確信した!これは、「エリア88」や「ふたり鷹」などで、知られる男のロマンとメカニックを描かせたら当代最高の漫画家の新谷かおる氏の世界観そのものだと思う!
新谷かおる氏の作品で、カーレースを扱った作品は結構あり中でも、架空の自動車メーカーミサワが、当時のル・マン24時間の王者ポルシェに同じ水平対向エンジンで、初挑戦する過程を、社員ドライバーの目線で描いた中編「白と黒の羊」や破天荒な日本人ドライバーの挑戦を描いたラリー漫画の金字塔的傑作「ガッデム」などに、同じ様な展開や場面があり特に巨大な企業の組織の都合に翻弄されるドラマはとても似たテイストである。
例えば、初入賞と思ったら、会社の都合でのひっくり返しや本気のラリー走行に同乗させて重役を説得する場面などや登場人物の造形なども。強くて美しいマイルズの奥さんも新谷キャラそのもの。
本編の「フォードVSフェラーリ」もフォードのレース参戦の実話をベースにしているので、どちらか言えば、巨大企業VS中小企業の組織物のテイストも強く感じるが、それに拮抗するシェルビーとケン・マイルズの関係に胸を熱く出来る。
彼らを影ながらサポートするアイアコッカやメカニック達の姿も素晴らしい。
60年代ルックを再現した撮影も構図も見事で美しく、特にケン・マイルズと息子が、夕暮れのテストコースで語る場面や最初のル・マン惨敗したシェルビーがフォード二世と会見する場面の構図などもとても良い。
迫力のレース場面や疾走する車達の作り込み具合や小道具も、文句無しの出来映え。
役者達もサングラスをかけた場面が多くて、目の演技以外の口元の表情で、感情を上手く表現して、ここぞと思う場面でサングラスを外してたり視線と目線を使うなど、役者達の表現も豊かで、それ生かす演出と編集も見事。
最後の優勝出来ない部分にカタルシスがないとの意見があるが、困難に挑戦する人々の姿がそれを補って余りあると思う。一作目の「ロッキー」も試合には負けたが自分には勝利したのだから。
ケン・マイルズの物語
車を知り尽くした男の、友人や家族、車に対する思い、そしてトップスピードの世界で直面するもの…凡人には感じ得ない部分を体感できた気がする。
割れんばかりのエンジン音と軽快なシフトチェンジの演出が心地よい。圧を感じた。
フォードを嫌いになれる作品
レースシーンの緊迫感とエンジニア達の試行錯誤、ラストシーンも含めてかなり満足度高い作品です。
マシンを壊さないかギリギリのところを攻めるレースシーンはとてもスリリングな良いシーンでした。
それはそれとして徹頭徹尾フォードはクソ
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