「プライドと友情の選択」フォードvsフェラーリ 高トーさんの映画レビュー(感想・評価)
プライドと友情の選択
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最初はシェルビーの立ち位置もマイルズの立ち位置もイマイチよく分からなかったのですが、途中辺りから納得。
ル・マン初の米国人ドライバー、シェルビーは走れなくなり車の販売営業マンに。
マイルズは、小さな整備工場を持っているメカニックの傍らレースドライバーもやっている、車を愛する二足のワラジだけど貧乏人。
フェラリーを馬鹿にしていたフォードの面々は、何となくですがホンダとトヨタに似ているのかなぁと思いました。
副社長のレオがチョロチョロ小細工を仕掛けるのを、シェルビーが突っぱね、完璧を求めるマイルズが、最期の周回で、それに応えてスピードダウンする。
2人にしか分からない友情だと思います。
シェルビーだからこそマイルズは自分を譲ったのだと思いますし、マイルズだからこそシェルビーは必死に守ったんだと思います。
1960年代っぼく作り込まれた風景や、レトロカーの再現。迫力のレースシーン。
観ていて楽しめました!
レースが終わった後のマイルズとフェラーリのやり取りを見て次はチームごとフェラリーに行くのかなと思ったのですが、そこはリアルにできてますね。
しっかりフォードのチームとして働いてました。
史実ですもんね。
最後の最後。半年経過しても忘れえぬ友の思い出。
当たり前だけど、簡単に忘れられるわけないじゃないか。
その想い…本当にステキだと思います。
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