「映画の内容はフォードvsフォードなのだ」フォードvsフェラーリ たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の内容はフォードvsフォードなのだ
マット・デイモンは大好きだが、今作ではクリスチャン・ベイルが圧倒的に素晴らしい。ついこの間観たたのが「バイス」のチェイニー副大統領である。さらには「ダークナイト」のバットマン。同じ役者なのかと本当に驚かないではいられない。タイトルこそvsフェラーリだが、内容は「フォードvsフォード」。敢えて言うが、ここ数年の米国アカデミーに対する「白人映画」の逆襲なのかなと。それはトランプサイドということでは勿論無い。徹底してフォードをコケにしているしまさに「vsフォード」を描いた大企業糞食らえ映画なのだ。実際の1966年のル・マンの史実に基づいた映画であり、幾つもの企画が持ち上がった中で、今回の男の友情に的を絞った台本は大正解である。
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