劇場公開日 2020年1月10日

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「激アツ作品じゃね〜か。」フォードvsフェラーリ tbgohさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0激アツ作品じゃね〜か。

2020年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

萌える

この映画は”夢にかける2人の男のドラマ”であり、その男を支える家族の愛を描いた、激アツ作品だったと思う。

<フォードがル・マン24時間耐久レースで宿敵フェラーリに挑戦状を叩きつける!>という実話を題材にしているそうだが、随分脚色された部分も多かったようだ。

主人公はフォードのカーデザイナー、シェルビーと破天荒なドライバー、ケン・マイルズの2人。
この2人は違った価値観を持ちながらも、車に対する愛情は尋常でないという共通点があったように思う。
日々ぶつかりながらも、いい車をつくりだそうという情熱が2人の友情を深めてく。そんな展開がたまらなく心地よい。

また、ケン・マイルズの妻モリーは彼の最大の理解者であり、夫婦の愛情溢れる関係や子供とのやりとりもみていて気持ちがよかった。

シェルビーとマイルズはいわば自分たちのクライアントであるフォードとも、たびたび衝突する。

いろいろな障害を乗りこえながら、自由奔放に、ワイルドに、諦めない不屈の精神で挑戦を続ける主人公2人に共感しながら勇気をもらえる。
そんな映画だと思った。

カーアクションも迫力があり、ドライバー目線のカメラワークはマイルズの心情をうまく引き立てる効果があった。
全体的にただのアクションシーンではなく、うまく主人公たちの挑戦を盛り上げる材料になっていた。

エンドロールで流れるBGM、James burton “Polk Salad Annie”もなかなかよかった。破天荒な2人のドラマの締め合っていた。

tbgoh