「アメリカ的な映画だなあと」フォードvsフェラーリ MZさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ的な映画だなあと
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観ていい映画です。
それは間違いないんだけど、個人的にはアメリカ的な感性と自分って合わないなあと感じた部分も多々あり。
フォードがル・マンで王者フェラーリに挑戦する。
ほぼ話が見えているわけで、この設定の中でどう意外性を見せるかが面白さに関わってくると思う。そういう意味では正直意外性に乏しく感じました。
邪魔する身内、献身的な奥さん、かわいい子供等、出てくるだけで期待する役割があると思うんだけど、その期待通りに話が進んでいくからサラッとしてる。
サラッとしてるけど、プロットがしっかりしているし、スペクタクルがあるし、上手く作ってるから飽きないで見れる。観て損はない映画ですね。
ちょっと入り込めなかったのは、主人公であるカーレーサーの奥様がちょっと出来過ぎなとこ。
まず足が長い。まあいいんですが、なんだろあのスタイル。
顔は広末涼子。
カンペキなんですが、そんなカンペキな奥様と主人公が、まあカンペキなラブラブなわけです。
二人が出会うシーンなんて、個人的に日本人に置き換える癖があるからなんですが、日本映画でやったらドン引きか笑いが起きるんではないかと。
シャイさかげんがないんですよね。
ザ・堂々。
たぶん永遠にアメリカ映画とは相性が悪いだろうな。
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