「個人vs組織」フォードvsフェラーリ 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
個人vs組織
タイトルは「フォードvsフェラーリ」だけど、本作の本質は組織vsクリエイター、もっと言えば組織vs個人に集約される。
肥大して風通しの悪くなった組織の中で、様々な困難に立ち向かいながら“結果”で道を切り開く二人の姿は、「下町ロケット」を彷彿とさせるし、クライマックスのル・マン24時間レースのシーンでは、車がカーブに差し掛かると、観ているこっちも自然に身体を傾けてしまうくらい大迫力。
実話ベースということもあって単なるハッピーエンドではない、ほろ苦いエンディングも物語に余韻を残していく。
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