「気持ちよさ」フォードvsフェラーリ たにはるさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ちよさ
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良くある、それ要る?っていう恋愛要素の無さと速いカット割で気持ち良く観られた。
ひとつのプロジェクトを皆がちょっと高揚しながら作り上げていくワクワク感と、モータースポーツ特有の命がかかった緊張感、悪役の本気でムカつけるクズっぷり。
主役二人の演技も観る価値があると思えた。
特にクリスチャンベイルの画になり具合は他の役者さん達とちょっと桁違いだなぁと今作でも感じる。飄飄とかわしたい気持ちの裏の憤りまで無表情の中の目で伝わるくらい。
クリスチャンベイルと並んで演技できる子ども役のノア・ジュプの真っ直ぐさも良かった。
好きなシーンは、ケンが残業を建前にラジオでレースの様子を聴くシーン(奥さん邪魔するなよと思ったけど、そこでちゃんと踊るケンにもグッとくる)と、
24時間レースを追うフェラーリ社長のプライドの高さが主人公2人と並ぶくらいカッコ良かった。
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