アド・アストラのレビュー・感想・評価
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ロスト・シティZ宇宙へ行く
ジェームズ・グレイ監督/脚本の前作のロスト・シティZはアマゾンへ行くわけだが、今回はそれがディープスペースになった。前回は父メインだったわけだが、今回は息子が主人公なので、返映画なのか?
映像は美しい。目眩のような、どこか意識がぼんやりしたようなシーンも、妙にリアルなディテールの操作や手続きのシーンも。ただ今回は近未来で宇宙旅行なので、私たちでも知ってるような様子もあれば、知ってる風だが知らないシーンもあるのだが、まだ知らないはずなのに、それらは妙に過去の物事のような感じもある。
無音の世界の中で、でもブラット・ピット演じるロイはスーパー戦士に近い。似た感じのSF作品を見ている観客だったら、すげーと何度もなると思う。ただ、それがそうだと理解するんは、それらの映画などを見ている必要があるとも言えて、観客を選ぶ気もする。
無表情のブラッド・ピット
映像と音楽は一級、ストーリーは人を選ぶ
ぱっとしない。
SF は苦手です
ブラット・ピット 主演だから観ました。失敗した…。私は、こういう SF ものは、苦手なんですよ。ちっとも面白くなかった。これって、一言で言うと、「お父さんを探しに行くお話」でいいんでしょうか?
思い出してみると、「近い未来」とありましたが、なんかモヤモヤ。月なのに、宇宙服を着なくても生活できるの?とか、どうやって、火星に、こんな近未来的な建物を作るの?資材は、どこから持って行くの?とか、夢のないことを考えてしまうんです。フィクションって分かってるのに、その辺りを、すんなり自分の中に落とし込めないんですよね。SF 以外なら、映画なんてフィクションだしさ〜って言えるんですけどね。
もう二度と、SF は見るまい…心に誓いました。(って言いながら、出演者が好きだと観ちゃうんですけど…。)
結局のところ、息子は父の罪に苦しむのか?(これを日本版にリニューアルしてみる)
なるほど、壮大なスケールのわりには物語の進行は凡長で、落ち着きどころのはっきりしない映画なので、レビューの低調もわかる。
だがどうだろう、日本人に馴染みのない宇宙の話ではなくて、設定を日本に置き換えた話にしてみては?
例えば、舞台は幕末。公儀御庭番に腕っこきの若い隠密がいて、その亡父も名だたる隠密として名を馳せた。あるとき若い隠密が老中に呼び出され、任命された極秘事案は、父が最後に成そうとした蝦夷地探索の現状究明。実は、父は生きていて、頻発するロシアとの密貿易の手引きをしているのだとの情報があるのだ、と言い聞かされる。・・・まあ、未知の地は薩摩でもいい。もしくは戦国時代、秀吉に雇われた忍者でもいい。とにかく、時代から人物から全部馴染みのあるものに置き換えてみると、案外と奥深く示唆に富んだ映画と思えるのではないか? この設定なら父子の対峙も、最後に視線を交わす(交わしたよね?)二人も、それぞれの心情がよくくみ取れやしないだろうか。
勝手に想像していたストーリーではなかった
評判がよかっただけに、最後が物足りない!
まぁ、大風呂敷を広げ過ぎたり、思わせぶりなだけだったりする作品よりはましだと思うが… でも、こちらとしては、どんなエイリアンが出て来るのかなとか、父親はカーツ大佐みたいになっちゃったのかなとかいろいろ妄想していたので、ガッカリした。始まりは快調で、サスペンスもあり、主人公の有能ぶりを描いていた。途中の月面でのチェイス・シーンや救難信号が出ている宇宙船のシーンも悪くなかった。それが、火星のあたりから、おかしくなっていき、最後はガクッと来た。いわゆる大作ではないので、小品として観れば、拾い物と思ったかもしれないけど… 否定的な評が皆無とか、ピットはアカデミー賞主演男優賞確実とか書いてあったら、期待しちゃうのは、当然でしょ! 宣伝の仕方って、むずかしいものだね。残念!
父を訪ねて43億6,800㎞ (被ってもいい)
SFというか宇宙モノ☞ 大好きです❗️
ブラッド・ピッド氏 ☞ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の余韻があり好感度高止まり中です❗️
しかし、これレビューが芳しくない〜⤵︎で、かなりスルー寸前でしたが、そんな映画や普段観ないホラーなどでも不意に観てもいいと思えるのがレイト🕘タ~イム効果☝🏼
というわけで観て来ました💺
今よりもう少し先の時代の宇宙航行がリアルに再現された世界が舞台のお話で、通してサスペンスの微風の絶えない(ホラーなビックリイベント😳‼️もある)展開で、常にこの先どうなるんだ⁉️と見守り続けるSFアドベンチャーゲームプレイヤー気分でした👨🚀ドキドキ
最後は特にスッキリともモヤッともしない、(相手が相手なので)実際こんな感じの落としどころに収まりそうな気がしないでもない‥な展開で、え!? 宇宙でそんな風にできるの?と思う点もありましたが、まあ、親子お互いにそれぞれが長い旅路を経て遠くまで行った甲斐があった と言えるのではないでしょうか🤔
ブラピ氏は今回も‘カトー’や‘ヨシダ’の類いはいつでも掛かって来な‥な頼れるタフガイでしたが、、それでも宇宙って🚀‥ やっぱりドキドキ空間です💗
(乗り物酔い🤢がデフォで、🛳船上の一泊でも飽き飽きな私なんぞが実際に宇宙に行ったら‥ 退屈で鬱って、でも自殺もできそうになくどーなることやら🤨❓いやしかし、、スマホとそこそこ活況なネット掲示板があればなんかイケそうな🙃あ、でもアップロ-ドができないんだっけ‥)
ブラピ演技上手いけど…❗内省的な重い映画❗
この星の住民は・・・
この星の住民は、
太陽系や銀河系を、
星5つとかレビューで、
表現しようとしている。
のを親子で悲観して◯◯してしまう物語。
探索は?
サボリマシタ
宇宙を舞台にするなら、
知的生命体の探索っていうなら、
太陽系の端までっていうなら、
当然、期待度マックス。
逆ミクロの決死圏とでもいえばいいのか・・・。
ミクロを舞台にして、壮大な(壮大か?どうかはあなた次第)生命や神性を描く。
とは反対で、
太陽系の果てまでを舞台にして、
小さな思いやり、を描くんか〜い。
東海岸から西海岸、
とか、
Do you see the light!?
とか、
デトロイトやピッツバーグに行ったり、
とか、
ベトナムの川を上っていったり、
とか、
色々期待してしまいますが、
小ぶりなロードムービーの進化系ということで記録しておきます。
IMAXでの鑑賞がオススメ!!
冷静沈着と無感動は違うのだ
100年後の地球、良い映画でした。
100年後の未来の地球が舞台。人類は月へ旅行し、火星で暮らし始めるという、遠くはない未来。もはや世界というより、地球が一体となって、宇宙軍という組織が形成されている。
宇宙飛行士ロイが、太陽系の彼方(海王星)で行方不明となった父を探しに、地球から43億キロ先の宇宙の果てへと向かう、壮大なスペース・アクション。
宇宙の神秘を堪能できる。
なんと言っても月から見る地球は、真っ黒な中に青と白のマーブルが煌々と輝いている。この体感したことのない映像美を大画面いっぱいで見ただけで、感動と興奮に包まれる。
アドアストラとは「星の彼方へ」という意味で、ラテン語の「アスペラ アド アストラ」(困難を克服して栄光を掴む)という格言だそうだ。
それを聞いて、題名、ストーリーに納得。
ブラピはカッコ良く、トミーリージョーンズは馴染み深く(もう少し見たかった)、良い作品でした。
ただ、興味が無かったり、ブラピ見たさだと、宇宙の神秘的な静寂と闇のシーンでうとうとしてしまうのでご注意下さい。
本作は良く言えば特大ファール 悪く言えば、SF映画をなめるなです
SFファンです
なので大概のSFものには評価が甘くなります
しかし逆に厳しくしてしまう作品もあります
本作は後者です
本格時代劇の映画の触れ込みで、観てみたら着物の着方、刀の持ち方、かつらの付け方が出鱈目
肝心の殺陣は学芸会
これどう思いますか?
作品によって期待度というものがあります
料理でいえば、高級店の店構えをして綺麗な座敷に通されたなら、素晴らしい食材で手の込んだ料理がでて来るものと思います
美味しいかどうかは別であっても、とりあえず高級店としての料理人の腕は期待します
なのに、雑な包丁の入り方とか調理法や盛り付けでててきたらがっかりします
しかして来た料理は、立派な器に入ったインスタントラーメンだったのです
高級食材もなく、手の込んだ調理法もなく究極のインスタントラーメンですらなく
本作はそれです
SFの体裁を取っても結局は一個人の心理療法の物語ではがっかりです
たどりついたクライマックスも、主人公や登場人物への感動移入もさせてくれないのですから従って感動もなく、カタルシスもないのです
これならSFである必要はありませんし
文芸ものとしてもどうかと思います
じっくり腰を据えて文芸ものとして成立するように撮って頂ければ良いと思います
何を監督は語りたかったのか、この設定を使って何を表現したかったのか
こんなわけがない
真の隠されたテーマがあるのではないか?
そのヒントを掴もうと必死で観たにも関わらず、自分にはこの心理療法だったという結論以外に読みとる力は無かったです
科学考証ポリスなんて言葉があるらしい
SFの映像作品に対して、あれこれとここがおかしい、こんなことはあり得ないとかとか、クレームを入れる人々のことらしい
こんな人々の活躍のおかげで最近は作り手側が萎縮してSFから異世界ものファンタジー作品に逃げ出していると聞きます
そんな科学考証ポリスなんて百害あって一利なし
映像作品にはその演出上必要ならば、多少科学的におかしくても許されることです
宇宙空間で音がしても良いです
爆発して煙がモクモクでても迫力出るなら良いと思います
真空中にビームが軌跡を描いて飛び交うのも、科学的にあり得ない映像でもそういう映像の方が好きです
でも程度というものがあります
宇宙空間を酸素マスクだけで宇宙遊泳されたら流石に引きます
本作のものはそこまでひどくはありません
それでも疲れました
宇宙空間からの垂直落下は軌道エレベーターの下方だから、あれはそれで良いのかも知れない
チコクレーターから月裏側の米軍基地まで行くのになぜ与圧キャビン付きの月面車ではなくバギーなのか?
それも武装した者に襲撃が予想されるのに
そもそもなぜ物資の強奪が起こる状況なのか
何故に月面から、火星地表から宇宙船を打ち上げしなければならなかったのか
などなどの次々に浮かぶ疑問を自分なりに理屈を総動員して組み立てて納得していくのに忙しくて内容に集中できもしなかったからです
特撮は良いシーンが沢山あります
特撮部隊やセット美術の部隊は良い仕事をしていると思います
絵コンテにあったであろういい絵を映像にしています
それらを繋ぎ合わせたら素晴らしいSF映画になる?
とんでもない
その証拠が本作なのです
本作は良く言えば特大ファール
悪く言えば、SF映画をなめるなです
SF映画に甘いSFファンとして良いクオリティであった特撮とセット美術に免じて星1つオマケです
それでも本作を是非映画館で観て頂きたいです
それも出来ればIMAXの大画面で
特撮は素晴らしいのです
SF映画は時代劇や西部劇のように斜陽のジャンルです
一人でも多くの人に観て頂ければ次のSF映画が作られることに繋がります
何時の日にか2001年宇宙の旅を超える21世紀らしい真のSF映画が撮られることに繋がるのです
どこまで行っても人は人
公開週に観に行って「面白かったな」と満足していたので、久しぶりに覗いたレビューでの低評価に驚いています。
ところ変われば人も変わる…とはならず、この作品の宇宙で起こる出来事はもれなく地球的。
開発された惑星のエアポートにはファストフードのチェーン店。資源をめぐる争い。破綻するチームワーク。どこまで行っても人は人。
宇宙に行ったから全知全能になる訳でもないし…現状こうなるしかないよね、というリアリティを感じましたし、ある意味夢(ファンタジー)のない宇宙映画なのかもしれません。
やっと出会った父親を説得する場面など、介護施設に帰ろうよと空しく押し問答をしているようでしたし…。
併せて宇宙空間の静かな怖さや、その中での人間の無力感など、SFで観たいシーンが盛り込まれていて魅了されました。
宇宙飛行士が感じる、湿度と温度の懐かしさは如何ほどでしょう。
ラストシーンのコーヒーが心身に染みました。
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