アド・アストラのレビュー・感想・評価
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静かに胸に響く映画
定評価ですが私はかなりグッときました。地獄の黙示録というか原作の闇の奥っぽい雰囲気もあり、終始引き込まれました。難解な映画というわけでもなく、主人公の成長の物語だと思いました。ブラピの抑制の効いた演技も最高。インターステラーより全然好きです。
『インターステラー』にも似た壮大で美しい宇宙を舞台にした父と息子の葛藤
常に冷静沈着な宇宙飛行士ロイ。宇宙ステーションの船外作業中に発生した不可解な電気現象、サージの直撃を受けるが無事に生還。その後アメリカ宇宙軍に呼び出されたロイは地球外生命体を探索するリマ計画に参加し海王星付近で消息を絶ち還らぬ人となった父クリフォードが実は生きていてサージを引き起こしていることを知らされる。サージの脅威は太陽系を壊滅させる恐れがあり、軍はロイにサージの影響を免れている火星の地下基地から海王星付近にいると思われる父に通信を試みて欲しいと依頼、ロイは即座に引き受けるがその行く手には幾多の困難が待ち受けていた。
家族を捨てて旅立った父と、父を尊敬しながらも誰にも話せない複雑な心情を抱えた息子の話を壮大な宇宙を舞台に描いた物語。個人的には星野之宣の傑作SF漫画『2001夜物語』におけるロビンソン一族を連想しました。我々人類の他に知的生命体は存在するのか?というテーマは共通しているし、ラストシーンの醸す寂寥と安堵も非常に似ています。物語のスケールは壮大ですがその問いかけは現代に生きる我々、とりわけ社畜サラリーマンの胸に極太の楔をブチ込んでくるリアルで辛辣なもの。結局物凄く地味な話ではありますがドッシリ重いドラマになっています。物語の節々で『インターステラー』を観ているかのような錯覚を覚えましたが、それは当然で撮影監督がホイテ・ヴァン・ホイテマ。彼の捉えた映像はやはり途方もなく美しく、スクリーンでないと見えないような細かい演出もありますので出来る限り大きなスクリーンで鑑賞して頂きたいです。
疑問点は多々ありますが…
期待値をかなり下げたお蔭か、皆様のレビューを拝読させて頂いて、どういう方向性の作品か理解した上で鑑賞したのが良かったのか、個人的には楽しめましたし、なかなか良い映画だと思います。
まぁ確かに説明不足だったり、ブラッド・ピットさんの語りに加え、BGMがゆったりとした静かなものだったので眠気を誘われるのも分かりますが、途中に挟まるアクシデントなどのお陰で、僕は眠くなる事はありませんでしたよ。
評価が下がっている要因についてですが、多分、先日観た“ゴールデンリバー”と同じではないかと思います。
あの作品も“殺し屋の登場する西部劇”との事たったので、往年の西部劇を思い浮かべて観に行かれた方にはかなり不評だったみたいですが、アメリカ西部開拓時代を舞台にした兄弟の物語だとして見れば良い作品なんですよね。
アド・アストラも同様にアクションやサスペンスを過度に期待せず(個人的には結構ハラハラする場面もありましたが)アドベンチャーやスリラーではない事を分かった上で、宇宙を舞台にした親子のー父と息子の物語としたら、なかなか良い作品ではないかと思います。
男の子にとって父親はいつか乗り越えなければならない一つの目標ですし、それが特に同じ職業に就いてしまえば尚更ですね。
ブラッド・ピットさん、優秀な宇宙飛行士ながら、孤独を愛し、周りとのコミュニケーションが上手く取れず、平気を装いながら実は父親との関係が心の中に大きな傷となって残る主人公を好演していたと思います。
徐々にその心中が変化していく様も上手く表現されてましたね。
僕はロイと正反対でメンタルは豆腐並みですが、独りを望んでいるという点は一緒だったりして(実際に完全に独りになると淋しいと心中を吐露とするあのセリフは胸に響きました)ロイに共感出来ましたし、これは是非、男性諸氏に観て欲しい作品ですね。
TNGに似た話あった
SFなので女に理解出来るはずはない
メスはプラピーだけ120minおがんで金落とせ!
SFは知的能力の低い人には理解できない。
スタートレックseriesと、ディスカバリーの解明宇宙…series
見てる人だけ楽しめる作りです
フィクションを楽しむメンタルにゆとりのある人の娯楽。
スタートレックのどれかの1話くらいには
楽しめた。
最近のハリウッドは
やたら船外活動したがる
これは宇宙SFではないな?
銀河系の端っこで地球を滅ぼしかねない活動をしている父親を止めなければならない。そのために宇宙飛行士のロイは火星へ向けて旅立った…。
というとインターステラーやオデッセイのような宇宙SFを想像するのだけど、これは宇宙を舞台にしただけの父息子ヒューマンドラマだな?別に父の居場所を銀河系の端にする必要はなく、陸路で喜望峰へ行くとかでも成り立ちそうな話だった。
じゃあ、なぜ宇宙にしたのか?おそらく…完全な閉鎖空間に独りでいることと観客の宇宙観をどうにか利用したかったのではないだろうか。いや具体的には何もわからないのだけど。
じゃあ、父息子のヒューマンドラマを中心に据えて何を描きたかったのか?おそらく…旧ジュマンジのような息子が父親を克服して大きく成長する過程を描きたかったのではないだろうか。いや自信ないけど。
つまり、ほとんど全くわからなかった。この映画は一体何を描きたかったんだ?なぜロイを生かすために次々と上官が犠牲になったのか(ワールドウォーZのようなギャグじゃないはず)。なぜロイは父親に会わなければならなかったのか。父親の外宇宙へ対する異常な執着はなんだったのか。まるでわからない。
たぶん、その辺は何か仕掛けがあったのだと思う。私には読み取れなかった。とにかく、いわゆる宇宙SFでないことだけはわかった。
だいたい予想内
きっと興奮させられない、きっと悶々としてるのだろう、そう言った予想通りの内容だった。が、前半部分の地球周辺の描写は過去にない描き方をしてやろう感いっぱいで面白い。ゼログラビティ以降、というか。
無謀なほどの遠くの距離へ父を捕えに、しかも秘密裏に、しかもそれのミッションを突破して、というと回想とモノローグ出さざる得ないが、だからといってそこが強く刺さることはない。やはり個人的にはエンタメは期待してはいなかったが、後半、もっと大胆な父の変人変貌ぶりが見たかった。
ブラピの瞳は青かった
ブラピとともにゆったりと宇宙を浮遊する感覚、そして孤独感。これは好物だった。
時は近未来、宇宙飛行士のロイ(ブラッド・ピット)は太陽系の果てで消息を絶った父親(トミー・リー・ジョーンズ)を捜しに火星から海王星へ。
父は地球外生命体を求め先へ先へと進んだ。戻ることを許さなかった。
ロイの妻を演じたリブ・タイラーのふくよかな魅力、そして父親のかつての友人を演じたドナルド・サザーランドの不思議な存在感がいいアクセントになっていた。
私には、もうひとつでした
人間以外の宇宙生命を探すために海王星まで行き行方不明になった、宇宙軍きっての宇宙飛行士である父親を探しに行く息子の話。
深淵なる宇宙への壮大なる旅を描いた上で、身近な人々への愛情を改めて気づかせる、というのは、うまくいけば、かなりいい感じの映画になるんだけれど、本作は成功しているとは言えなかったなあ。
ここは、割り切って、宇宙の綺麗な景色を楽しもうくらいのノリで観てください。
まず、冒頭の映像は、素晴らしいと思う。まだ実現していない未来の姿を、またひとつ見せてもらえました。その後の旅で見る宇宙の風景や宇宙船はいくつも見所ありです。
月でも火星でも、人類はステージが変わっても争いばかりだ、というメッセージもあったように思うけれど、ちょっと自分のノリと違うんだろうな。
わかりにくいと聞いて、けっこう予習してから行ったのだけれど、今回はあまり生きなかった。
宇宙空間を舞台にした「地獄の黙示録」という評価もあったので、思い出しておいたのだけれど、はまらなかった。(自分の「地獄の黙示録」のレビューの追記には役立ちました)
宇宙というものを「人間の心象風景」のように描こうとした。人間とその人間の心の中を覗き見しているような感覚、遠くから見ると凪いでいるのに、近くで見ると激しく揺れ動いているという映像の対比が、心情の揺れにリンクしているという評価もあった。これは、自分のレベルが追いつかず、わからなかった。
こんな感じで、まだ私は、この映画の価値にたどり着いていません。
自分探し
こんにちは、LEOです。
本日「アド・アストラ」見てきました。
ブラピが出ているし、何ヶ月も前から告知されていたのでとても見てみたかったです。
内容ですが、主人公ロイが宇宙計画で知的生命体を探しに出たきり戻らない父を探しに遥々、冥王星へと探しに行き、そこで出会いや経験から自分探しをすると言うような感じの内容となります。
感想ですが、内容や予告からすると、どちらかと言うと「エイリアン コヴェナント」あたりを想像してしまい、またそう言う展開になりつつあったものの方向がどちらかと言うと自分探しに向いて行き、予告からするとちょっと意外な展開になってしまいます。
個人的には、独特な世界観で、ある意味楽しめたので見れてよかったです。
特に近年、燻銀が効いて来たブラピを観れるのもいいです。
お時間許す方は見てみてはいかがでしょうか?
果てしない宇宙へ父親と自分自身を探しに行く旅
まず注意しておいたほうがいいのが、この映画を見る際には睡眠を十分にとっていたほうがいい。眠くなるからw
静かな宇宙空間の雰囲気で、BGMもそこそこなので激しいアクションを期待している人にはまず向かない。
それでもそういう静かな雰囲気は好みなので、演出自体は割と楽しめた。
いろいろと言われているようにシナリオにはあまり期待しないほうがハードルが下がって楽しめるかもしれないw
ロスト・シティZ宇宙へ行く
ジェームズ・グレイ監督/脚本の前作のロスト・シティZはアマゾンへ行くわけだが、今回はそれがディープスペースになった。前回は父メインだったわけだが、今回は息子が主人公なので、返映画なのか?
映像は美しい。目眩のような、どこか意識がぼんやりしたようなシーンも、妙にリアルなディテールの操作や手続きのシーンも。ただ今回は近未来で宇宙旅行なので、私たちでも知ってるような様子もあれば、知ってる風だが知らないシーンもあるのだが、まだ知らないはずなのに、それらは妙に過去の物事のような感じもある。
無音の世界の中で、でもブラット・ピット演じるロイはスーパー戦士に近い。似た感じのSF作品を見ている観客だったら、すげーと何度もなると思う。ただ、それがそうだと理解するんは、それらの映画などを見ている必要があるとも言えて、観客を選ぶ気もする。
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