アド・アストラのレビュー・感想・評価
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すごい映像をみよう
物凄い潤沢な予算と、暑苦しいほどの情熱と、シンプルな脚本が集まるとこうなりますの典型。
と言いたい作品。
とにかく魅せる。
こんなロケット発射の撮り方を今まで観たことないし、そんなこと出来るんだ!のビックリもあるし、
おいおい海王星かよとか、
月はもうフツーに暮らせるんだとか、
火星もありですかとか、
そういったところは楽しめたけれど、
如何せん、脚本がシンプル過ぎて、こんな壮大なスペクタクルに、
そんな安直な動機なの?!とか、
それで良いんですか?とか、終始突っ込みどころ満載でした。
ブラピはワンハリとがらりと雰囲気を変えているので、
違和感なく観られたけれど、
トミー・リー・ジョーンズはもはや、
缶コーヒーのCMのせいで、
なにをやってもホントは宇宙人なんでしょと疑いたくなる始末w
凄い映像が観たければこの作品はとても良いと思う。
(奇しくも見終わった直後にHB2をJAXAが飛ばしたので、リアルの方が玩具っぽく見えた)
名優
壮大な映像と心の中への旅
スペース カウボーイの続編にしてほしかったわ。
盛り上がりに欠けた今更なSF宇宙映画。
大げさなセットに内容がまったく付いていっていない。
トミー・リーやドナルド・サザーランドが出てくるくらいなら
スペース カウボーイの続編でも作ってほしかったよ!
トミー・リー(ホーク・ホーキンズ)が月で生きてた! ってことにしてさ。
イーストウッドさん、頼みます (人-)。
2022 12本目
喪失感と宇宙の寒々しさと
切なすぎて、悲しすぎ、もどかしいこの気持ち。
シンプルは美しい。
SF映画でこんなにもシンプルで、美しい映画に出会ってしまうとは…。
これは、宇宙を舞台にしているけれど、話の内容はもっと別の人と人とのつながりの物語。
余計なものを全て削ぎ落とし、シンプルな映像だけを見つめたら、宇宙の壮大さの中に小ささな自分が投影されてくる…。
余計な音は一切ない。
あるのは、究極の静寂のみ。
シンプルさの中に浮かび上がるのは、ブラッドピットの切なげな青い瞳。
宇宙飛行士の父親を追い求めて、宇宙飛行士になった彼。
父は宇宙の生命体を見つけ出すために、30年以上家に帰ってくることはない。
家庭を捨て、地球を捨て、ひたすら宇宙の生命体を追い求めるために、宇宙に身を捧げた父の姿がすごく遠くに感じました。
そして、仕事に没頭する父親の姿が、私にはどうしても理解できませんでした。
でも世の中には、そんな仕事人間に共感する男の人がいることも事実。
周りのことを一切拒絶し、自分の信念を貫き生きる。
それが結果として、仕事人間と言われてしまうのでしょうね。
せっかく父親のことを助けにやって来たのに、拒絶され嫌悪される息子の姿が辛すぎる…。
結果的に2人は別れることになるのですが…。
広大な宇宙の中に浮かび上がる、父と息子の悲しい別れが切なすぎました。
BOSSのCMで宇宙人を演じているトミーリージョーンズさん。
今回彼が、宇宙に魅了され、宇宙で生きることを選択した姿が、なんだか運命的に感じる。
彼は宇宙に愛されているのかもしれないですね(笑)
SF映画だというから、てっきりアクションありの爆音ありのスペクタクルだと思っていたら、な、なんと!親子の絆をみることになるとは…。
予想を裏切られる展開ではあったものの、こういう人と人とのつながりや別れの話は嫌いじゃないので、最後まで楽しめました
(*´∀`*)
自分にとって大切なものは何か?
今の自分の大切な存在と一緒に映画を観れたら、そのものの存在の重要性に気がつけると思います。
今、地球で生きてることの幸せを感じさせられる意味深な映画でした
(*´꒳`*)
ありがとうございました!
想像以上に淡々。宇宙の深淵への壮大な旅の行方。
【賛否両論チェック】
賛:主人公の壮大な宇宙への旅の果てに待つ、家族や人生に対する哲学的な問いかけに、観ていて思わず考えさせられる。
否:展開は思った以上に淡々と進み、かつ哲学的なので、見方によっては非常に退屈してしまいそう。ラストも呆気ない感が否めない。
なんというか、良くも悪くも非常に哲学的な作品といえるかも知れません。かつて宇宙の彼方へと消えた父を探し、途方もない旅へと出た主人公・ロイ。そんな彼が壮大な旅の果てに知る父の行方と真実に、家族や人生の目的といった深いテーマを考えさせられます。
ただ「宇宙の果てへの旅」と聞いて想像するようなハラハラ要素はほとんどなく、ただただ淡々と旅が進んでいくので、冒険モノを期待して観てしまうと、メチャメチャ退屈してしまうと思います。
どちらかというと人間ドラマというか、難しいテーマが好きな方向けの作品といえそうです。
静寂に耳を傾ける
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