「苦悩するブラピもカッコいい」アド・アストラ 世界のメガネさんの映画レビュー(感想・評価)
苦悩するブラピもカッコいい
僕は嫌いじゃなかった。仕事終わりのレイトショー。前評判から眠ってしまうんじゃないかと思ったが、不思議と眠くはならなかった。ぼんやりとだが、苦悩するブラピに感情移入した。世界が愛するスターは、時折酷く内省的な映画に出て、極端に抑えた演技をする。果たしてこの男は何をしに宇宙の果てまで行ったのか?狂気の向こう側に行ってしまった父との別れの後、孤独を脱する為に地球へ戻ると言うブラピの姿に首をかしげたが、何と別れた妻との再会とは!宇宙の無音の世界に放り出された主人公は、酒浸りになっていないだけで、これはアンジェリーナと子供たちとの別れに苦悩するブラピの姿なんじゃないのか。なんて思ってそこそこ楽しめました。
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