エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのレビュー・感想・評価
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未来の自分を信じる強さ
ティーンエイジャーは色々つらい。
私の時代はもちろんSNSなんてなかったけど、とても共感できるストーリーだった。
仲間に入っていくときの勇気、異性や年上にちょっと背伸びすること。親には、イケてない自分を見透かされたくない気持ち。
胸がツーンと痛い場面も多く、久しぶりに学生時代のエピソードを想起してしまったりもした。
自分を信じて、前に進んで行こうとするケイラは素敵。大人になった今もいろいろつらいことあるけど、前に進むしかないよね。
あー、しかしクソとオタクしかおらんのか、あの国には?
ちょっとダメだ、これは。お父さんとしては、もうね。説教あるのみでしょ、お説教。いや、体罰許可して、お願い。木刀使わせて、頼むから。金属バットとは言わないから、せめて竹刀くらいは。
だいたいやな、お前。好きでもない女の子、しかも初対面の、それも中学生相手に、なんや、その恰好と態度と言葉。脱ぐか普通、脱げって言うか普通、いや普通じゃ無くても言わんだろ。俺の前でやってみ、それ?あぁん?やれや、やれるんか、やれるんか、おんどりゃぁ。いやいやいや、Blowjob要求?馬鹿かお前。脳みそにウジ湧いてるだろ。つまり、お前の脳みそは死んでるよ、機能してねぇよ。と言うか、一回死んでみる?いや、一回死ね、百回死ね、千回死ね、生き返って来るな、永久に。
あーーー、クソクソクソ。出て来る男がクソばっかで腹立つ。
が、そんな映画じゃ無いっす。
COOLになりたい、なりたかった女の子。4年後の自分へのメッセージは、私はこうなりたい宣言。もっと自信もっていこう、と言うか、決意が君をクールにしてくれる、ってだけなんだけどね。って思いました。
真実か、挑戦か?きみの〇〇を〇〇たい
グッジョブ、ハンジョブ、ブロージョブ・・・日本語にすると危険。などと、YouTubeに日記のような投稿するなら、もっと目立たなきゃとも思ったりして、今の世代の子たちは自分を発信するためのSNSが多様化しすぎるために選択するのも大変だと、かわいそうにも思えてきた。もうちょっと前の2000年台ならチャット中心だったろうに・・・
子どもがいる親、まさしく今が同年代といった方には共感できるのだろうけど、そうでない人にはつらいものがあった。ビデオ日記なんてつまらな過ぎるもの。陰で「痛い女子」などとディスられてる気がしてならない。ケネディのお母さんやゲイブ、それにお父さんが彼女を理解してくれてるのだろうけど、やっぱり色々挑戦しなきゃダメだよな~などと、無口賞のケイラを温かい視線で見つめてしまった。
ただ、個人的な感想として、それほど心打たれなかった。かつてチャットをやりすぎたためだろうか、もっと自分を隠して、匿名性のネットを利用することが大切かな。いきなりの顔出しYouTubeはむしろ危険だと思う。
最後にビックリしたのが、動画のケイラの目が大きくなっていたこと。最近じゃ勝手に目を大きくしてくれるんですよね・・・写したことないからわからないけど。『恐怖人形』ではそれをギャグにしてました(笑)。
心が満たされます!
これは絶賛される理由が解ります!
共感することしか無いですよ!
Youtuber兼コメディアンのボー・バーナムの初監督作品である青春映画。
この映画はアカデミー賞にノミネートはされなかったものの、数々のハリウッド監督やオバマ元大統領が絶賛されているので気になっていました。
おまけに「ムーンライト」や「ヘレディタリー」等、数々のアート系映画の傑作を連発しているA24製作というのも期待の一つでした。
そして、「エイス・グレード」は素晴らしい映画でした!
観てる時はほっこりするし、観た後も心が満たされます。
主人公のケイラはクラスに全然馴染めない、いわゆる陰キャな子で、そのケイラが高校に上がろうとするのをきっかけに成長していく物語です。
まずケイラというキャラクターに共感ばかりしていました!
僕も中学の頃はいじめられていた関係で全然クラスにも部活のメンバーにも馴染めませんでした。
そして、そんな自分も高校に入ったら友達が出来て、部活のメンバーともそれなりに仲良くなることが出来ました。
そんな学生時代を過ごしていたので(今でも学生ですが笑)、ケイラの孤独感や学校の疎外感は本当に共感しながら観ていました。
そんなケイラを観ていると僕は応援したくなりますし、微笑ましいし、凄くいとおしい気持ちになります。
また、ケイラを演じた女優も良かったてます。
華がある女優を使わずに、一見地味な子を起用したことでケイラのキャラクターによりリアリティーが出ていました。
あと他に好きなシーンとしては、
自分の部屋でエンヤの「Orinoco flow」を聴きながらスマホを観ているシーン。
馴染めない現実を良い感じに逃避しながら楽しんでいる姿は夢に浸っているようで、父が入ってくると途端に音楽も止まって現実に戻るという構図が凄く堪らないです。
また、ケイラがタイムカプセルを燃やす時の父とのお互いの心境を語り合うやり取りも凄く心が満たされます。
ポスターのイラストにもなっていますが、この映画の一番の名場面ですね。
映像や俳優の演技が特別素晴らしいというわけではありませんが、それでも感動できました。
この映画は大まかあらすじ通り淡々と進行していく上に、低予算であるが故にカメラワーク等が音響がプロっぽくはありませんが、それでも自分はこの映画は好きだと胸を張って言える内容でした。
また観たいですね!
※この映画は9月20日に観に行きましたが、2回目を観てレビューを書こうと思ってずっと書いてませんでした。
ただ、先月が忙しかった上に新作の方を優先していたので観に行けませんでした。
【SNS時代の悩める中学生の姿を父親目線で観て、涙ぐむ】
数十年前の自らを振り返っても、中学は微妙な時期だった。”中”だしね。
SNSの急速な普及で、現在の中学生は友人関係や性との付き合いとか更に微妙なのかな。
前半のケイラの姿は観ていて、少し痛々しい。懸命に”自分を変えよう”とSNSで様々なメッセージを発信するが、レスポンスはない。
”欲しいのは自信と友達と彼氏”というケイラの想いはなかなか叶わない。切ない。
アメリカの就学制度や学校行事(銃対策の訓練などに驚く)も垣間見える部分にも興味を持ったが、何よりケイラの父親に対して、”おい、年頃の娘に干渉しすぎだろう!”と心の中で突っ込む回数数知れず。
ショッピングモールの件では、苛立ちすら感じてしまったが、あの”焚火”の前で優しい表情で、娘に語りかける愛情溢れる言葉を聞いて涙してしまったぞ。素晴らしい父親ではないか!
ケイラが徐々に自分自身を認められるようになり、大学生の自分にメッセージを送るシーンも沁みる。
<声優さんだと思っていたエルシー・フィッシャーが自信なさげに背中を丸めて悩める”エイス・グレード”ケイラを演じる姿がとても愛おしく感じてしまった作品>
内気な主人公の描写が見事
友達や親とうまく付き合えない13才の女の子youtuberの話。
「レディ・バード」の制作陣も携わってるようで、雰囲気が似たところも。
空回り。空虚感。派手な出来事は起きない……。
ただ今作はレディ・バードの年齢の女子に憧れる……ただ憧れる”だけ”の年頃の女の子の話。うーむ、絶妙。
正直、全体では期待しすぎたかなーってトコはあります。
思ったより心がバクバクと動くことはなかった。
でもじんわりと、自分の人生の軌道修正をしたくなる。
そんな映画でした。
この映画の見どころは主人公のコミュ障描写。
ネット弁慶なコミュ障には核爆発級に破壊力のあるシーンだらけで、見ながらうぎゃーーってなりました。
精神状態が弱ってる人だと離脱しちゃうかも;
パーティーで所在なくさまよう。
相手を褒めてるだけで会話が盛り上がらない。
笑顔を貼り付けて話を聞く。
たまに発言したら白ける。
親の好意を疎ましく思う。
ネットでは自己表現しまくり。
僕の映画か?と思えるほどあるあるなコトばかり。
”ちゃんと生きないと”と思わされました;
とにかく内気な主人公の描写が見事。よくここまで描ききったと。
演技も素晴らしい。
おどおどした喋り方や表情はもちろん、肉のたるみ具合や肌の絶妙な荒れ方とか……ケイラになりきってる。
幼いのにすごい演技力です。
Facebookは古いとか、youtuberとか、中1のタイムカプセルからシュガー・ラッシュの映画チケットが出てきたりとかリアルな”今”を描くのもうまい。
そんな”今”の作品なのにBGMにエンヤが使われるミスマッチにニンマリしたり;
微かな変化
クールでありたい願望
家族が父親だけだから
家でも話し相手居ないよな〜あの年頃なら尚更
でも、携帯やパソコンに向けて
自分を外に発信出来るのならいい世の中だわ
携帯すら無かった昔は
それこそ独り悶々とするしかなく
中高一貫だった私は高校デビューもなく…
中二病は万国共通なんですね
エイデンの登場の仕方が毎回笑えるし
彼との繋がりの求め方とか
パーティーの時のカラオケはどっちなんだろう?
上手かったのか下手だったのか
ただ自信満々で歌いました!だと自分に酔ってるキモいやつだし
若いからやり直しは何回でも出来る!
2年前のタイムカプセルは闇過去として葬られたけど
卒業式にはクラスメイトに怒りぶちまけてるし
エイデンの事も中身を知って幻滅したし
次の高校生活でやり直しは出来るから!
更には大学でも社会人でも·····
お父さんの愛情たっぷりな言葉
差し伸べてくれる手があるだけで幸せですよ
優しさとか、勇気とか、愛の物語。
クール、連発だった。
できすぎの父親
主人公かわいい
お父さん、いいよ
思春期女子の物語を観ると、つい自分も同世代気分になってしまう。図々...
内省的で自信がなくて自意識過剰で、何処にでもいそうで、でも実は他には代えがいない自分のための映画
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