「我こそはドン・キホーテ、デ・ラ・マンチャ!」テリー・ギリアムのドン・キホーテ 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
我こそはドン・キホーテ、デ・ラ・マンチャ!
ヨーロッパの時代遅れの片田舎。こんな場所、よく見つけてきたものだ。そして、気狂いした老人。イカれているのか、正気なのか、ただ、愚かで惨めな老人であることは代わりない。どこまでが現実で、どこからが夢なのか。そのあいまいな夢と現を交互を行き交うように、アダム・ドライバーがほうほうの態で大立ち回りを演じるから面白い。女にはだらしなく、けっこう見栄っ張りな男。それでいてどこか憎めない、そんな役をアダムが好演。
なんだか、訳がわかないが、これだけは言おう、デ・ラ・マンチャ、永遠に生き続けるのだ、と。
コメントする