劇場公開日 2019年11月29日

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「【大きな衝撃はありませんが安定感あるマフィア潜入モノ。三秒間の死角の意味が…】」THE INFORMER 三秒間の死角 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【大きな衝撃はありませんが安定感あるマフィア潜入モノ。三秒間の死角の意味が…】

2022年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

・2019年公開のイギリスのスリラー映画。
・奥さんを守るために人を殺してしまい12年の服役刑を受けていた元特殊部隊の兵士ピート。彼はとあるFBI捜査官から早期出所と引き換えに秘密裏に捜査協力(マフィアへの潜入捜査)を求められ応じていた。そんな中、同じく潜入捜査を行っていたNY市警の正体を暴いてしまい、しかも死のきっかけを作ってしまったことから事態は急変。マフィアの目、NY市警の目、FBI内でも秘密裏で動くがゆえに最大限の協力を得られない状態。自身の正体がばれると奥さんと子供に死の危険が迫るという状況の中で物語はどう転ぶのか… という大枠ストーリー。

[お勧めのポイント]
1.安定のマフィア潜入もの
2.Happy過ぎない適度な落とし方が素敵
3.絶体絶命を切り抜ける要因にヒューマンドラマが

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1.安定のマフィア潜入もの
 ・大きな衝撃はありませんでした。しかし、普通に映画として愉しんで観れる安定の作品。映画館で観ても満足感を得られたと思います。

2.Happy過ぎない適度な落とし方が素敵
 ・ポジティブな方向で落としてくれます。ラストシーン手前は痛快な気持ちよさ。ラストシーンは適度なHappy。マフィア潜入というドロドロ系にならざるを得ない物語の上ではニュートラルに戻る程度の丁度良い落としどころだったと感じました。

3.絶体絶命を切り抜ける要因にヒューマンドラマが
 ・終盤で主人公ピートが絶体絶命の状態になります。「これ、どうすんの?どうなるの?」と緊張感を楽しめます。そこからの切り抜け方は、王道なんですが、気持ちよい。
 ・それでもすべてのピンチ要素を切り抜けられていない状況で、物語が転換するのにエリカというFBI捜査官の心情が効いてきます。そこに至るまでに彼女の葛藤のようなものを魅せてくれていたからこそ、生きる、物語構成。アクション要素の強い物語終盤でヒューマンドラマが垣間見えて楽しめました。

・さて、邦題で「三秒間の死角」というサブタイトルがありましたが、これが観終わった後、「で、どこ?」と。笑 どうやら原作小説のタイトルが「三秒間の死角」のようですね。考えれば確かにここだ、というシーンはあります。が、何も考えずに観ているとこれといった「三秒間の死角」は感じませんでした💦 ちなみに、後で考えた私が思う「三秒間の死角」は言葉の通りに「死角」です。もし、これから観られる方は、それを頭のどこかにいれつつ、探してみてください。リアルタイムに気づけるかもしれません!
・「三秒間の死角」、原作小説ではこの辺が重要な要素として詳細に描かれているか…など推察してしまい、読みたくなってしまいます。もしかしたら、これを狙って敢えてわかりづらくしたのでは笑 ありがとうございました。

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#全体3.4 #物語3.5 #演出3.5 #演技3.4 #配役3.4 #映像3.5 #音楽3.3

3104arata