紅海リゾート 奇跡の救出計画のレビュー・感想・評価
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モーセ作戦とヨシュア作戦の実話がベース
クリス・エヴァンス主演『紅海リゾート』鑑賞。
1980年代にユダヤ人をスーダン難民キャンプからイスラエルに秘密裏に逃したモーセ作戦とヨシュア作戦の実話をベースにしたサスペンス。
難民は日本人には馴染みが薄いかもしれないが世界には死と隣り合わせで助けを待つ人たちがいるのだと痛感させられる。
モーセ作戦はスーダンの難民キャンプから1984年から1985年までに8000人を救出したとされている。続くヨシュア作戦はモーセ作戦で救出出来なかった難民キャンプのユダヤ人たちを救出するため100人のアメリカ合衆国上院議員全員が署名してレーガン大統領へ請願した事で実現したという。
映画は難民という重い題材だがリゾートホテルを隠れ蓑に救出作戦を行ってた事もあって笑える所もちょっとある。本当の観光客が来たりとかw
エンドロールでは救出劇の実際の映像や写真が流され難民の笑顔が印象的だった。助かった人の先の人生がどうなるか分からないが生きていれば未来はあると思える。
余談だけど、ついいつかクリエヴァがテロリストに単身立ち向かうんじゃないかという妄想が頭をよぎってしまうw冒頭の子供を助けに戻るシーンや常に腕立てや懸垂とかで身体を鍛えてるシーンはもうキャプテン・アメリカにしか見えないwちなみにリゾートホテルなんで上半身裸になるシーンもあります。
リエヴァ以外にマグニフィセント7のヘイリー・ベネットやMCUファンにはアイアンマン2のマンダリンでお馴染みのベン・キングズレー、更にザ ・ボーイズのトランスルーセント役アレックス・ハッセルも出てる。あと敵の大佐どっかで見たと思ったらGOTHAMのルーシャスだった。
どうしてもクリエヴァがキャプテン・アメリカに見えてしまう…
こんな実話があったとは知らなかったので、その点は勉強になった。
すごく分かり易くてすんなり頭に入るが、映画としては表面的すぎてそれ以上のものはなかった。そのせいか、超人血清を打たれていないクリス・エヴァンスが救出作戦を実行している&無駄なサービスショットが多いなぁ…という印象を受けてしまった。
クリス・エヴァンスはプライベートで政治的な発言が多いので、この映画に出演したのも納得。今でも問題になっている社会問題をトップスターが演じることで、多くの人に意識づけられるし映画以上の価値もあると思った。
エチオピアのユダヤ人
イスラエルはエチオピアで迫害を受けているユダヤ人を救出するために、スーダン経由の脱出ルートを作る。
スーダンの海岸に廃業したホテルが残されていたので、モサドがカムフラージュのため経営する。
スーダンにはイスラム過激派が跋扈しており、官憲以外にも要注意状態だった。
「栄光への脱出」エチオピア編みたいな感じで、かなり重い。
キャップと同じくらい正義感溢れる主人公
クリエヴァはキャップと同じくらい正義感溢れる主人公。冒頭の救出劇はさすがキャップという感じです。重いシリアスな内容なのですが、中盤のホテル運営のドタバタな展開はコミカルで面白くなっており、ラストはハラハラで緊張感のある仕上がりになっています。自分の命を賭けてまで難民を救った6人が素晴らしかった。
やりたい事は分かるが物足りない!!
スーダンでリゾートホテル経営を隠れ蓑にして、大量の難民を逃がします。タイトルに惹かれて観始めましたが、リゾート感は殆どありませんでした。クリス・エヴァンスの風貌は「スノーピアサー」の髭面です。舞台のインパクトや象徴的な使い方は「ホテル・ルワンダ」より大分弱く、ここにいたらヤバいという緊張感は「ブラックホーク・ダウン」や「ボーダーライン」よりかなり劣る感じで物足りませんでした。
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