「たまにはこんな映画も」ハウス・ジャック・ビルト 世界のメガネさんの映画レビュー(感想・評価)
たまにはこんな映画も
頭のおかしな殺人鬼が、人を殺していく過程を淡々と見せられて、かなりツラいものがあった。覚悟はしていたが、サイコパスの内面を描くとこうなってしまうんだな、と困惑した。殺人鬼を追う者がいる訳でもなく、殺人鬼から逃げる様をスリリングに描く訳でもなく、エスカレートしていく殺人と死体をコレクションをする様を、殺人鬼の視点で描いている。ラ―スフォントリアーは相変わらず嫌な映画を作るものだ。最後はキッチリとケリをつけてくれるので、見終わった後は面白かったなあと思えた。絵画のような美しい映像も見応えがあった。
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