「目を背けたくなるような殺人シーン」ハウス・ジャック・ビルト Jiroさんの映画レビュー(感想・評価)
目を背けたくなるような殺人シーン
切り裂きジャックの話っぽいタイトルですが、また違う架空のサイコパス連続殺人鬼ジャックさんの話。舞台はアメリカ。
一見冴えない風体で鈍臭そうな主人公。
強迫性障害に悩みながら、その異常な執着で殺人を侵しては作品として写真に収めてコレクションし匿名で公開する。
強迫性障害に苦しみながら殺人を犯す序盤については、異常性はあるものの滑稽な描写にもなっており・・・例えば殺害現場の血を全部拭き取れていたかどうかが不安になり、リスクを冒して何度も現場に戻ってくる・・・楽しく見れていたけれど、徐々に快楽殺人鬼に様変わりしていき被害者の精神的に追い詰める描写などが増えてくると圧倒的な不快感に襲われました。
その殺人の一つ一つで一本のサイコパス映画が取れるようなシーンの連続。
自分の理想の家を建てたいという欲求と殺人からのアート作品作成の欲求となぞらえている点は面白いのだけど、何せ描写が残酷すぎた。
スナフ映像が耐えられる人じゃないと難しいですね。
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