劇場公開日 2019年9月13日

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「骨太のジャーナリスト」プライベート・ウォー aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5骨太のジャーナリスト

2019年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

主役のメリー・コルヴィン(ロザムンド・パイク)が、とにかくカッコいい。

負傷して海賊風の眼帯しながら、戦場でのラフな姿も画面映えするのはもちろん、カクテルドレスを着ても絵になる。なんなんだろう、この存在感。
くわえタバコで、パソコンに向かい、見たものを叩き出す感じで記事を書く。悲惨な現場を渡り歩き、自らも犠牲者となり片目を失い、PTSDに苦しめられながらも、また前線に向かう。勇気というより、もはや狂気だ。その迫力で、最後まで画面に釘付けにさせられる。
イメージとしてはクイーン・エメラルダス(そういう年代です)なのだが、あちらは優しさを秘めた熱さがあるが、こちらは使命感を全開に常に前進していくイメージだ。
実在した人物の話だが、暴走する彼女を持て余すキャップや、彼女を尊敬して付いてくるカメラマンなど、キャラクターも置きがいがあり、テレビシリーズにもなりそうな設定なので、ドラマとしてやってくれないだろうか。

これが実在した方だとは驚きだ。とりあえず面白い作品だ。

AMaclean