プライベート・ウォーのレビュー・感想・評価
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実在したジャーナリストの物語。自分は主人公に共感できなかった。
実在したジャーナリスト
メリー・コルヴィンの物語
内戦中のスリランカでの取材中に銃撃戦に巻き込まれ、左目を失明してしまう。
その後も臆することなく、各地に出向き取材を続けるのだが・・・
どうも、この『映画の主人公』に共感できなかった
そのため、普通にドキュメンタリー番組を見ている感覚
勉強にはなったし、
このような人たちのおかげで、戦地の情報を知ることが出来ることには感謝しているが
繰り返しになってしまうが、主人公の性格に共感できなかったので
評価は低くなった
ジャーナリストという存在意義
戦争について日本人には なじみが薄いため共感されずらいテーマ。 でもロシアとウクライナ。 イスラエルとパレスチナのように 悲惨な状況を見ていると くるものがある。 ジャーナリストも人間なので 感覚がマヒしたり、 ストレスで精神がやられたり たばこや酒で紛らわす。
凄い勇気と使命感
ロザムンドパイク扮する1986年に戦場記者になったメリーコルヴィンは十分用心して戦場へ行った。誠実な報道をすると評判を取っているメリーはスリランカへ向かった。戦地では人が死ぬかもしれないし、自分が死ぬかもしれないが記録を怠らない。メリーは爆撃を受け左目を失った。 女性の身で凄い勇気と使命感にびっくり。伝説となったメリーコルヴィン。でもそんな恐い戦場へどうして行けるんだろうね。それも記者仲間でも標的にされるところへ行くからさ。精神的にもおかしくなっても不思議じゃないね。
女だからか?
公開当時を見逃してしまい、観る事ができて良かったです。 煙草やお酒のシーンはまだいいとしても私的な交友関係や病院の事をああ詳しく表す必要があったのでしょうか。 実在のそれも故人なので仕事面をもっと出す方がいいと思いました。 勘繰り過ぎかと思いますが、もし男性なら、もっと功績に時間を割いたと思います。
んー、そこまでは、
おもしろくはなかった。 自分がこの映画にハマらなかったというか、んー、なんかつまんなくも感じて。 主人公が悩んでるのもわかるけど幻覚なのか現実なのか、シーンがよくわからんかったとこもあり、ストーリー自体もおもしろくなく。 なにが言いたい映画だったのか。 なんにせよ、いつでもどこでも人の争い、殺し合いは愚行で無益だな、と。 それに懲りない人間たち。
私は見捨てたくない 〜 HOMSからのリポート
英国サンデー・タイムズ紙に勤める米国人ジャーナリスト、メリー・コルヴィンをロザムンド・パイクが熱演。
戦場での過酷な体験によるPTSDに苦しみ、恐怖心を抱えながら、また戦場へと向かう彼女の強い使命感に驚かされる。
同僚や仲間と交わす会話、お酒を飲み、恋をする姿がリアルで、演じたロザムンド・パイクが戦場記者にしか見えない。エンドロールに映し出されたメリー・コルヴィンもまた、ロザムンド・パイク同様に美しい。
報道写真家ポール・コンロイをジェイミー・ドーナンが好演。
取材を重ねる彼らが、戦場で涙する姿が胸に沁みる。
ー政府は戦争を怖れない
民間人のように負傷せず死なない
ー君の職務は正気では成し遂げられないものだ
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (吹替版)
実話の凄み
何かに取り憑かれたような、戦場最前線に駆けつけ犠牲者やその家族を記録する仕事ぶりは、狂気にも見える。 タバコお酒の量の多さは、心のバランスを取るために必要なのでしょう。 戦争はすぐにやめてほしい。 普通の日常は、努力の賜物ですね。
真実って何ですか
こんな時期に見たもんで、主人公を通して描く”女性の生き方”みたいなテーマよりも 「戦争とは?」っていう部分を強く意識してしまった。 この手の作品には宗教観が影響しがちだと思うんだけど、 本作ではあまりそういう感じがしなくって良かった。 終盤に登場するカダフィ大佐についても、たぶん僕には善悪を評価する資格はなくって ただ未来を担う子ども達が傷つけられるなら、どこの国だろうとそれは許せないわけで。 「勝てば官軍」と言えば分かりやすいけど、分かった気になって本当にいいのかと。 メリーさんはきっと、そういう答えの出ない疑問にジャーナリズムで向き合った人なのだろうと思う。
映像化でさらにしっかりと世界に刻まれる
個人評価:4.5 強烈なジャーナリズムの魂を収めた作品。 ロザムンド・パイクの芯に迫る演技が、この作品をさらに本物にしている。見た目はもちろん、喋り方、声までもメリー・コルヴィンにそっくりだ。まるで憑依したかの様に。 インターネットで世界は繋がっても、戦争は自分には関係の無い外側の世界。その壁を取り払う為の命を賭けたジャーナリズムに心打つ。数字だけの報道ではなく、1人の物語をしっかりと伝える。 メリー・コルビンの半生が映画化され、さらにこの悲劇が忘れ去られる事なく、しっかりと世界に刻まれる。
ドキュメントに近いはずなのに、真に迫るものを感じ難いのは何故なのか‼️❓
映像にしても、演技にしても貶すべき点は見当たらない。 誇張するわけでなし、偏見があるわけでなく、ある意味、等身大の戦場であり、等身大の取材風景。 画竜点睛を欠く、とでも言えばいいのか、動機の奥に蠢く、生き様の核になるべき、心の奥底の元になる、そんなものが見当たらない、そう感じた。 ここまで命懸けで追い込まれていたのなら、あるはずだ、そう思う。 現象に囚われて、取材が足りない、そう感じた。 素材が貴重なだけに、余計に残穢に耐えない、プロパガンダに終わるのは残念だ。 ロザムンドは良い演技でした。 何かを考えるために、是非。
戦争とは犠牲と恨みを生むもの
誰かがやりたがって誰かのものを奪うためにする。 その誰かに関わりがない人は皆「あまり関係がないから」「自分に影響がないから」と無関心なものになっている。 戦争の悲惨さ理不尽さをジャーナリストとして戦争に飛び込みセンセーショナルな映像を撮ってくる。 戦争を起こす人間は安全な所からやっている。 戦争に参加した人間と戦場の人間は狂う。 当然、戦場記者も狂う。 作中のロザムンドパイク演ずるメリーも狂っていく。表情は病気のそれだ。 タバコは走ってる時以外は大概吸ってるくらい吸ってて異様だ 聞けば殺されそうな事を聞き出そうとし、歩いているだけで撃たれる所で取材する。 そりゃ狂う こんな事が起こっている こんな事を許すのか? こんな事を誰がしているのか? なぜ止められないのか? あなたの隣の大事な人が あなた自身が失われる戦争 それを望んだのは誰だろう? 独りの狂いかけてるジャーナリストの訴えでは限界があるだろう。 昨今にはネットによる情報もあるが玉石混淆…いやゴミ屑が圧倒的多数な情報で人間として必要なものとは思えない内容だ。 メリーの有り方、やり方は賛同出来ないし、身近な人なら「もう止めろ」「いつか貴女が死んでしまう」と思う。 戦場での取材は命のやり取りに他ならず、苦労して撮った映像をTVでお茶や酒飲んでる奴等に送った所でこの問題をどう取りかんがえてくれるだろう? 現在に於いても世界中で紛争が増え、身近にキナ臭さが漂ってきた中(2022年)こう言った作品が与える影響は大事だと思うが元々そう言った意識の高い人たちは観ているとして、それ以外の人達に観て共感してもらうにはハードルが高い世の中になった。(意識高い人が観るでしょとか偉い奴等が変えていく事)と無関心になった。 今のTVのニュースは知らされた事実だけを淡々と伝えて、流行りのYouTubeやTikTokなどはたわいもない情報で再生数を稼いでいるだけ。 作中、「自由になりたかった」と圧政から逃げ出した人間が出てくるが、上手く稼いだ人間が好き勝手出来て、搾り取られている人間が大半を占める世の中は諦めしか出てこない気がする。 戦場の映像がニュースで流れても、世界から争いが無くなる気配が未だにないから…。 あの世でメリーも泣いているだろう。
戦争と貧困と格差
世の中が貧しくなっていくと人々は戦争を求める。格差是正を求めて武力に走るものがでてくる。 他国に援助していると「そんなことをしている場合か」と声がする。 しかし、歴史は伝えている。 武力による闘争はいい結果になったことがない。 権力打破後の内戦が一番恐ろしい。 外部介入によって以前よりも貧しくなる。 他国関係をおろそかにしたら、外国に依存している食料や燃料、為替すら一気にダメージを受ける。 全てはマクロに見なければならないが、格差が広がりすぎるとそうした発想すら埋もれていく。 最近では世の中のニュースがテンプレ化したこたつ記事ばかりになっているが、 本当の真実を伝えるジャーナリズムの本質はこうしたところにあると思う。 映画の直接的な感想ではないものの、この映画を見てそう思ったのだった。
わざわざ戦火に出向くのは
リアルを伝えなきゃと言うのは凄いし、自身の戦火でみてきたご遺体や、左眼を失った経験のPTSDと戦いながらも、戦火に出向く自分の目で見て耳で聞いたことを記事にすることが必要。それしか、真実を伝える方法が無いから。でも、結局、編集長に殺されたようなものと言う描き方な気がした。本当は、病気(PTSD)だから、休みたいのに最期は休ませてもらえなかったのでは。
結局は何だった?
戦争を間近に取材し、真実を伝える。 その仕事ぶりを映画で知ることができるのは 素晴らしいことだとは思いますが この映画を見て、何かに気づけたり 学べたりという事は一切ない。 ただただスゴイ女性記者が活躍している映像であり そこにカタルシスや物語性はない。 あえて、学びを持ち込むとすると 日本の報道がいかに疎かを知ることができる。 いま、日本が戦争に巻き込まれた場合の報道を想像するに 記者クラブが、政府・自衛隊から下りてきた情報を平坦に報道するだけの 第二次世界大戦中と変わりない報道性になってしまうのだろうと感じる。 かといって、いまマスコミはこれ以上は成長しない。 もちろんマスコミの責任だけの問題ではない。 ネットはリテラシーが非常に低い。 テレビに思想はない、新聞は現代的ではない。 もう、終わっていくだけ。 なので、この映画からは学ばない。
命懸けで伝えたかったこと…
メリー・コルヴィン記者のことは映画を見るまで知らなかった。スリランカ内戦で片目を失う重症を負ったのに尚も戦地に赴く。人として、ましてや女性としては相当ショッキングだと思う。記者として名誉ある賞を受賞するなど、名声もあったのだろうが、安穏としておらず、激化する戦地に向かう、その精神は恐ろしさすらある。PTSDを患っている描写もあるし、タバコやアルコールに依存している感もある。恋人がいるのに、なぜずっと一緒にいたいと思わないのだろうか。シリア内戦は未だに終結していない。政府軍、反政府軍、その裏にロシア、イラン、アメリカなどが入り乱れる。被害者は常に民間人、何十万人もの死者が出て、また、難民となり、行き場がない。彼女は命を賭して、この世の地獄を伝えたかったのだろうが、変わっていない世の中が虚しい。ロザムンド・パイクは正に体当たりの演技だった。
真に伝えるべき戦争の惨状。見るべき映画。
とても骨のある映画だった。オフィシャルサイトに大まかのストーリーが書かれているが、できればそれは見ない方がいい。各地の戦場を渡り歩き本当に危険な場に居ながらも、また次の戦場へ行く。そこで見た一般市民の女性や子どもの死傷者は彼女に強烈に焼き付けられ、PTSDに苦しめられる。戦争がmore comfortableと言ってまた旅立つが、恋もする。 この女性記者役をゴーン・ガールのゴザムンド・バンクが演じている。同一人物とは思えないほどこの役にふさわしく、決して屈しない迫力を感じた。命をかけたジャーナリストの生きざま。強烈な印象を受けた。
戦場ジャーナリストの使命感
実在のジャーナリスト、メリー・コルビン。2001年に内戦中のスリランカで負傷し左目を失明。PTSDに苦しみながらもその後も戦場に向かう。どうしたらそんなに強くなれるのか。真実を伝えなければならないという使命感だろうが、恐怖との闘いに違いない。 彼女達のような記者、カメラマン達の命懸けの取材があるから私たちは悲惨な状況を知ることが出来る。平和な国で命の危機に晒される事もなく暮らしている私達でも、せめて現状を知り、何故こういう事態になったのか関心を持たなければいけない。彼女達の死が無駄にならないように。 メリーを演じたロザムンド・パイク、もともと似ているとは思えないが、もう後半くらいにはメリー本人が取り憑いているくらいの凄まじさ。怪演だった。制作にはシャーリーズ・セロンも加わっていて、女性陣の熱い想いも感じる力作。 「バハールの涙」の黒眼帯の女性記者はメリー・コルヴィンがモデルだったのか!
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