疑惑とダンスのレビュー・感想・評価
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いやーほんと、くだらな面白い。最高笑
まず、一般受けはしないと思います。だけどハマる人には超ハマる。私はこのシュールさにめっちゃハマりました笑
あーほんとバカだなあって素で笑える作品で期間をあけて3度観ちゃいました笑
ちなみに仲の良い友人二人に以前、ぜひ見て面白いから!と言ったのですが、全く何も触れてこないので見てないかハマらなかったんでしょう💦
またこの作品、設定だけはあるけどみなさんアドリブだって言うからこれまた本当にすごい。設定もまあヤバいんだけどそこからの展開。いや、また笑いたいとき見たいと思います。
ただダンス?はそこそこ長尺で、もう少し短めでも良いかもですね。
※なんと、以前アマプラで無料で見れたのですが、いまは有料ですね…💦残念😢
【”やったのかやってないのか、どっちなんだい!”今作は、アドリブ劇だそうだが男女6人の不毛な言い争いの中、イキナリ皆で踊りだしたり、ナカナカシュールな作品である。】
■婚約をしたカンナ(徳永えり)とマサオをお祝いしようと、数年ぶりに集まったカンナの大学時代のダンスサークルのメンバーたち。
ところがそこで、事前に来ていたサークルで一番いけてないコムラがマサオに対し、”昔、カンナとやった。”と言ってしまった事から男女6人の不毛な言い争いが始まる・・。
◆感想
・二宮健監督は大学時代からその作品が評価されて来た監督で、商業デビューの「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY」はナント24歳の時の作品である。
・その後も、監督の商業作品は全て観て来たが、「真夜中乙女戦争」を除いては余りピンと来なかった。
<今作は、アドリブ劇だそうだが男女6人の不毛な言い争いの中、イキナリ皆で踊りだしたり、ナカナカシュールな作品である。
天才肌の監督って、こういう作品を作りたくなるのかな。>
どっちでもいいわぃ!!………いや………
どうでもいいような、でもやっぱりちゃんとした真実を認識しておきたい様な気もしてくるし……。
過去の事を今更どうこう言い合ったとこで、より良い未来への貢献には成り得ないのだから…、どっちであっても深く追求するべきじゃないと思いながらも……。
でも本当だったら…、本当だったけど忘れてたとしたら…、忘れてなくてごまかそうとしてるんだとしたら………。
嘘だったとしたら…、嘘を本当に見せかけて収まり所を替えようとしてるのか?、かき乱したいのか?
妄想を現実と勘違いしてるのか……。
今の段階では何も証明出来ないだけに、迷走が広がっていって、なんだか楽しかった。
タイトルに冠してたダンス!、しつこい程の繰り返しを観ている(見せられてる?)内に、なんだか楽しそうでずっと観ていたくなった。
気軽なショートムービーなのに、なんだかちょっと得した気分でクセになる作品。
死ぬほどくだらない話なのに引き込まれる。
結婚直前のカップル、カンナとマサオを祝うために学生時代のサークルの友人が集まった。そこでコムラがカンナと過去にやったとマサオにポロリとこぼしてしまう。否定するカンナ、やったと主張するコムラ、問い詰めるマサオ。カンナに思いを寄せていたサトシ、過去を暴露するサナ、横やりを入れるツバキ、二人がやったかやってないかで6人は揉めに揉めまくる。
映画にするにはしょうもなくどうでもいい一夜の出来事なのだが、観てる間に引き込まれて目が離せなくなる。同じく小品の「あの日々の話」と構成はよく似ているがアドリブ中心とあってかなり熱量が高い。
いい大人のはずの全員が滑稽で惨めで哀れである。
結局二人は何事もなかったかのように結婚したのだろうか。なんとなく「人生スイッチ」のラストを思いだした。
金取るってレベルじゃねぇぞ!
徳永「私、女優だから、私についてきて」
福田「私にまわさないで、こんな仕事やるきねーわ。今のNGでしょ?カメラ止めないの?ばっかじゃない」
劇団員「爪痕残そう。これで結果を残せば、メジャーから声がかかる。ムロさんも、筧さんも古田新さんもみんな劇団出身だから。」
監督「カメとめがヒットしたんだから、こんなのもうけるよね」
「やった、やらない」の台詞をカットしたら5分くらいにしかならなそう。
逆に売れない劇団だから「やった、やらない」を鍵にしたんだろうな。
カオスの沸点を超えた先にあるエンタメ、この気概は役者冥利に尽きる
なんかこう…「面白いことしてぇんだよ!金はねぇけど映画さぁ!!」みたいな、たぎった血を感じさせるパワフルさが堪らないよね。しかもアドリブ。流石すぎ…。柿ピー食べながら観て大正解。笑
元々『恋のツキ』から尻上がりに徳永えりのことが気になっていた。ドラマの1話分とかバイプレーヤー的なポジションで観るのも嬉しかったけど、やっぱり主演作のコレも観たかった。そう思い続けて早2年…。小村昌士は『POP!』という初長編作品を完成させ、小口健太は『成れの果て』や『あの頃。』などのバイプレーヤーで観るように。二宮健監督は『とんかつDJアゲ太郎』や『真夜中乙女戦争』のメガホンを取るなど、各方面に実りを感じいていた。そんな中で観れるとなれば、期待も上がる。でも、裏切らない仕上がり。さすがの1言。
単純に「カンナはコムラとヤッた?ヤッてない?」の堂々巡りなんだけど、良い歳した大人たちが我を見失って取り乱していく。くだらないなぁ…と思う場面はとうに過ぎると、バカバカしくて楽しくなる。しかも、ほぼアドリブで出来ているから、熱量そのままにカオスが湧き上がる。エネルギーが画面から伝わってきて堪らない…。言葉や設定を積み上げながらゴールを目指していく過程も感じられて面白い。
そんな中でもやっぱり、徳永えりは可愛い(笑)。福田麻由子も「どうでも良くない?」みたいな安い後輩ズラもハマっているし、役者を転職に感じているんだろうな…とつくづく思う。それを舞台的ではなく、映画のプラットフォームで完成させたことに何より意味を感じる。
めちゃくちゃエネルギッシュでこちらもパワーをもらえるような感覚。こちら側も頭の中で踊り狂ってた。悲喜こもごも、ダンスで忘れてサヨナラだっ!
なんか、鬼畜の話‼️❓
昔にセツクスしたとかケツコンする人の前でゆうとか、マジ、鬼畜。
鬼畜の話は、マジ、ムカつく、吐きそう。
徳永えりは、いい女優さんですが、これはいかん。
アドリブなら、余計にいかん。
でも、主演が吉岡里帆なら、評価するかも、しないかも。
なんか、後味の悪い、👎感じ。
絶妙な”間”
上映後のトークショーに出る、柳ゆり菜を観賞する目的で、渋谷まで足を運んだ。
つまり予告を観た以外に、この映画については全く興味も期待もなかった。
が、始まってから爆笑の連続。
セリフの絶妙の間によって、笑いがドカンドカン。
終わり方も嫌な感じではなく、あー、こういう感じか。って風。
柳ゆり菜も近くで観れて、映画も面白くて、むっちゃ得した気分。
ハッッ!!🤚
たった一つの発言が人間関係を掻き乱し、感情の方向と本音と欲望を炙り出し、人間性を剥き出し、観客も巻き込み振り回し、激情と混沌の果てに辿り着く先の呆気なさ。
ゲラゲラ笑ってイライラして感情を揉みしだかれ、非常に楽しかった。
新婚を控えたカップルの祝福パーティー(クリスマスイブ)なんてこれ以上ないおめでたい場において繰り広げられる崩壊劇。
冒頭のコムラとマサオのやり取りから一瞬でコムラのカンナに対する想いが伝わってくる。
うわ〜複雑なんだろうな〜とニヤニヤ観ていたらまさかの爆弾投下。茫然自失、我々爆笑。マサオ退場。
皆んなが集まってからのカンナの普通な感じとコムラの謎フォローがまた滑稽で、突如始まる一人一人のスピーチタイムで心掴まれた。
サトシの見え見えな嫉妬心とツバキの抱える悩みとサナの密かな想い、バカバカしいけど面白い。
コムラ、電気は消すんだね。タツオじゃないね。あとサナは何か知ってるね。消灯。
ずぶ濡れのマサオ再入場、なぜ濡れてるかは頑なに口を割らない。(監督が濡れろって言ったから)
そこから始まる怒涛の泥試合。
やったのか!?やってないのか!?
ハッキリしないカンナに詰め寄るマサオ、口出しがウザすぎるサナ、中立的にまとめたいツバキ、どさくさに紛れたいサトシ、純情拗らせたコムラ。
とにかくパワーワードが多く、特にコムラの「あの時のゴムまだ保管してる」とボイスメモ録音時の細かい発言が本当に可笑しかった。
サナはサトシのことが好きなのかと思っていたらまさかのカンナ惚れパターン。たしかに自分を見てくれない人だ。イメトレって凄いね。
というかカンナさんモテすぎじゃない?
最初はひたすら笑っていたけど、だんだんと他人事ではなくなってきて恐怖すら感じてくる。
仲の良い友人グループがこんな一瞬でゴチャゴチャになるなんて思いもしなかった…となぜか自分のその場にいるような感覚に。
私だったらどの立ち位置になるだろう。ツバキかな。
唐突に訪れる終末。マサオの最後の一言に尽きる。
どっと押し寄せる疲れ。この数十分は何だったんだ。
何であんなこと言ったんだ、何でこんなことになってんだ、何であの時言わなかったんだ。
前情報もあらすじも全然チェックしないで鑑賞したので、こんなことが物語の中心になってくるとは思わず、その意外性も良かった。
人の心の機微って面白いし、親しい人の知らない面が意図せず見えてくるのは面白い。
「やったか、やってないか」にとどまらずもう一段階何か爆弾があったら良かったかなとも正直思うけど。
中盤とラストに挟まれるダンス、見ていて小っ恥ずかしくなってくるけどクセになる。
監督の「3、2、1、ハイ!」が聞こえるの好き。
最後のハグで一気に昇華された。愛してる。
ほぼ全編アドリブという事実に驚愕。
キャラはブレていないし、前に言ったことが後で繋がる伏線的なセリフもあったし、衝撃的な発言にもグイグイ食いついていくのでとてもそうとは思えなかった。
役者さんって本当に凄い。
トークショーで判明した撮影期間10時間やまさかの予算にも更に驚愕。
みんなボーナス出たら二宮監督へ献上してくれ。
中毒になりそう
シンプルに爆笑の連続で、楽しめました。
劇中のダンスと音楽が観賞後も頭の中をぐるぐるぐるぐる回って、暫く頭から離れません。
ストーリー自体に深い意味はありませんが何も考えず楽しめます。
個人的には中毒性のある映画です。
深い意味はないけど、何度か重ねて観ても新たな発見があるように感じました。
勢い
主役を含む男3人女3人で開かれた結婚パーティーで、7年前に新婦と非モテ男がやったやらないないの議論を繰り広げる話。
非モテ男が 準備をしているところに新婦が現れ、2人で話をしている中で非モテ男がポロっと喋ったことから話が展開していく。
おおまかな設定はあるもののストーリーもオチも決まっておらず、俳優達のアドリブで全編進行しているとのことではあったが、約束がどうとか、記憶がどうとか、虚言癖がどうとか、洗脳がどうとか、証拠がどうとか等々、細かい言動やリアクションを奇麗に拾ったり拡げたり笑いに繫げたりとお見事だし面白かった。
インターバルのダンスはシュール過ぎだけど、ラストは一応話とリンクしていてアクセントとしては嫌いじゃないもののちょっと長くてダルかったかな。
隕石落ちなくて良かった。
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