天然☆生活
劇場公開日:2019年3月23日
解説
「トータスの旅」で2017年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリを受賞した永山正史監督による人間ドラマ。のどかな田舎町で暮らす50歳の独身男性タカシ。夢も仕事も家もない彼は、認知症の叔父の介護を条件に本家に居候させてもらっていた。ある日、叔父が他界し、その息子ミツアキが故郷に帰ってくる。幼なじみのショウも交え再会を果たした3人の旧友たちは、叔父の釣り堀を営みながら楽しく暮らすように。しかし、田舎でのナチュラルライフに憧れる一家が東京から引っ越してきたことをきっかけに、彼らの平穏な日常は徐々に崩れ始めていく。「ローリング」の川瀬陽太が主演を務め、津田寛治らが共演。
2018年製作/96分/日本
配給:Spectra Film
スタッフ・キャスト
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2019年9月27日
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鑑賞方法:映画館
斬新でハチャメチャ❗
5回くらいは吹き出して笑えました‼️
ある意味印象に残る、忘れ難い今年の一本。
2019年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
こんな表現をする映画が出てきたことが嬉しい。見終わって何日か経つけど、いまだにふと思い出して反芻してしまう。ナンセンスとも言える飛躍をこんなフルスイングで打てるなんて、物凄い勇気だと思う。でも単にぶっ飛んでいるだけでなく、細部にこだわってちゃんと作っているし、面白いキャスティングだし、技術的なレベルも高い。脚本も土台がしっかりしているから、説明しようと思えばできるんだけど、「でもそんなことどうでもいいよね!」と思わせてくれるパワーがある映画。なんか抽象的な文章になったけど、これは見て確かめるしかないです。
2019年3月30日
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鑑賞方法:映画館
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「おっさんのケーフェイ」で流れた予告でまあ一筋縄な作品ではないと思ってましたが、その予想を裏切らないパンクな展開でした。
多分その予備知識が無いとラストは相当置いてけぼりになると思いますw
途中の何気ない台詞にオチのヒントが隠れているのですが、残念ながらパンクになってからがよく解らなくなってしまいました。
最初の田舎暮しのほのぼのとした展開では「見上げてごらん夜の星を」や「バラが咲いた」「星影のワルツ」と言った昭和歌謡を散りばめた牧歌的な物語と思いきや…
まあ津田寛治さんの墳死(笑)が見ものですかね。自然に帰る所が「天然☆生活」って事でしょうか?最後のロゴで本性を出していますw陽太アニキと津田寛治さん二人好きな俳優さんの作品でしたのでまあ楽しめました。
2019年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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かなりメタファーが強い作品である。そしていわゆるロマンポルノに代表されるようなエログロナンセンスのジャンルでの“エロ抜き”の構成である。それが面白いのかどうかは微妙なのだが、観終わった直ぐの感想は本当に厳しい気持で一杯だった。ハッキリ言ってくだらない低評価である。しかし少し心が落ち着いて来たとき、しみじみと今作品のくだらなさを慈しむ思いも芽生えてきたのも事実である。外来種である都会から来た家族に翻弄される悲しい男の恨みが爆発するという極めてシンプルなストーリー設定であり、そして特撮やCGの低レベルさそのものを“味”とする作りはそもそも嫌いではない。別に“リアリティ”がないからという理由で面白さを削ぐことにはならない筈だ。金色に光る必然性もないが、監督の意図がそうであるならばそれも作品。むやみに否定する程、自分だって一本筋が通っている訳でもない。夫がボンゴの反響攻撃?で頭が破裂してしまい、ましてやラストの朽ちた死体に鳥が啄むシーンも、必然性は全く感じないが、それもまたナンセンス。こういう作品も又生き存えて欲しいと思う自分もいる。しいてあげれば主演川瀬陽太の凶暴さが演出されていないことが少々寂しい。ピンク映画での凶暴さは、映画『凶暴』のあの二人と遜色ない怖さをしっかり演技されているからである。