劇場公開日 2019年4月19日

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「Σ(-᷅_-᷄๑)キリスト教の不寛容さを感じる」ある少年の告白 おにっち弐号さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5Σ(-᷅_-᷄๑)キリスト教の不寛容さを感じる

2019年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

宗教と人の多様性を考えさせられました。
キリスト教っていうのはなんて不寛容なんだろうと改めて感じました。救ってくれるのが神なのにLGBTQが悪魔の行いかのように責め立てるとは神の子もたまったもんじゃないよなぁと思います。
人間が口にしたり想像したりするもんは大概存在するもんで、ましてやLGBTQであるという人がごまんといるのにその存在を認めないのは傲慢にもほどがあると思います。アメリカにはそうゆう人がごまんといるのには寒気がしますし、未だにダーウィンを否定する人がごまんといる国アメリカ、キリスト教原理主義の国であることを知っている人は少ないんだろうと思います。
神がLGBTQを許さない?神っているの?
神の言葉を聞いたものキリストさん。キリストさんの言葉をお勉強した人達がこの宗教を広めているんだけど、、、、大元のキリストさんが嘘ついていたり、神の言葉を聞いたと勘違いしていたり、ある種の精神的な病気だったり、間違っていたら、どうすんでしょうか?
キリストさんの言葉をお勉強した人達の中に大きな間違いを犯した人がいたらどうすんでしょうか?
世界の戦争を含めた大きな争いはこの誤った教えの解釈でありましょう。LGBTQもしかり。誰かの誤った解釈が原因なのですよ。
存在するものは認めるべきでしょう。そこに神は関係ないと思います。
日本の政治家でLGBTQを生産性がないと切りつけた者がいましたが、オツムが悪いなーと思いました。だいたい子孫を残すことを生産とのたまっている自体下劣すぎます。大脳が一番大きく生物の中で唯一創造力を持つ人がそんな単純なオスとメスの構造のはずがないんですよ。集団を存続させるのにもっと複雑な仕組みの中に我々はいるのだと考えます。人が存続する上でLGBTQの人たちも組み込まれているんだと思います。
人はそんなに単純じゃないんだ。

映画の話に戻るとLGBTQの人たちを矯正するなんざあ、人の自殺行為に等しいんですよ。
お母さんはほんと偉いよ。

おにっち弐号