「ネタ映画を夏休み枠にぶつけてくるとは...」劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer バフィーさんの映画レビュー(感想・評価)
ネタ映画を夏休み枠にぶつけてくるとは...
この映画に登場する敵の目的は「平成は仮面ライダーの世界観もバラバラだし、全体的にガチャガチャしてるからやり直す」という言ってみれば製作サイドの自虐的かつユーザーの批判的要素を反映したようなメタ的なもので、その中にもテレビの番組企画やネット配信による別ラインストーリーなども含まれていて、その象徴とされる代表として仮面ノリダーが登場するという演出は見事!!しかも、正統派ラインとも言える夏休み映画枠にそれをぶつけてくるとは…
登場するのはノリダーだけではなく、番組企画で誕生した稲垣吾郎が変身した仮面ライダーG( 稲垣吾郎本人は登場しなかった)や舞台『仮面ライダー斬月』、ゴライダー、仮面ライダーブレン、漫画版仮面ライダークウガとスパイダーバース状態のなんでもアリなネタ展開に発展する。
個人的に漫画版仮面ライダークウガをOKとするなら、『クレヨンしんちゃん』のテレビスペシャル企画で仮面ライダー電王とコラボして商品化までされた「しん王」を出してほしかった。
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