パリ、嘘つきな恋のレビュー・感想・評価
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こんな素敵なラブシーン観たことない。
【メモ】
監督・脚本・主演がフランスで有名なコメディアンらしい。
確かにむっちゃ面白かったです。
ただ、ちょっと無神経じゃない?と思う台詞もちらちら。
でも障がいについてのお話だから、
もっと重いテーマで!とか、
シリアスに!真面目に!笑いなし!
っていうのこそ差別かもしれない。
フランスでは、障がい者は弱者ではない。
勝手な思い込みで憐れむのは、逆に失礼だ。
あと、こんな素敵なラブシーン、みたことない。
近くの男性がひっくひっく泣いていて、背中をさすってあげたくなった。
フランスのラブコメ映画❗
星🌟🌟🌟🌟レビューでは辛口のコメントが目立ちましたが…主役の人が…フランスのコメディアンなのでコメディー映画と割り切って観れば意外と面白かったです❗確かに主役が軽過ぎるしヒロイン役の女優もそんなに美人と言う訳ではないですが脚本がいいのか途中からハマって観ることが出来ました❗コメディーの乗りが昔観たtaxiのようで何となくフランスでヒットした理由が分かるような気がしました❗正直軽めの心に残る作品ではないですが解りやすくて私個人は楽しめました❗
観る人全てに、心と恋のバリアフリー!
中身が少年みたいに未熟で大人になってない中年のプレイボーイが、車椅子ユーザーの女性に恋をする。自分のついた大きな嘘を白状できなくてどんどんドツボにはまっていくコメディ。嘘つきプレイボーイの主人公のダメっぷりには苛々してしまいますが、車椅子ユーザーの彼女さんは表情も車椅子テニスのシーンもバイオリンを弾く姿も本当に輝いていて、その微笑みや台詞の深さに泣けます…。
その卑怯でカッコ悪い嘘つきプレイボーイの主人公を演じたのは、脚本を書いた監督ご自身とのことで、感服致しました。障害を持つ人の抱える感情や隔たりを教えてくれて、それらを健常者は想像することも理解するのも容易ではないけれど、人間の弱さと強さと美しさを描いたドラマチックなパリの恋愛映画に仕上げた素晴らしい思い付き、心と恋のバリアフリーへのアプローチ、とても価値のある映画だと思いました。
楽しめたけど、内容は軽い
主人公の男性がぜんぜん魅力的じゃない分、ストーリーや役柄に重みがでなかったかな。都心の大きな映画館で公開中に映画館に脚を運べなかったんで、遅れて公開の郊外までわざわざ観に行きましたが、わざわざ観に行くほどではなかったかな。せっかくなら、他の観れば良かった。
幻想的な水中デート
水中デートのシーンが幻想的で強く印象に残った。ラストシーンも微笑ましい。ただ美女の気を引くために大嘘をつくこと自体が一種の詐欺行為に思えてコメディも全く笑えず楽しめなかった。中年男の設定にも疑問符で女優陣の魅力に救われた印象。
2019-148
えっ、ルルドの水は活性水素水だったの?
十代の頃にソレをやったらどうなるのか? ルルド帰りの先輩に尋ねたことがありますが、ソレをやったらどうなる? を映像化してもらえた映画でした。
司祭は普段から不届き者の相手をしているからソノ事に慣れているのかもしれません。
ルルドの水が活性水素水、なかには活性アルカリ水と呼ぶ方もありますが、日本のデパ地下で売られている高濃度水素水に比べれば濃度は低いものだと思います。ですが昔から肝臓の負担を軽減する奇跡の水という扱いであったのも納得できます。ミネラル不足でも簡単に難病になるわけですから、ミネラルやシリカを含む活性アルカリ水は昔から重宝されていたのもわかる気がします。ちなみに水の話は映画にはありません。
プロットが典型的・類型化・整いすぎていて深みはなかったかな。でも...
プロットが典型的・類型化・整いすぎていて深みはなかったかな。でも大人の恋のファンタジー、楽しめました。そうですね。他の方も指摘されてました通り、ある意味秘書のマリーが一番人として愛らしかったですね。
「タイタニック知ってるよね?」と言うや、主人公の自宅のテラス席が一気にプール化し、車椅子(もちろん片方は偽装)の男女が自然に抱き合えるシーンを無茶振りで作り込むに至っては「シェープオブウオーターへのオマージュかよ?!」と突っ込みたくなった。しかし同時に、「いいんですよー、映画なんですから」、って自問自答。映画全体が「大きな嘘(虚構)」の世界でそれはおっしゃれな刺激もらいました。個人的にはね、最後やっぱりキレイに別れて、それぞれ前に進んでもよかったかなとも思う。それがフランス映画じゃないの?ポルシェで追っかけて演奏旅行のバスを止めるだなんて、中年男にやらかしてほしくなかったのです。
それにしても、高齢者問題、LGBT、障害者福祉、いろいろ詰め込みましたねー。
イライラ
当地では昨日から1週間のみの公開。
公開2日目なのに、観客は数えるほど。
私も当初は全く知らなかったが、予告編に惹かれて足を運んだ。
フランス映画とは本当に相性が悪い。
主人公のいい加減さ、優柔不断さに終始苛ついた。
隣のおっさん(じいさん)はずっと笑っていたが、何が面白かったのか。
49歳の役だったが、還暦過ぎにしか見えず(そこまでは行かなかったが)、
老いらくの恋、年寄りの冷や水としか思えなかった。
加えて、ばれてからの謝罪の仕方も一人よがり、
取って付けたようなハッピーエンドにも白けた。
そんな中、唯一光っていたのは秘書。
かわいい、きれいとは言い難いが、とにかくいじらしい。
ラスト直前の主人公とのやり取りには、この映画で唯一涙が込み上げた。
☆3つはこの貢献がほぼすべてと言っていい。
いくつになっても、マジな恋は切ない
かる~いノリのイタリア男の血をひいている男でも、ハートを射抜かれるとこうも腰抜けになるものかと。
得意なシャレもでないほど、どんどんシリアスな表情になっていく大人の男は愛しいほど少年だ。
相手を傷つけるとわかっていても、自分が傷つくことを恐れて、嘘に嘘を重ねていく。
相手が傷つくとわかっているから、真実を知っていても気づかないふりをする。
諦めるの?
その言葉には、ふか〜い意味があるわけです。
恋に大人も子どももないんですよ、結局のところ。
それで、いつ本当のことを言うんだい?
秘書のマリーが「あなたは幸せね。つらい体験をしているから。」とフロランスに言う。嫌味か?と思ったら、「人生を前向きに生きていて、感謝をしている」と続けた。軽薄なジョスランよりも、相手の本質をしっかり見てあげているじゃないか。そこが、ジョスランの足りなかったところで、フロランスと出会ってはじめて知ったところなんだろうなあ。
あれだけ自信満々でイケイケだったジョスランが、恋を知り、嘘に後ろめたさを感じていくに従い、弱さを見せだし、罪の意識さえ芽生えだす。対して、フロランスの変わらなさ。ブティックでフロランスが妹ジュリーに言う一言には感動さえおぼえた。
フロランスにとって、元カレ消防士のついた嘘は許せなかったけど、ジョスランのついてる嘘は、自分のことを好きでいたいからついてる嘘なのがわかっているから、恋を楽しめたんだろうなあ。
まあそうなるだろうなあという結末だけど、ジョスランが人の内面に惹かれる心を得られて、とても素敵な恋の物語だった。
パリの人らの恋愛脳ぶりが最高
男も女もじじいもばばあも障害者もみんな恋に生きている!
主人公は女たらしのアラフォーのおじさん
たまたま車椅子に座っているときに現れた巨乳ちゃんを落とすために始めた偽りの車椅子生活
主人公の軽薄さと本気になっていく過程で自らの嘘を悔いる様など、
ラブコメラブコメしてて楽しいです。
エンタメしてます。セックスシーンもあります。楽しいです!
本気だからこそ自分をさらけ出せない
面白かった!
これまで「恋は1日限りでいい」と思っていた軽薄男のジョスランが、たまたま母の遺品の車椅子に乗っている時に、車椅子の女性 フロランスと出会う
そのフロランスに一目惚れしてしまったジョスランは、自分も下半身が麻痺していると偽るようになり、本当は歩けると言い出せなくなってしまう…
そんなジョスランに対して
なんで、本当のことを言わないのよ!
と思いつつも、彼の気持ちも分かる気がした
もしもある時、とても素敵な人に出会ったら、その人に良い人だと思われたくて、いろいろと盛ってしまうことがある
本当はよく知らないのに、話を合わせるために知ったかぶりをしてみたり、いつもよりメイクを念入りにしてみたり、いつも着ないような服を着てみたり
中には、年齢や、学歴や、経歴を詐称する人もいるだろう
ジョスランの場合は、
下半身麻痺のフリをすることだったのだ
そもそも彼は、いつも誰かになりすまして女性に声をかけていた
かわいい女性を見れば、その場に応じてアフリカ人のフリだってするような人だった
そのまま気が合えばベッドインして、翌日にはバイバイしていたような尻軽の彼が、フロランスと出会って、
下半身麻痺のフリをするんだから皮肉な話だ
しかし、私たちが素敵な人と出会って話を盛っても、あっという間に化けの皮が剥がれてしまうように、ジョスランも嘘をつき続けることが辛くなってくる
いつものジョスランだったら、誰かのフリをすることに心が痛むなんてことはなかったのに、フロランスに対しては、心が痛くなるということは、それだけ本気だということなのだ
これはビックリなのだけど、軽薄男のジョスランは、50歳になって初めて本気の恋をしたという話なのだ
さらに、自分を偽って相手を口説くということは、愛する人を騙し、傷つけるということに初めて気づくのだ
その話に説得力があるのは、
そのフロランスが、女性から見ても、とても素敵で魅力的な人だからだ
バイオリニストのフロランスは、キラキラとして、輝いている
ジョスランにはもったいないぐらいの女性だ
そんな彼女だからこそ、ジョスランが嘘をついて近づいた挙句、本当のことを言ったら、嫌われて彼女に会えなくなってしまうことを恐れる気持ちもよく理解できるのだ
50歳のジョスランは、ビジネスで成功し、お金を持っている
夢のような高級アパートに住み、弾けもしないグランドピアノをインテリア代わりにし、ポルシェを乗り回し、女性の趣味を知り尽くしている
しかし、ジョスランからそんな様々な仮面を引き剥がした時、本当の彼はどこにいるのか
ジョスラン本人には何もないからこそ、日頃から他人になりすまして女性に近づき、本気になることを恐れるのだ
その一方で、下半身麻痺という障害を持ちながら、音楽に、スポーツに、自分の好きなことに夢中になってイキイキとするフロランスは、対照的だ
だから、ジョスランは自分にないものを持っているフロランスに恋をしたのだろう
そんな二人は出会うべくして、出会ったのかもしれない
実際のところ、フロランスの方がジョスランよりも何枚も上手で、手の上でジョスランを転がしているのだけど、そのぐらいの方が、彼らはうまくいくに違いない
そんなジョスランを見ていると、いい歳をして…と思ってしまうけど
人が恋するときは、いつまで経っても大人になれないものなのかもしれない
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