12か月の未来図のレビュー・感想・評価
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ありがちな学園モノとは少し違う切り口で楽しめた。
よくある学園モノと思いきや、コメディー色がそこそこ強しw
なぜか教育委員会(みたいなの)に学校問題や課題を言ったもんだから地方に転勤にw
フランス色強い移民の子供が多い学校で四苦八苦
。
色んな角度から教えようとするが、エリート高とは勝手が違うw
ユーモアありなセリフも多く、主人公もお堅い感じだが呼ばれたパーティーに出席してしまったりとクスッと笑えてしまう。
少しずつ生徒の名前がわかりかけてきてから面白くなり、終盤まで飽きることなく楽しめた。
教師の葛藤や職業としての素晴らしさも描かれていて好印象。
どういう風に子供達に学びに向き合ってもらうか?と言ったところも自分もみながら考えてしまった。
ラストも何とも言えない清々しさが非常に良い。
教養とは
知識は使わなければ何もならない。フーコー先生は自らの知識を応用しながら、教育困難校の生徒に学ぶ喜びを教えました。将来の目的がはっきりした名門高校のエリートに勉強を教えるのと、将来に絶望している教育困難校の生徒に学びの目的を教えるのには雲泥の差があります。
月並みですが、フーコー先生が教育の力と自分自身の知識を信じていたからこそ、彼らに学ぶ喜びが伝わったのだと思いました。経済格差で教育格差をつけるのは、国家にとっても個人にとっても大きな損失だと思います。
2008年のパルムドール受賞作の『パリ20区 僕たちのクラス』も本作に似た様な内容で好きですが、『12ヶ月の未来図』の方がフランス映画慣れしていない方でも観やすいと思います。鑑賞後、とっても晴れ晴れして前向きな気持ちになる作品です。
教育格差問題。
教師がエリート校と言われる学校から、底辺の学校へ転勤になったお話。
日本でも地域による学力格差はある。
公立の教師の場合、地域は選べないので様々な学校へ行く機会があるだろう。
やっぱり行きたい学校、避けたい学校があるのが実情だと思う。
タイトルなし
.
パリの名門高校から郊外の中学へ赴任した
ベテラン教師
ブルジョア出身 厳格で控え目なフランソワ
問題だらけの様々なルーツを持つ生徒と
ベテランの意地・使命感で格闘する
.
フランスで大きな社会問題となっている
移民・貧困家庭の子供たちが直面する
学力低下・教育の不平等と向き合う
偽善や押し付けがましさはない
.
.
🎥「レ・ミゼラブル」('19 🇫🇷)
フランス郊外での子供たち・暮らしぶりを
映画で観ていたこともあり
背景が観てとれる
ストーリーの中にも
ユゴーの「レ・ミゼラブル」について触れる
.
学ぶことの大切さ・
学ぶ喜びを感じるようになっていった
子供たち・教師そして学校のその後
続きが観てみたくなりました
フランスの金八先生
黒人を中心とした移民が多い郊外の中学校に転任となったフランソワ・フーコー先生。元は名門高校でラテン語を教えていたが、今度は国語だ。堅物で真面目一辺倒の教師かと思っていたら、優秀であるが故に生徒の名前や座席を一日で覚えてしまい、生徒たちの成績や性格も瞬時に把握したかのようだ。真面目が取り柄だけにここはすごい。
「初日が肝心」と言い聞かせ、教師としての威厳だけは取り繕ったが、まるで学級崩壊したかのようなクラスでいかに教えるかが見物。とにかく文法を正すことに集中し、周りの教師や妹からも忠言を得て「アナグラム」のテストを行い、やる気の問題だと悟る。セドゥたちのカンニングの現場も目撃してしまったが、敢えて問い質さずに採点するのだ。無気力を克服し、徐々に成績も上がっていく様子が面白かった。
ちょっとしたことでも退学という評議会に反抗し、教育とは何かということも訴えてくる。退学という処置は確かに教師にとっては楽なのだ。ベルサイユ宮殿への遠足で問題を起こしただけなのに・・・ある意味、他の教師によるフーコー先生への妬みもあったのだろう。負けるな!フーコー。と、夜通しで法律を勉強して退学決定過程の穴を見つけたのだ。
フーコーとセドゥの師弟愛、もう終盤は涙ちょちょぎれ。また元の高校に戻るのか?やっぱりセドゥが卒業するまで見守ってあげたい!そして二人同時の失恋というほろ苦さ。失恋についても教えてあげましょうよ。
【”スクールウォーズ フランスバージョン” フランスの移民問題を教育の側面から描いた意欲作であり、様々な問題提起をしている作品でもある。】
フランスの名門校、アンリ4世高校(凄い名前だ!)で教鞭をとるフランソワがある日、国民教育省の美しき女性、アガットと出会い、”先生は郊外で教えたいそうですね・・”という国策に巻き込まれ、あれよあれよという間に、郊外のバルバラ中学校に赴任する所から始まる物語。
ーうーん、分かり易いぞ、フランソワ君。
君の”鼻持ちならない名門校での生徒への接し方”へのお仕置きですね・・。-
バルバラ校の生徒達はフランソワが勤務していたアンリ4世高校の生徒達とは明らかに違う、移民系の生徒が8割。
しかも、学力は著しく劣る・・。
■バルバラ高に赴任した”それまでと違う”フランソワの姿
・様々な生徒の名前と顔を覚えようと頑張る姿勢。
・今まで生きて来た環境とは明らかに違う学校の風土(先生・生徒)に苛立ちながらも、そして自らの保身も考えながらも生徒にキチンとした人になってもらいたいと思う姿勢が仄かながら伺えるところ。
ー”レ・ミゼラブル”を教材に用いたり、ヴェルサイユ宮殿を”仄かな思いを寄せる”女性教師の思いを汲みながらも、遠足先にし、生徒達に文化的空間、雰囲気を現地現物で実体験させるところ。ー
・問題児、セドゥを含めて(ズルはあるが・・)生徒たちに“学ぶ喜び”を体感させていく過程は、粗い部分もあるが上手く描いている。
ーヴェルサイユ宮殿で悪戯をしてしまい、”指導協議会”の対象になってしまい、退学を勧告されたセドゥを守ろうとするフランソワの姿。-
<契約の一年が近づいたころには、問題児セドゥから”寂しくなる・・”と告げられ・・。
多少、脚本が粗い部分はあるが、”問題児から学ぶこともある・・”と言う劇中の言葉が腑に落ちた作品。
教師と生徒との関係という範疇を越えてイロイロと考えされられた作品でもある。>
良かった✨
最初、あ~退屈な映画かな?
と思っていたら 、フランソワ先生の魅力にいつの間にか真剣に授業受けてました(*^^*)
自分はあまり勉強に魅力を感じなかったので、こんな先生がいたらちゃんと勉強したのかな? とか💦
大麻入りお菓子にはビックリ💦💦💦
味方がいるって強いよね✨
フランソワ先生にも、
セドゥにも😃
この後どうなったかが気になるなぁ~(>_<)
エンディング曲が最高🎵
ポール・マッカートニー、プロデュース
メリー・ホプキンの悲しきの天使💕
ストーリーは意外ではないけど
心温まる映画。主人公が全然いけてないおじさん風でリアルでよかった。邦題はよくない。もうちょっとといい題名を考えて欲しかった。
最後の歌の訳詞で誤字(写る が 移る)があったのが残念。ちゃんとチェックしてほしい。
フランスが抱える課題は大きい
フランス映画で教育を扱ったものといえば「オーケストラ・クラス」がある。本作とは若干設定は違うが、筋書きはよく似ているように思う。
両作とも「荒れた学校」が舞台だが、実は移民の子女が多い学校。この課題解決を教育(制度ややり方)に求めるか、移民排斥に求めるか。同じ流れの映画が相次いで制作され話題になるほど、今フランスの悩みは深い。他のヨーロッパ諸国にも共通する課題だろうし、日本も遠からず直面するかもしれない。
エリート先生が
教育のプロとして違う現場に新しい風を吹かせる。
最初のエリート校で答案を返すシーンは、ちょっとひどい先生と思ったけれど、どんどんいい人になっていくのが、良かった。
お姉さん?が職人みたいな仕事をしていて、そこでおしゃべりするシーン、カナダにいく想いを寄せる同僚にそっと小さいプレゼントを渡すシーン、暖かい人間的な繋がりを感じられて良かった。
教育の問題
教育が、その子の一生にどれほどの影響を与えるかを考えると、問題児を簡単に退学させるべきでないとは思う。ただ、問題児を教える先生の負担が大きいのは、日本だけではないんだなと思った。
主人公に魅力を感じず、共感できなかったのが残念だった。
フランス版『学校』
わかりやすく、見やすい作品。
エリート教師が勉強が苦手な子どもたちに歩み寄り、学ぶことが面白いことだと思わせるために悪戦苦闘する。
思いが通じてきて、生徒たちの態度が変わってきて嬉しくなった。
つくづく大変な仕事だなぁ教師って……。
カマス理論
パリの名門高校教師が父親の本の出版パーティーで挨拶した女性に教育論を語ったことがきっかけで郊外の問題を抱える中学の教師をするハメになる話。
学級崩壊とまではいわないが学力もモチベーションも低く学ぶことに興味を示さない生徒達。
堅苦しく締め付ける様なやり方で反感を買うところから、方針を変え考え方や意識までもが変わっていく様子をコミカルに温かくみせてくれる。
勿論上手く行き過ぎではあるけれど、熱血感たっぷりに語る感じでも押し付けるでもないつくりでほっこりと楽しめた。
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