記憶屋 あなたを忘れないのレビュー・感想・評価
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☆☆☆★ 原作読了済み。 これは一体?…。 《記憶屋》とゆう原作の...
☆☆☆★
原作読了済み。
これは一体?…。
《記憶屋》とゆう原作の設定はそのままなれど。これはもう、原作の中身を思いっきりかき混ぜ。ミキサーにかけ。全部をおにぎりを握る様に丸めて更に叩き潰したかの様な感じでした(どんな感じだよ!)
それくらいに、同じ話であるのに。観ていると、全然違う内容の様に見えてしまう。
但し、原作を読んでいると。大して魅力的な中身でもなく。「これ、シリーズ物なのか〜。でもこれ1冊でもういいかな!」…ってくらいに、興味が湧かなかったのは事実でした。
それだけに。原作では4つに分かれていたエピソードを↑の様に1つに纏め。若い2人の恋愛模様を縦軸に置き。横軸として、親子愛の話を新たに加えたのは悪くないかも知れないとは思いました。
…と言うより。原作を大幅に改訂した事で、ある程度はスンナリと話が入って来る(分かりやすく)内容にはなっていると感じました。
尤も、シリーズ化されている事からして。原作ファンは確実に多く居るでしょうね。
それを考えると。何人かの(原作に於いては)重要と思えるキャラクターは登場しないし。ストーリーの途中に於いて。記憶屋自身が、自ら正体を明かしたり…と行った話の展開は。果たして原作ファンにはどう映るのか?…ってところではありますけど。
それにしても。人の記憶を消す事が出来る能力が何故出来るのか?…は。原作を読んだ際に、サッパリと訳が分からずにいたのですが。映画を観てもやはりサッパリと分からずじまいで…。
ひょっとして、シリーズ化されている続編らしき原作に、はっきりとした理由が書かれているんでしょうかね〜?
正直言ってしまうと。続きを読む気持ちはちょっと…なんですが(-_-;)
芳根京子ちゃんが。過去1と言って良いくらいに可愛いかったのは、はっきりと言っておきたいとは思います。
2020年1月19日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン12
ツナグ・・・ではなかった
予告編を観て、勝手にツナグのようなエピソード散りばめる感じかなと思ったが、違った。
ストーリーの作りが非常に雑で、台無しだった。
記憶屋の正体もすぐに予想できてしまい、動機も含めそのまんまだった。
細かくはネタバレになるので書かないが、もし真希が私的欲望で行動したのなら、
よほどのバカでない限り遼一の記憶も消すはずだ。
ツナグとは異なり、そもそもの記憶屋になる動機も曖昧で、
せっかくの田中泯の存在意義が希薄だった。
ツナグでの樹木希林のようないぶし銀の輝きを期待していただけに、大いにがっかりだ。
キャスティングも山田が幼く見えるだけに、恋人が蓮佛というのには終始違和感があった。
とは言え、高原の娘を想う気持ちには胸が震え、涙を禁じ得ない。
子役の演技も秀逸で、心が痛んだ。
また、上記のような矛盾があるとはいえ、最後の真希の選択は切ない。
芳根という女優は、役によって私の中での評価は大きく異なる。
今回は本当にかわいらしく、心惹かれた。
真希はこれからどう生きていくのだろうか。
ラストシーンでの遼一の笑みを苦々しく思いながら観終えた。
登場人物の誰に感情移入するかで見方の変わる映画
薄め
切ないけど、温かい…
誰にフォーカスするかで見方が変わる作品
色々な見方が出来て面白い
主演である山田涼介さんがコメントにて「登場人物誰にフォーカスを当てるかで見え方が大きく変わってくる」と仰っていたのですが、本当にその通りだなあと思います。
登場人物全員がいつも誰かを想っているのに、その想いが交差してしまう様子が切なくもあたたかくて優しい。映画のポスターにある「愛する人のためにあなたは何ができますか?」という問いの答えは「許すこと」だと私は思いました。人によってこちらも変わってくるかと思いますが、何故なのかはぜひ本編をご覧になって頂けたらと思います。
そして観た上で納得できない点などが出てくる方がいらっしゃるかもしれないですが、パンフレットもご一緒に手に入れていただけるとより理解が深まって面白いです。それぞれのシーンの真相や込められた思いを読むことでストンと腑に落ちる感覚がしました。
ぜひ沢山の方に届いて欲しい作品です。
【生きにくい現代社会に、福音のように齎された人間性肯定の映画。人には、決して消去してはいけないモノがある事を思い出させてくれる映画でもある。】
消し去りたい記憶。
どうでもよい記憶。
記憶にない記憶。
決して、消してはいけない記憶。
色々な記憶があると思う・・。
フロイトの”抑圧理論”みたいな話かな、と思いながら鑑賞。
違いました・・。
分かり易いストーリーと、出演者の方々の安定した演技。沁みます。
中でも、高原弁護士(佐々木蔵之介)が、遼一(山田涼介)に宛てた手紙には、かなり”ぐっと”来た。
人間を見る目の懐の深さにである。
この手紙で、遼一は幼馴染、真希(芳根京子)のした事を赦すのであるから・・。
だが、1点だけ高原弁護士に異論がある。
それは、”人間の尊厳を奪う行為”を行った者には、赦しはいらないという事である。ここは、譲れないな。
(観賞中は手紙の寛容な内容に感動し、聞き流してしまった・・。)
<今作では、芳根京子さんという素晴らしい女優さんの、さらに磨きがかかった演技と美しさに見惚れた事を記しておきたい。>
特殊能力
記憶屋 脚本が弱いのかな?
原作は全て読んでます。それぞれが記憶に纏わる短編小説になっております。その中からテーマを見出だして2時間にまとめ上げるには、よっぽど印象深い記憶屋の短編小説を作り上げる必要があったはず。その為、映画向けの脚本を原作者と脚本家が一緒になって再考するべきでしょう。現場では、監督とキャストが演ずる上で、より良い映画にすることへのこだわりでテイクを重ねる。
今回、平川組としては、テイク数が足りないのかTVドラマより感動が薄い。内容が薄いので、映画音楽や映像美で印象付けるけど、
まだまだな感が否めない。確かに広島での夕景は、素晴らしい。遼一の雨のシーンも感動的であった。あれだけのシーンが撮れるので有れば、編集する上で撮れ高が足りなかったかもしれない。カット割も甘い。洋画に比べて予算が少ない邦画なので、仕方ない。であれば、エキストラの中で演ずるシーンより
誰にも見られない路地裏で、激昂するシーンを撮った方がよっぽど、遼一らしい。
高原の病室のシーンも感動的であったが
映画なのに今ひとつ弱い。最高のシーンをいくつ作るのかは、監督の裁量だと思います。名脇役が何人もいたので、落ちつくシーンは、簡単に作れたのでしょう。田中さんや佐々木すみ江さんは、流石ですよね。
小説では、ドクターの役割が意味合い深い存在であったが、不可思議さゼロで残念です。
もう少しだけホラー(シーン)的な作りになれば、もっと興味深い映画になったが、単純なヒューマンドラマに終わった。ドラマチックなシーンもなく、ドラマでもないか?
年末にまた、平川組と山田涼介との映画が公開されるので有れば、監督らしい映画作りを期待します。
予告編がピーク
記憶を消すことはそれなりに重みがあるものだと思うのですが、あまりそ...
記憶は残すべきなのか、忘れるべきなのか
2020年1本目。109シネマズのポイントが今月中で失効してしまうのでなんかないかと探したが、いまいち見たいものがない。見たい作品なあるときは暇がなく、暇があるときは見たいときがないというあるある状態。でも、そんな時にふと観た作品が辺りだったりするのも不思議な巡り合わせ。
今回もこれともう、一作品に絞って何とはなしに選んだのですが、当たりでした。
芳根京子さんは実写版の「心が叫びたがってるんだ。」以来。相変わらず素晴らしいです。
突然、彼女が自分の事を忘れてしまうという不思議に遭遇した青年が、都市伝説の「記憶屋」を探すうちに、回りの人の記憶が消されて行く。はたして、記憶屋は実在するのか?それともただの都市伝説なのか。
辛い記憶や悲しい記憶は忘れるべきなのか、覚えておくべきなのか。忘れることで前進する人も居れば、忘れずにそれを礎に進む人もいる。それは人それぞれなのかもしれない。実在するかわからない記憶屋が居るかもしれないと思えることが救いになるのかも。
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