劇場公開日 2020年1月17日

記憶屋 あなたを忘れない : 特集

2020年1月6日更新

2020年最初の感動大作 久々に、記憶を巡る“泣ける映画”を見ませんか?
記憶を消してでも、守りたい―― 感涙と共感と幸福感があふれ出す
「ぎぼむす」監督×山田涼介が紡ぐ、大事な記憶がもっと愛しくなる愛の物語

平川雄一朗監督は、今や感動作の名手として広く知られています。TBSドラマ「JIN-仁-」「とんび」「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」、映画では「ツナグ」などを手掛けました。どれも、涙なしには直視できない名作ばかりです。

同監督が「Hey! Say! JUMP」の山田涼介を主演に迎え、新たな感動作を創出しました。「記憶屋 あなたを忘れない」(1月17日公開)が描き出すのは、記憶をめぐる“愛の物語”。本作を鑑賞する際には、ひとつだけご注意を。手にはどうぞ、厚手のハンカチをご用意くださいませ。


【感涙の物語】恋人が突然、あなたの記憶を消してしまったら――
大学生の遼一は“記憶屋”を探す 待っていたのは、運命的な真実だった…

原作は織守きょうや氏による小説。物語の魅力を一言でいえば、とにかく“泣ける”ことです。「4回泣けます」のキャッチコピーで話題となった有村架純主演作「コーヒーが冷めないうちに」以来の、久しぶりの“ストレートな感動作”なのです。

主人公・遼一(山田)は、年上の恋人・杏子にプロポーズするものの、翌日から彼女と連絡が取れなくなってしまいます。数日後、杏子と偶然再会した遼一は、驚きのあまり茫然自失。なんと彼女は、遼一の記憶だけをすっぽりと失っていたのです。彼の周囲で突如として記憶をなくした人は、これで2人目でした――。


・“記憶屋”とはなんなのか?

もしもあなたの大切な人が、あなたの記憶を消してしまったら。遼一は“記憶屋”という都市伝説的存在を知り、杏子の記憶喪失は記憶屋に遭遇したことが原因だと推定。大学の先輩で弁護士の高原や、幼なじみの真希らとともに行動を開始します。

調査するうちにわかったのは、記憶屋は人が「忘れたい」と思う記憶を消してくれる、ということ。さらにこの日本のどこかで確かに存在していて、「会いたい」と強く願うとやってくる、ということ。やがて遼一は、自身の運命をも揺るがす事実に直面していきます。


・2020年、最初にやってくる感動作 大事な記憶が、もっと愛しくなる――

忘れ去りたい痛切なトラウマ。一方で、つらく悲しいけれども“忘れてはいけない”大事な出来事。そして、宝物のような“忘れたくない”思い出。

本作は幸福の毛布で包み込まれるような、温かく柔らかな情動を与えてくれます。愛おしい気持ちが胸をくまなく満たし、やがてそれは涙となって瞳からあふれ出ていく……2020年は、この感動作で“映画館はじめ”をしてみませんか?


【予告編】 愛する人のために、あなたは何ができますか――?

【感涙のスタッフ&キャスト】監督は「義母と娘のブルース」の平川雄一朗
主演は進境著しい山田涼介 日本映画界を担う豪華俳優が、名演&熱演

日本を代表するスタッフ、キャストの面々が結集。製作陣には豊富な経験と実績を誇る“職人”たちが名を連ね、共演陣には人気・実力を兼ね備えた “スター”が顔をそろえています。


[スタッフ] 良作/感動作を多数手がける“ヒットメーカー”の渾身の一作

冒頭でも語った通り、平川監督は多数の感動作を創出してきました。近年は、無敵のキャリアウーマンが義理の娘と絆を育む「義母と娘のブルース」が印象的。本作でもその演出術がうなり、記憶を軸にした情緒あふれる人間ドラマを輝かせていきます。

さらに、主題歌には中島みゆきの「時代」が採用されている点も要注目。「今はこんなに悲しくて、涙も枯れ果てて……」という歌詞で始まるこの曲は、物語とエモーショナルに重なっていきます。


[キャスト] 山田涼介が熱演 俳優人生の“ターニングポイント”になるか

遼一を演じる山田は、並々ならぬ思いで撮影に臨んでいました。本作を多くの観客に届けるために、自分にできることは何なのか。そんな情熱が、彼の内面に劇的な変化をもたらしました。平川監督と熱心にディスカッションし、芝居の質を高いレベルに昇華させられた。結果、作品がより強いオーラを帯びていく――。

俳優として、“次のステージ”へ駆け上がるきっかけとなったであろう本作。なお広島弁でのプロポーズシーンもあるので、ファンの皆様はお楽しみに!

また、芳根京子が遼一の幼なじみ・真希を演じ、キュートな広島弁を披露しています。ほか弁護士・高原役の佐々木蔵之介や、蓮佛美沙子、泉里香、田中泯、19年2月に亡くなった佐々木すみ江さんら、共演陣からも目が離せません。


【感涙のモチーフ】「エターナル・サンシャイン」「私の頭の中の消しゴム」
濃厚にただよう良作の予感 “記憶にまつわる映画”は、感動率ほぼ100%!

“記憶”をオンライン辞書で引くと、「過去に体験したことや覚えたことを、忘れずに心にとめておくこと。また、その内容」とあります。忘れずに心にとめておくこと。ここに切なさを感じます。なぜなら記憶とは、人間が有限の存在である以上、宿命的に消失されてしまうものだからです。

忘れたくない。しかし、忘れ去ってしまう。そんな皮肉めいた筋書きに、感情を揺さぶる普遍的なドラマが宿っているようです。古今東西、“失われる記憶”をテーマにした映画は、ほぼ例外なく感動的な物語を提示し、私たち観客が摂取した水分を涙へと変換させハンカチ等の布に染みこませてきました。

例えば04年の韓国映画「私の頭の中の消しゴム」は、若年性アルツハイマー症の青年と、建設会社の社長令嬢との悲恋。ほかにも「50回目のファーストキス」「明日の記憶」「博士の愛した数式」など、これらの主人公たちは病や事故によって障害を抱え、なすすべもなく記憶が喪失される事実に愕然とし、苦悩します。そして紆余曲折を経て、彼らは刹那の美しさや、その瞬間にある幸福を愛することを、否応なしに選択していきます。

一方で本作がユニークなのは、記憶屋という存在です。つまり記憶は“請い願えば消せる”のであり、“どうしようもない障害”を扱う前述の作品群とは、実は物語構造が180度異なります。主人公の遼一は謎を追いかけるうちに、「なぜ人は記憶を消したがるのか、逆になぜ人は記憶を慈しむのか」を熟考するようになります。そして様々な人と出会い、生きるうえで思い出が果たす役割を知っていく。本作は、1人の青年が世界と触れ、脱皮していく成長譚でもあります。

ちなみに本編を見ていて思い出すのは、切なく美しい恋愛映画の傑作「エターナル・サンシャイン」。同作ではジム・キャリー演じるジョエルが、ある施術によって元恋人との記憶を削除していくわけですが、幸福な思い出に突き当たり「この記憶だけは消さないでくれ!」と叫んでしまいます。「記憶屋」にも、あるキャラクターが記憶を消すことへの後悔を語る場面があるんです。

両作は「痛切な思い出とどう向き合うか」というテーマを投げかけてくる点で一致している、ととらえることもできます。多層的なメッセージを含む本作は、観客の人生に直結し、豊かな共感をもたらしてくれるに違いありません。

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