記憶屋 あなたを忘れないのレビュー・感想・評価
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切ないけど、温かい…
予告にて、感動しそうだなと思い観に行きました。観て良かったです。だんだん分かってくる謎、登場人物の心情にはらはらドキドキ。感情移入して涙が止まらなかったです。そして、自分だったらどうするか…映画を観ながら考えてしまいました。山田くんと京子ちゃんの掛け合いはとても爽やかで心地よかったです。切ないだけではなく、人と人との繋がりも考えさせられました。終わり方は、私的にとても良かったし胸を打たれました。観て良かったと思います。たくさん泣いてしまったので、もう一度冷静に観てみたいと思います。
誰にフォーカスするかで見方が変わる作品
予告編ほどは…でもよかったんじゃないかと
予告編の中島みゆきさん「時代」だけで泣けてしまってたので逆に少し気持ちを冷静にして鑑賞。
悪くはないけど予告編での感情の昂りがピークだったかも。
またよくジャニーズ叩きがあまりないので岡田准一さんに続き山田涼介さんも俳優として認められたのかも。
何だか途中で読めた展開でもありましたがよかったんじゃないかと。
人が人を許す物語、結末あたりで佐々木蔵之介さんの手紙の終わりがけのくだりがシンクロするんだろうな〜
って思ってたらその通りである意味安心しました。
マチネの〜マネージャーの犯した罪も重いけど、今回の記憶屋さんの罪もちょっと重かったです。
でもエンディングでは元のカップルに戻るだろう(?)シーンで償いを感じることができホッとしました。
芳根京子さん、いいですね!作品毎に役者としての力量をアップしているようで。
佐々木蔵之介さんはここのところ純粋にいい人で終わらない傾向が強いので、今回もどんでん返しがあるかも、
って覚悟して臨みましたが最後までいい人でした。
また田中泯さん、最近の作品で必ず重要な役どころを演じられ安心感満載ですね。
余談ですが、記憶をなくしてもイケメンのジャニーズが近寄ってきたら改めてお付き合いを始めてもいいんじゃないかと…ねぇ、蓮佛さん!
色々な見方が出来て面白い
主演である山田涼介さんがコメントにて「登場人物誰にフォーカスを当てるかで見え方が大きく変わってくる」と仰っていたのですが、本当にその通りだなあと思います。
登場人物全員がいつも誰かを想っているのに、その想いが交差してしまう様子が切なくもあたたかくて優しい。映画のポスターにある「愛する人のためにあなたは何ができますか?」という問いの答えは「許すこと」だと私は思いました。人によってこちらも変わってくるかと思いますが、何故なのかはぜひ本編をご覧になって頂けたらと思います。
そして観た上で納得できない点などが出てくる方がいらっしゃるかもしれないですが、パンフレットもご一緒に手に入れていただけるとより理解が深まって面白いです。それぞれのシーンの真相や込められた思いを読むことでストンと腑に落ちる感覚がしました。
ぜひ沢山の方に届いて欲しい作品です。
【生きにくい現代社会に、福音のように齎された人間性肯定の映画。人には、決して消去してはいけないモノがある事を思い出させてくれる映画でもある。】
消し去りたい記憶。
どうでもよい記憶。
記憶にない記憶。
決して、消してはいけない記憶。
色々な記憶があると思う・・。
フロイトの”抑圧理論”みたいな話かな、と思いながら鑑賞。
違いました・・。
分かり易いストーリーと、出演者の方々の安定した演技。沁みます。
中でも、高原弁護士(佐々木蔵之介)が、遼一(山田涼介)に宛てた手紙には、かなり”ぐっと”来た。
人間を見る目の懐の深さにである。
この手紙で、遼一は幼馴染、真希(芳根京子)のした事を赦すのであるから・・。
だが、1点だけ高原弁護士に異論がある。
それは、”人間の尊厳を奪う行為”を行った者には、赦しはいらないという事である。ここは、譲れないな。
(観賞中は手紙の寛容な内容に感動し、聞き流してしまった・・。)
<今作では、芳根京子さんという素晴らしい女優さんの、さらに磨きがかかった演技と美しさに見惚れた事を記しておきたい。>
何かが違う…惜しい
芳根京子さんの演技が、空元気で作った感じで始めからイタいので、何かあると思っていたら、なるほどそういう空元気でしたか、とラストに向けて見えていきます。
私は原作も未読、予告編すら見ておらず、映画館に行ったらたまたま一番早く観られる作品だったのでコチラを選択したため、全くの先入観なしで鑑賞したのですが、途中までは面白い作品を選んだなと思えましたが、ラストに向けて雲行きが怪しくなっていくタイプの作品でした。
山田涼介くんと佐々木蔵之介さんが車内で言い合うシーンは、突然過ぎるスイッチの入り方が不自然です。
また、これは原作者に原因があると思いますが、作品を面白くするために、安直にレイプや誘拐の描写を取り入れることには嫌悪感を覚えます。
しかも最後の最後に、自分のことだけで動く愚かな記憶屋にも、そのクセ一度でいいから好きになってなどと言う陳腐な台詞で大切な人のプロポーズを台無しにしておきながら抱きつくなど、どんだけ脳内お花畑なのかと呆れます。
全体としては題材も良くて、脇を固める俳優陣は演技も素晴らしいだけに、とても惜しいです。
特殊能力
記憶屋 脚本が弱いのかな?
原作は全て読んでます。それぞれが記憶に纏わる短編小説になっております。その中からテーマを見出だして2時間にまとめ上げるには、よっぽど印象深い記憶屋の短編小説を作り上げる必要があったはず。その為、映画向けの脚本を原作者と脚本家が一緒になって再考するべきでしょう。現場では、監督とキャストが演ずる上で、より良い映画にすることへのこだわりでテイクを重ねる。
今回、平川組としては、テイク数が足りないのかTVドラマより感動が薄い。内容が薄いので、映画音楽や映像美で印象付けるけど、
まだまだな感が否めない。確かに広島での夕景は、素晴らしい。遼一の雨のシーンも感動的であった。あれだけのシーンが撮れるので有れば、編集する上で撮れ高が足りなかったかもしれない。カット割も甘い。洋画に比べて予算が少ない邦画なので、仕方ない。であれば、エキストラの中で演ずるシーンより
誰にも見られない路地裏で、激昂するシーンを撮った方がよっぽど、遼一らしい。
高原の病室のシーンも感動的であったが
映画なのに今ひとつ弱い。最高のシーンをいくつ作るのかは、監督の裁量だと思います。名脇役が何人もいたので、落ちつくシーンは、簡単に作れたのでしょう。田中さんや佐々木すみ江さんは、流石ですよね。
小説では、ドクターの役割が意味合い深い存在であったが、不可思議さゼロで残念です。
もう少しだけホラー(シーン)的な作りになれば、もっと興味深い映画になったが、単純なヒューマンドラマに終わった。ドラマチックなシーンもなく、ドラマでもないか?
年末にまた、平川組と山田涼介との映画が公開されるので有れば、監督らしい映画作りを期待します。
予告編がピーク
記憶を消すことはそれなりに重みがあるものだと思うのですが、あまりそ...
記憶は残すべきなのか、忘れるべきなのか
2020年1本目。109シネマズのポイントが今月中で失効してしまうのでなんかないかと探したが、いまいち見たいものがない。見たい作品なあるときは暇がなく、暇があるときは見たいときがないというあるある状態。でも、そんな時にふと観た作品が辺りだったりするのも不思議な巡り合わせ。
今回もこれともう、一作品に絞って何とはなしに選んだのですが、当たりでした。
芳根京子さんは実写版の「心が叫びたがってるんだ。」以来。相変わらず素晴らしいです。
突然、彼女が自分の事を忘れてしまうという不思議に遭遇した青年が、都市伝説の「記憶屋」を探すうちに、回りの人の記憶が消されて行く。はたして、記憶屋は実在するのか?それともただの都市伝説なのか。
辛い記憶や悲しい記憶は忘れるべきなのか、覚えておくべきなのか。忘れることで前進する人も居れば、忘れずにそれを礎に進む人もいる。それは人それぞれなのかもしれない。実在するかわからない記憶屋が居るかもしれないと思えることが救いになるのかも。
最高
じっくりともう一度観たいなと思う映画でした
色々考えさせられる映画でした。私はとても切なかった。ぎゅーっと胸を締め付けられるような。とても貴重な時間でした。多分山田涼介さんのファンであろう若い女の子達があちこちですすり泣いていて、それだけでもこの映画の価値はあるなと思いました。きっかけは好きな俳優さんを観るためだったとしても、こういう映画で辛い記憶は消した方が良いのかどうなのか、人を想うとはどいうことなのか、死に逝くものが残していく愛おしい者に何ができるのか、etc. 大笑いしたりハラハラしたり恋愛ものでキュンとしたりのエンターテイメント要素の強い映画も良いですが、たまにはこのような真面目に問題提起しているような映画を観ることで、若い女の子達にも多くのことをじっくり考えて涙を流して素敵な女性になっていって欲しいなと思いました。出演者の皆さんそれぞれとても魅力的で、演技が達者で安心してお話しに没頭できたこともとても良かったと思います。
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