「"営み"の世界、その果てで」火口のふたり かわちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
"営み"の世界、その果てで
19歳になり、 いよいよR-18の映画で気になるものができ、観賞してきた。
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主要なキャストが二人のみ、そこで描かれる世界は、食べることと身を重ねることに、寝ること、人間の"営み"をするのみ。
普遍的でありながら本能的な部分のみを描かれ、"生きること"そのものを体現している。
本能的に生きていく彼らが、日と身を重ねていくうちにさらけ出していく本音、奥底にある思いに、どこか共感できるのだから不思議だ。
東日本大震災や未曾有の災害が多いこの国で、"生きること"を見つけ出そうとする姿、そしてタイトルが成す意味が繋がった瞬間、涙せずにはいられなくなった。
一点の後悔もさせない良作。
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