天気の子のレビュー・感想・評価
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ピュアと自己中の違いを考えさせられるための映画としては正解
映像も音楽も君の名はに続いてとても綺麗
新海監督の空は本当に美しいし、天気を扱ってみたかった気持ちはわかります
きっとこの映画を純粋に楽しめる方はとてもピュアな方なのでしょう
わたしはとても自己中的な結末、という印象ばかりが考える程に浮かんできてしまいます、
だって、3年も雨が降り続いて、東京沈没?!ありえないです!!!
ある意味笑えます笑
終わったあと、友達と思わず、笑いましたもん、え?おわった?笑
ってなりましたm(_ _)m
今年の梅雨の長さとか、例年の異常気象、まあ商業的には良いのでしょうか、、でも、せっかく映画館で見るに値する映像美をもっている新海監督には、もう少し大人向けの内容の映画を是非期待したいです
豪雨の中の疾走感!
途中から、涙が止まらなくなった。
その疾走感に考えている間を与えてくれない。
繊細で大胆な構図、
見たこと、聴いたことのないストーリー。
そして、魅力的な主人公たち。
この上ないものを見た!
君の名はには劣る
映像も歌も悪くは無いが、君の名はの時ほどはそれらの見どころが少ないため感動が少ない。
主人公の男の子が自分勝手というか子供っぽすぎたので全く好きになれず、応援する気になれなかった。
この監督は「俺はただ、もう一度君に会いたいだけなんだ」っていうセリフが好きなんだろうなと思った。
凪くんが可愛かった。
ある意味「風景描写((映像×音楽))」が主役の不思議な映画。
同時期に公開されている映画ドラゴンクエスト・ユアストーリーを観に行った際にポスターなどが目に付いて、このサイトにその感想レビューを書いている際にランキング画像などがまた目に付いて…、この『天気の子』も観てみることにしました。
エンターテインメント映画として受け取った場合には、新海監督の前作『君の名は。』よりも、感情表現に心を動かされたり、起承転結に一喜一憂したり、現代機器と物語構成の相関に感心したりといった面では、全てがぼんやり焦点が定まらない印象でした。ただ、自分は『君の名は。』の物語の着地点に不満をもっていましたので、その点に関しては『天気の子』のほうが納得できる、腑に落ちるものでした。そして、風景・遠景での美しい場面描写に関しては、今作のほうが圧倒的に良かった。しかも、そんな場面が数多くあり、それらを観賞・体験できただけでも映画館に足を運んだ価値があると思えました。不思議な美を、ありがとう!
主人公とヒロイン(2人の主人公と言ってもいいのかな?)が置かれている世代間格差や経済的格差における弱者としての状況、それらの犠牲を払って先進国・高度文明都市としての現状を維持しようとする現代日本・首都東京。特に若い女性を、表のアイドルなどの面でも、裏の風俗産業などの面でも使いつぶしつつ、それを直視しないか、そもそも無かったことにしつつ、消費社会を回転させている現実。そのような描写に関して、この映画がそのよう現代日本を批判しているという、他の人のレビューを読みました。私の両親は「団塊の世代」(≒作中訳書がチラッと映った村上春樹さんと同世代)で、ドラえもん・ドラゴンボール・ドラゴンクエストで少年期を過ごし、思春期にはZARDに憧れ…、もろにそのような消費社会の回転の真っただ中を生きてきました。この映画は、何かしらの犠牲を生みつつ回転し続けるそのような現代日本の消費社会(その象徴としての東京)を、意図的に厳しく批判・否定したような、そのような作品ではないと、私は感じました。むしろ、いろいろなものとタイアップしていることがもろに分かるようになっているし、コンビニで宣伝の音声がガンガン流れていたし、むしろ若い世代をその回転に巻き込んでいく役割すら担っていると思います。
この映画のストーリー面でのテーマは、そういうことではなく、「現代日本における<対幻想>のあり方」ということだと、私は受け取りました。「<個人の幻想領域>と<社会の幻想領域>は逆立する構造になっていて、その間に<対幻想>という領域が…」というのは吉本隆明さんの言説ですが、『天気の子』で行われているのはその現在進行形版だと思いました。私は、<個人幻想>と「メモ」、<対幻想>と「手紙」、<共同幻想>と「新聞・書籍」のように整理している時期がありましたが、前作『君の名は。』ではLINE的なSNSが主人公2人をつなぐものとして上手く活用されていて感心していたのですが、今作ではそれに相当するものが思い当たらず、このレビューを書き出すまでモヤッとしていました。書きながら、あえて絞るなら((映像×音楽))がそれかな…。と、いま思いました。新しい世代によって、新しい表現は無限に生まれてゆく、そこに希望がある…ということでしょうか。
ラストシーン。「大丈夫」というキーワードで、((映像と音楽))がつながり、2人がつながる。『君の名は。』から3年たって、LINE、You Tube、フェイスブック、ツイッター、ブログ、いろいろなメディアで、個人がアップした動画をみることが増えました。(いま周回プレイしている『隻狼 SEKIRO』というゲームでは、クリアするためには、激ウマの人以外は先行プレーヤーの攻略動画がほぼ必須で、とてもお世話になっています。)また、仕事でスカイプ会議は普通だし、ビジネス相手に音声データを加工してメール送信、などもやっています。男女・相方・家族の<対幻想>も、それで紡がれる時代なのかもしれません。そう思って鑑みると、自分の第一印象を「風景描写((映像×音楽))が主役の不思議な映画」だと感じたこととも整合性が取れますしね。
☆とにかく、機械の美しさと自然の美しさを統一して不思議な美しさを創出しようとした挑戦の領域は唯一無二です。その他の部分は、好みによると思います。丁寧な仕事に感謝!
雨は悪なのだろうか?
雨や水、光の素晴らしい描写力、圧倒的な現実感など
君の名はを凌駕している部分もある
登場するキャラも魅力的でアニメらしいすがすがしい
いろいろ気になったけど
一番矛盾を感じたのは
これだけ精魂込めて描写した雨は「悪」なのだろうか?
雨が続くことは不幸なのだろうか?
そしてラストは茶番に感じてしまった
最後はオカルト非現実をごまかすためにオカルト非現実の上塗りなってしまった
ハリウッド映画ばりにこれなら宇宙人でも登場させたほうが良かったかもしれない
この監督は作画と描写に専念して
きちんとしたシナリオライターと協力したほうが良い思う
オカルトならオカルトなりの上手な説明と解決を用意して欲しかった
2回目見に行きます(^-^)!、
とても面白かった!!見に行った人全員が君の名は。より天気の子がよかったみたいです。私も天気の子の方が好きで、物語もわかりやすくてすーっと入ってきた感じです。そして絵が本当に綺麗!!見とれるくらい繊細で美しくてこれは映画で見るのをおすすめします。声優も特に違和感なく、バランスがとれてると思います。ストーリーは家出やバイト、未成年の壁みたいなのが主で自分が学生なのもありとても共感しました。クライマックスもすごかった!泣きました。終わり方もすっきりしててよかった印象です。
意味不明
君の名はもはまらなかったが
それ以上に今作は意味不明だった。
人柱というものをあんなにも軽く取り入れてほしくないし、
警察や施設を必要以上に悪く描いているのも謎。
若い年代にはうけそうだけど
大人向けではないかな
なんでこんなに評価高いんですかね🤔
1作目で判断するのはどうかと思って見に行ったけど
新海誠さんはもう見ないな~
世界は元々狂ってる
東京に希望を抱いて上京してきた私自身、
東京をテーマにした作品は、主人公の気持ちがよくわかる。
田舎を振り向いちゃいけないと、必死に前を向く、
そこまでしなくていいと言う人には分からないだろう
胸の奥の熱い気持ち。
一人で生きていきたい、何も恐れたくない、何かを成し遂げたい。
あの時の希望は、この作品の美しさがぴったりと表わしている。
やっぱり東京は特別なんだ。ここに来なきゃ、刺激が足りな過ぎる。
また、大人に銃を突きつけてまで大切な人を守りたい気持ちも
そこまでしなくてもいいのにと言う人にはわからないだろう。
まさに、愛は無敵。人脈は大切、自分の信じる道に真っ直ぐ進めばいい。
天気は誰にも動かせないけど、たしかに晴れたら気分が晴れるし、雨だと沈む。その大きなものを動かす力に若さのパワーがこもっていたと思う。
須賀さんがすごくいい役割。
あんな大人になりたいと強く思う。
定年過ぎの男が観て
東北復興事業を必死にやった定年過ぎの男が観て、率直に涙し考えさせられてしまいました。
映画は素人ですが、この長編を通して圧倒的な描写力はなお健在、それがこの作品の世界に引き込んでくれました。でも問題はそこではない。細かな矛盾点や無理さは有るでしょうが、それも問題ではない。私が突き付けられたのは、
「一人の男として、たった一人の女の為に、自らの住む社会や自分の将来を犠牲にまでして、強く一途に愛する事が出来るか。」
と言う一点でした。私は、人は誰でも、強い意志と知力・体力の限界まで全力で努力し続け、己が命をも厭わなければ、社会に対して何某かの影響を与え何かを残せると信じるものです。
しかしこの作品の主人公は、決して強くも賢くも無いのに必死に動き、数百万人の公共の益を犠牲にして、唯一人の女を愛するのです。その決断を下せる勇気と愛に、小人である私は率直に感動させられました。「この作品を笑うのは自由だ、だがそのお前は、この決断を下せるだけの度量が有るのか!」と突き付けられていました。
ひたすら学び、全力で仕事をし、60余年を社会で生きて来た男として、社会の常識や大人の知恵を「それは本当の人の愛か?」と考え直させる、力強い作品だと思います。
是非、劇場のスクリーンで、細かい事は気にせず、素直に物語の中に入って、長い歳月を生きて来た大人として「自分に出来るか?」と自問しながら観て頂きたいと思います。私はもっとちゃんと考える為に、もう一度スクリーンで観るつもりです。
愛にできることはまだあるよ。
新海誠監督作品は最初期の頃より認知していて感銘を受けてきました。(全ての作品をその時々の学生時代でほぼほぼリアルタイムで遭遇し、体感することが出来、大人になり、現在に至ります)
まだそれは『OtherVoices』の旧HPだった頃からです。なんだかその頃の一部アニメーションファンの驚き加減であったり、連帯感だったりが今はもうすっかりと懐かしいです。
映画『君の名は。』の記録的大ヒットにより、これまでの新海ファンではない、数多くの一般ピーポーが新海誠監督作品に雪崩れ込んできた事が良くも悪くも、新海監督の作品創りに影響を及ぼしていると日々感じています。
『天気の子』
映画館で初日公開日より、これまでに5回観てきました。
それくらい個人的には面白かったし、映画を観ていてなんだか嬉しかったです。(隠れミッキーマウス的な要素があちこちに潜んでいるので、映画のリピートにもすっかり貢献。場面場面の情報量が多いシーンがけっこうあるので最初に観た時は集中力が必要になりました)
「君の名は。」で大衆化路線へ邁進した作品創りから、今作の「天気の子」では大衆向けの映画としつつも、作品に内包されている物語の展開や演出、音楽の配置や音楽の歌詞など、それはどこかこれまでの新海誠監督作品に立ち返っているようで、これまでのある種実にマニアックな仕上がり方を魅せていて本当に嬉しかったです。
『ほしのこえ』や『雲のむこう』
『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』『Z会CM』etc.
そして、前作の『君の名は。』
それら全てに通じる新海監督の想いや眼差しが『天気の子』に継承されていて感動しました。
特に前作の「君の名は。」からの設定的継承は純粋に面白く、遊び心に溢れていて驚きました。
平成(君の名は。)~令和の物語(天気の子)として。
彗星と結び、天気と世界の選択。
二つの作品のモチーフの融合がとても興味深いものでした。(監督の作品はどれもそういったモチーフや物語的な繋がりの継承がみられてとても興味深いですよね。どこか全ては繋がっているんじゃないか?と映画を観ながら、小説を読みながらはっとしています)
初期の天門さんとの音楽
近年のRADWIMPSさんとの音楽
新海誠監督が手掛ける映画は音楽との親和性が非常に高く、空や雲の描写、日常の背景美術の美しさと相まって、新海監督の「作家性」「画家性」「唯一無二のオリジナリティ」を獲得しているように思います。
レビューが長くなりましたが
新海誠監督作品『天気の子』
エンターテイメント性に富ながらも、これまでの新海作品に見られた「新海らしさ」を獲得し直していっているこれからのターニングポイントになっているであろう快作を一ファンとして非常に嬉しく思い。レビューとさせて頂きます。
追伸
『天気の子』
声優陣の演技が素晴らしく
特に「先輩」の声の演技は本当に見事でした。またこれからも先輩の声をどこかで聴きたいです。
面白いけど、尾崎豊?
君の名は。を観ていたので、どんな内容かなと楽しみに観ました。
個人的には君の名はを超えられなかったです。
君の名はを観た時には、村上春樹を思い出しましたが、今回は尾崎豊を思い出しました。
まだ一度しか観ていないので、消化不良の部分もありますが、見る価値のある映画だと思います。
ムー。スピリチュアルが再興?
30年前に空中浮揚写真を掲載した雑誌【ムー】が、重要な小物として使われている。
このような作品が爆発的なヒットをするのは、社会が再びスピリチュアルを求めているのだろうか。
1990年代? 前作の彗星は、1997年の夜空を彷彿とさせた。前作本作でも、大学生の就職難。バブル崩壊後のようすにかぶる。
2019年の夏に見る価値がある
現代版SFキャッチャーインザライ。
大衆に媚びた新海誠かそれとも以前の作風を取り戻すか。個人的には前作より楽しめました。
●ストーリー
天気を操る能力を持ったヒロインと家出少年の主人公。二人はその能力を生かして自分たちのアイデンティティを確立していくけれど、実はその天候操作能力は使う程……
セカイ系エロゲ原作とか冗談で言われていますが、探せば似たようなストーリーはゴマンとあります。ただ、それを2時間に収めて過不足なく描き切った監督の才能に拍手。分かりやすいストーリー構成とテンポの良い展開で万人受けしそうな内容でした。
「これは!」と思った演出として、世俗の流行を積極的に取り入れてる点があります。初手バーニラ♪バニラ♪だったり星野源の恋だったり。映画はその時代の流行を露骨に取り入れる例は少ない(後世見た人が疎外感を覚えないようにではないかと個人的には思っています)のですが、この映画はそれを積極的に行っています。2019年の梅雨は異常に長く毎日のように雨が降っていたこともあり、映画で描かれる雨の東京には強烈なリアリティがありました。2019年の夏に見てこそ、このリアリティが十全に実感できるという意味で、まさしく体験としての映画造りが為されていたと思います。
様々考察ができそうな箇所があり、その手のオタクは喜んで頭をひねっていると思いますが、やはり全体主義から個人主義への価値観のシフト、あるいは滅私奉公を是とする風潮への忌避が中心に据えられているのかなと思います。
●演出
暗喩的なシーン、光る演出がいくつもあります。例えば指輪がすり抜けて落ちていくシーンや、二人で帰還した後チョーカー(だっけ?)が切れているシーン。「大体誰でもその意味に気づけるけど、明確に示されるわけではない」という上手い塩梅の演出で、誰もが気持ちよく批評家を気取れる感じでした。
●音楽
君の名は。大ヒットの原動力となったボーカル曲演出は本作でも健在。ちょっとくどい感はあるけれど、グランドエスケープのシーンは凄い爽快感だったのでOKOK。
●声優
キミノソォツォドオリダヨ?
本田翼の演技にちょっと不安はありましたが、恐らくあそこが一番最初に取った台詞だったんでしょうね…… あそこ以外は気になる点はほとんどなく、頑張っていたと思います。
●絵
雨の東京の質感、スケール感、どれをとっても圧巻!人物の書き込みも素晴らしく、これだけで見る価値があります。雨あがりのシーンは爽快感がよく表れていて、本当にこの人の作る空は綺麗だな……と感動しました。花火をドローン撮影のような視点で描くのも斬新で面白い!
●総評
君の名は。の流れを汲みつつ、随所に意欲的な工夫が施された良作。
最後は世界を犠牲にして一人の人間を救うという「一見不合理な」選択をするわけですが、よくよく考えてみると普通というか、当たり前な気がしますね。
誰もが「認識」を通じて世界を解釈し、自分の中にもう一つの世界のレプリカを作り上げています。彼には彼の世界があり、彼女を救う方が彼の中の世界にとっては悪影響が少なかった、それだけの話なんでしょう。毎日雨が降るようになるよりも、好きになった女の子に未来永劫会えなくなる方が、彼の世界への影響は大きいと。そりゃそうだよね。ひなちゃん可愛いもん。
壮大な時間軸の中でミクロな愛の意味を問う
嫌になる程の壮大なスケール感。何千年、何万年という単位で姿を変えていく地球。異常気象などという言葉も陳腐そのもの。海に沈む東京さえも些細なことだ。
今を生きる主人公たちに、そして我々に何ができるというのか。ただ愛する人を思い今を生きること、そんなミクロな感情がどれだけ大切かを謳う今作。潔くって、清々しくて素直に感動した。てか、激しく感動した。
あまりアニメを観ないのだが、新海誠作品に触れるとアニメっていいなと思う。表現に制約がなくイマジネーションの世界を翔べる。底辺にある哲学にも共感できる。早くも次回作が楽しみになった。
ちなみにイオンシネマ大高のIMAXにて観賞。
何も知らないくせに・・・
「君の名は」もすごい映像、描画だったけど、本作もとにかくすごかった。
実写じゃないのか、とホントに凝視。
さらに、BGMもそれぞれのシーンによくあった曲になっていた。
そして、ストーリーは・・・
正直、よくわからなかった。
東京、どうなった?このあと、どうなる?
ラストシーンも・・・それで?って感じだった。
見ていても、何も知らず、何もわからず・・・
若い子はキュンキュンするのかわからないけど、
オッサンにはお盆前に見れて、いろいろと勉強になった。
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