「「決断の行方」」天気の子 トンヌラさんの映画レビュー(感想・評価)
「決断の行方」
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キャラクターの造形、背景のあざやかさは、前作と変わらず高いクオリティで安定。
私が特に印象に残ったキャラは、夏美と凪でした。
どちらもキャラが立っており、そういった見方では、主人公である帆高と陽菜よりも魅力を感じました。
また、前作のキャラたちがさりげなく登場する場面は、とても微笑ましい演出でありました。
何故、まだ少年である帆高が、単身東京まで家出する事になったのか・・・この辺りをもう少し描いていたら、もっと帆高に感情移入できたかもしれません。
物語を締め括る帆高の決断は、またスケールと世界が異なりますが、私は原作漫画「風の谷のナウシカ」ラスト間際におけるナウシカの決断を思い出しました。
陽菜は救えましたが、その代償はあまりにも大きく・・・まさに晴れのち雨、結末は曇り。
ただ、この先もしかしたら続編があり、雨に沈んだ東京を復活させる作品が・・・これはあくまで、私の観測的天気の子予想ですが。
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