「夏を感じる作品でした」天気の子 みるくぱずるさんの映画レビュー(感想・評価)
夏を感じる作品でした
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映像、音響とても素晴らしかったです。
何度も何度も鳥肌がたちました。
自分にも風が吹き抜けるように雨に打たれるように夏の暑さを感じるような描写が本当に素敵だと思いました。
諦める大人と対象的な諦めたくない子供。
十代とは自分が思ってるよりも非現実的で行動派なんですよね……。陽菜の高校生と偽って稼ぐ姿とか穂高の島から東京に家出する姿とか。
それは自分の人生を自分で守ろうと足掻いているのかなと思います。
結局子供の力は大人の力には抗えないのかもしれないけど、ひとつの手段として抵抗しているようにもみえました。
大切なものを守るために、それだけのために考えてもがいて走る。
それって大人になると自然とできなくなるんですよね。何かと天秤にかけて理由付けして勝手に納得して諦める。それってすごく切ないですよね。
陽菜の為に走ってもがく姿はとても美しいと思いました。誰かの為に、自分が正しいと思うものを救う為にひたむきに走る少年はとても美しかった。
誰になんと言われようと関係ない。自分が正しいと思うものは全力で守る姿に心うたれました。
綺麗事なのかもしれませんけど、批判の声などもあるかもしれませんが、自分の理想を信じて作品を発信することはとても尊いものだと思います。
気になる作品派片っ端から見てるただのオタクですが、ほんと見てよかったと思います。
素敵な作品をありがとうございました。
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