「掘り下げ不足、終始ハテナが頭上に浮かぶ」天気の子 らむさんの映画レビュー(感想・評価)
掘り下げ不足、終始ハテナが頭上に浮かぶ
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映像が綺麗なお陰でそこまで退屈ではなかったのですが、主人公の帆高は終始ヒロインやお世話になった人や警察に追われてもなお頑なに「地元には帰りたくないんだ。」の一点張り
多分深い事情があるんだろうなあ、ネグレクトとか虐待とかいじめかな?って思い中盤や最後で掘り下げてくれると思いきや最後警察に捕まり、普通に地元で三年保護観察と卒業式を迎えて、何故そこまで地元に帰りたくなかったの???と尚更主人公にむかつきました。
主人公が大人しく最初地元に帰ってれば小栗旬のキャラや本田翼のキャラ、ヒロインの人生を棒に振ることは無かったでしょう…。
天気の巫女に関しても掘り下げ不足を感じました。適当にサブキャラクターにそれっぽい厨二ワードを並べて解説感が半端無かったです。
主人公に感情移入出来れば多分泣けると思うし面白いと思います。ただ、君の名は。の瀧くんのやさぐれた現代っ子の子供感とは違い本当にただ私利私欲自分のワガママだけでお世話になった人の恩を仇で返す、一人の女に狂ったサイコパス童貞というイメージしか沸きません。
どちらかと言えば大人側に感情移入できる映画でした。
そりゃ急に「この夏の晴れが帰ってきたのはヒロインが犠牲になったからだ!!」って叫びだしたら頭おかしくなったのか?って普通思いますよね。
感受性豊かな方や子供なら感動できるのかなーって思ったけど、あまりにも重い犯罪と聖地巡礼には向かないラブホ街連発で子供にはすすめたくない映画です。
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