「一度観ただけじゃ語れないこの作品」天気の子 forza_inter_yn55さんの映画レビュー(感想・評価)
一度観ただけじゃ語れないこの作品
2回目の鑑賞で初めてレピューします。
2007年の秒速からのファンです。当時中学生でしたが、1人で渋谷の映画館まで見に行きました。
言の葉の庭の本の裏表紙に新海さんの直筆サインもしてもらいました。今作の小説も事前に読んで見ました。そんな自分が見た感想です。
一言言うと、中身が薄くて感情移入しにくい。というのが第一印象でした。しかし、本で読んだ感覚と異なり、なんだかまだ自分の中で整理できてなかったので、数日後、すぐに2回目の鑑賞をしました。
いくつか口コミを見て、細かいことを考えず、ただ純粋な気持ちで鑑賞すること、須賀が第二の主人公であること、などを踏まえて鑑賞した結果、1回目よりかは明らかにすんなりみることができました。
主人公とヒロインが中学生だと考えれば純粋で非常にありがちな思考で、その中で必死にもがいて何があろうととにかく1つの目標に向かって走って行く姿は、今のこの世の中にあまりない気づかせてくれる何かがあると思います。
そして須賀の心境は2回目見てもまだ全てを知り切った気持ちがしないです。でも個人的に一番感情移入できる登場人物でした。
その他、絵や音楽は言うまでもなしに、君の名を凌ぐ美しさでした。最後の空から落ちるシーンはこれを見に行くだけでも価値のあるものです。
3回目はどうしようかな…
8/1
3回目見ました。
見るたびに感動が増してく作品。
かなりのメッセージ性がある作品です。
2回目で感じた、必死にもがいて何があろうととにかく1つの目標に向かって走って行く。
これは最高に響きました。この映画はそれを伝えるがためにあるようなものです。
そして須賀の心情。もっと須賀の過去とか知りたい!と思うのですが、やはり今の帆高と過去の自分が重なるんでしょうね。当時の自分はやりきれなかったその想いがあの涙だと思っています。須賀を見てると考えてると涙が出てきそうになります。
あと作品の内容と関係ないですが、平日の昼に新宿の映画館に観に行って思ったこと。
昔からの新海ファンとして女性が1人で観に来てくれるような監督作品なったんだと嬉しく思いました。