「主人公と目線が合わない」天気の子 翔馬さんの映画レビュー(感想・評価)
主人公と目線が合わない
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主人公の身の上話があまり無く、感情移入がしづらい
拳銃を打つというなんだか主人公の年齢からは、想像しにくい社会への反抗の仕方で捉えにくい
あのボーイも嫁子供が居る身なのに、子供に馬乗りで暴力を振るうのはどういう事なのだろうか
前作では皆の命を救うための爆破だったり、主人公と思考がシンクロ出来るが、
今回は主人公のエゴによる暴走であり、かつ感情移入が出来ないため終始冷めた目で見てしまった。
ラストは世間的にはバッドエンド。主人公的にはトゥルーエンド?というような終わり方であったが、
雑なような気がする。
それより、ヒナは結局帰らず<天気の子>となり、世界は大災害から救われ、事情の知らない世間は喜ぶ一方ーー、
主人公は大切な人を亡くし悲壮感に打ちひしがれるが、最後は自分なりの答えを見つけ歩き出す
というような終わり方の方が外側と内側のギャップが映え良かったかもしれない。
水の描写や音楽はさすがと言わざるおえないので、映画館で見る価値はあるかもしれない。
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