アラジンのレビュー・感想・評価
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時代を反映した良質な実写化
ディズニーの有名アニメの実写化。
アニメのストーリーや見せ方を忠実に再現しつつ、王女ジャスミンの立ち位置など、現代社会により即した形にアレンジされている。
リアルな演技とCGのコラボレーションは巧みで、大きな違和感なく両者が馴染んでいる。
幅広い年齢層で楽しめる、良質の実写ファンタジー。
なのだが、ゲームに於いても、ドット絵上等、フルCGムービーとか別に無くてもいいよ…というタイプの私は、どうにも実写願望が薄いらしく。
ジーニーが畳み掛けるように魔法を使ってあれこれやって見せるシーンなど、どうせCGフル使用ならアニメでいいじゃん、と思ってしまった。
ダンボの時も思ったけど、なにもアニメの名作を次々実写化しなくても、ストーリーから新しく作ってくれたらいいのに…。
まあそこは完全に個人的な好みの問題なので御容赦を。
実写化にしては良い方
眠れる森のアラジン
アニメ版を好きすぎたせいですね
アニメ版が大好きだったことに加え、「美女と野獣」の実写が良かったこともあって、自分の中のハードルが上がりすぎたいたようです。
私はこの映画をミュージカル映画として見に行きました。もちろん歌・ダンス共に素晴らしかったのですが、アニメを超えたとまでは言えません。
一番残念だったのがWhole New Worldのシーン。あのシーンは、王宮に閉じ込められていたジャスミンが初めて外の世界へ飛び込む、その開放感こそが重要なのです。見るもの全てが新しく、絨毯で進めば進むほど心がときめく…そんなジャスミンの感動があの曲に、そして彼女の表情や仕草全てに込められているのです。
アニメ版では、アラジンとジャスミンはエジプト、ギリシャ、中国まで旅をしています。描写されてないだけで、もっともっと遠くまで飛んでいったのかもしれません。雲の上まで飛べば、そこに広がる「ダイアモンド」のような空を見ます。この場面で初めてジャスミンは世界の広さ・美しさを知るのです。ですが実写版では、あまりこの「ジャスミンの感動」に主眼を置いているようには感じませんでした。ただ美しい景色の中を飛んだだけ、しかもその景色も、ずっと同じような眺めなんです。私の想像力・読解力が足りなかっただけという可能性は大いにありますが…。
その他の曲にもいろいろ思うところはありますが、全体的に「アクションに偏っていたために曲のシーンが盛り上がりに欠けた」という印象を受けました。たぶん、「美女と野獣」でミュージカル要素がかなりボリュームアップしていたから、こちらで物足りなくなってしまったんだと思います。
もう一つ気になったのはキャラクターの描き方でしょうか。特にジャファーですね。作中で彼は、己のコンプレックスを原動力として動いています。たぶん、それが彼に対して魅力を感じられない理由です。
アニメ版のジャファーは、ただただ権力のみに執着します。彼は権力が欲しいのであり、ある意味それは前向きな動機であり、彼は前進しているのです。
しかし、実写版のジャファーは、自己顕示欲を満たすために権力を欲しているのです。つまり、足りないものを満たすというのが彼の動機です。アニメ版に比べて、ずいぶんと消極的です。そのためにどうしても小悪党のような印象を受けてしまいます。悪役に人間性を加えたかったのでしょうか。ですが私はカリスマがある悪役が好きなので…笑
あと、イアーゴですね。これはちょっと、唖然としました。彼から人格が取り上げられてしまっています。それはイアーゴではなく、ただのオウムです。アニメ版2作目ではかなり重要な役になりますし、個人的にとても好きなキャラだったので非常に衝撃を受けました。
最後にジーニー。かなり人間味が加えられていましたが、私はそれは要らないかもなぁ…と思いました。アニメ版のジーニーの性格がどこか人間離れしているのは、彼の底抜けの明るさから来ていると思ってました。たしかにジーニーは怒りや悲しみもあらわにします。しかし、人間のような苦悩はしません(と、思っています)。だからどんなに絶望的な状況であっても、ジーニーの明るさにどこか救われていると思うのです。
ですが実写版のジーニーは、最終的に恋をし、人間になります。私達と同じ苦悩する存在になってしまったのです。ですから、ジーニーが人間になった時に感じたのは、あの明るさを失ってしまったという喪失感でした。(かなり個人的な感想ですが)
ここまで批判しかしていませんが、それでも製作陣が熱意をもってこの作品を作っていることは、十分画面から伝わってきました。歌も映像もとても美しく、魅了されること間違いなしです。見ていて楽しく、ハラハラする場面もたくさんあります。私はアニメ版への偏愛ゆえに評価を下げていますが、きっと大勢の方が楽しみ、感動できる作品だと信じております。
アニメがいい
アレンジに対して意見がわかれそう。
小さい頃からディズニーアニメ映画を見て育ってきたわたし。ディズニーに限らずアニメ実写には良いイメージをもっておらず、イマイチが前提で観に行った。
見所は何と言ってもウィル・スミスのジーニー。
CGで魔法の世界をどこまで再現できるのか。
そして、アニメにはないプリンセスのソロナンバー。
観てみて良かったのはFriend Like Me のヒップホップ調アレンジ!これはすごく良かった。
次に、ジャスミン役ナオミ・スコットの歌声。
めーーっちゃ上手い。ミュージカルやってただけある!
「女が強い」最近の風潮に合わせて、ジャスミンやその侍女に対して熱くスポットが当たっている気がした。
アニメ版では女キャラはジャスミンしかいないしね。
そしてアラジン役のメナ・スマードはアクションがうまい。歌はある程度という感じ。
アレンジに対しては、意見が別れると思うけれど、
私は、いる??っていう感想。
ジーニーをそこまで人間臭くする必要はあるのだろうか?今までの主人とアラジンを比較して、友情を育むのは百歩譲って良いとして、ランプから自由になって人間になって恋をするのはなんだか変な設定だと思った。
ジャスミンの心境とかは恋愛だけで十分…
プリンセスとして政略結婚を断ったりめっちゃ豪華な暮らししてるくせに過剰に民の心配をしたり、国政に首をつっこんだりするなんて変な矛盾が生まれてしまっている。その上恋愛結婚…王女の立場が崩れている。
それに、政治、経済といろいろ勉強してしまっているからか初めて外の世界へ絨毯の旅!というシーンでは感動が薄く感じた。
あと脇役キャラの薄さ。一番好きなオウムのイアーゴは
カタコトでオモチャみたいだった。せっかく自我があるんだからアニメのようにいろんな悪口や皮肉を言うのが観たかった。
王様も威厳ありすぎてアニメのキャラぶち壊し。
絨毯はユーモア50%off!ジーニーにCG労力使いすぎてない?
そして、悪役がこれまた薄い!!!
俳優さんがミスキャストかもしれないけれど、
イケメンだし、声高い…アニメのイメージで観ちゃうときついところがある。さらに、背景を付け加えたことによってただの成り上がり野心家ってだけになってしまった。悲しい…
アクションシーンととミュージカルシーンだけは評価できる。海外評価は低いから私と同じくストーリーアレンジがイマイチな感想なんじゃないかな?
山ちゃんの歌も聴きたいから、吹替も観に行こうかな…
単純に楽しめます。
ディズニー映画や、ピクサー、最近だとマーベル作品を見て思うことなのですが、いわゆる面白くないシーンを排除していく流れってありませんか?
だから大体どのシーンも楽しめます。シリアスで暗い印象になりがちなシーンにも、アラジンでいうと猿で少し笑いを入れたり。
観てる側としたら退屈はしないんですよね。良い意味で。
こういう作品にレビューとか感想を述べるのってなんか違うなって思います。
誰が見ても及第点をもらえるものって、評価とかそういう次元の話ではない気がして・・・
単純に楽しめます。
曲もいいし、ウィルスミスも青いけどかっこいいし。ジャスミンも綺麗です。
休みの日に、こういう作品を見るって、なんだか生活に余裕を感じて、少し優雅な気持ちになれるのって私だけでしょうか。
200億円、史上最大の損失 ‼!
始めに断っておきます。ディズニー映画が嫌いなので、評価はあてになりません。そしたら評価をするなと言われそうだが......。
異類婚姻譚「美女と野獣(2017)」やグリムともペロー作とも伝えられている「シンデレラ(2015)」で主演を演じたのがイギリス出身の女優さんで、今回も、母親がインド系のイギリス人、ナオミ・スコットが王女ジャスミン役をそのたぐいまれなる歌唱力を持って、演じている。まるでお人形さんのようなキュートな方で、ディズニーのキッズ番組で鍛え上げられたものが、この映画では歌声と歌唱力が素晴らしく聞き入ってしまうほど映画に反映されている。
魔法使いジーニーとくれば、個人的には、ベストセラー作家、シドニー・シェルダンが制作したアメリカのシットコム「I Dream of Jeannie(1965)」のバーバラ・イーデンを思い出すのだが、この映画では、その役をウィル・スミスが演じるという、ある意味、耳を疑うような話だったが、CGでできた外見も伴って、実際に観てみると案外似合っていたし、彼の独特な言い回しのコメディー色も嫌味がない作りとなっている。彼を知ったのは、ある国で約30年前に彼が主人公を演じていた、シットコム「The Fresh Prince of Bel-Air(1990)」を見た時からで、彼はすでにその時には弱冠19歳にしてグラミー賞を獲得している。
どちらが先か知らないが、「レイダース(1981)」とクリソツなシーンが出てくるし、それと何といっても、主演の3人が、アメリカ英語を話しているのに、他の人たちは、あからさまに変なアクセント(中東の人が話す?)のものを使っているにもかかわらず、普通に受けいられている。ただ個人攻撃のようになるかもしれないが、悪役のジャファー役のマーワン・ケンザリさん、4か国語を操り、ポートレイトなんかを見るといかにも人柄がよさそうに見えるのだけれども、外見も伴ってあまり恐ろしく怖い人には見えないのも相まって役不足が否めないと感じる。失礼しますケンザリさん!
最近のディズニーのアニメの実写化が凄まじいという大げさな言葉が、そうでもないように聞こえるラッシュのように公開されていて、この映画も一般の視聴者からの支持が極端に高いことから、すでに大入り満員となっているようで、もちろん日本でもその期待を裏切らない、鉄板で、いつもの拝金主義のディズニーらしい視聴制限PGを獲得しているけれども、どうしても宮殿や宮殿で行われるシーンのいわゆる閉塞感を感じてしまうし、ダンスをしても何故か狭く、窮屈に感じたのだが、アラジンと公開日が同じインド映画「パドマーワト 女神の誕生(2018)」ほどの豪華絢爛さがなく、また空間の広さをも感じさせないし、また前出の「パドマーワト」のように衣装に懸ける贅沢さから比べれば、見劣りがするところも散見する。しかも、この映画に登場するインドの映画のつきもののダンスも披露しているけれども、ダンス自体、キレッキレではない。
ストリー自体、基のアニメのほうは、その年のNo.1ヒットとなったので、そのアニメを下敷きにするだけで良いので、かの世界最高額の損失を叩き出した、いくらガイ・リッチー監督でも居眠りをしない限り、また余計な演出をしない限り、ソコソコのものは作れ出せたのかもしれない。
サロン・メディアグループが運営するオンライン雑誌、Salon.comのコメント「ディズニーは、その実写「アラジン」のリメイクに3つの願いを必要としています:より良いジニー、より良い脚本と魂。」また一般の視聴者の意見として「私は映画館を出た時、2017年公開の「美女と野獣」で興奮したときよりも実写版「アラジン」のほうが、興奮していないことに気が付いた。そしてそれが何故そうなるのか、後程、判断しようと思う。」
アニメ版を見ていないので、はっきりとは言えないが、アラジンと王女ジャスミンがお互いの身元を隠す、愛らしいシーンもあり、見どころの多い冒険活劇として成立しているが、ただアラジンがプリンスに変身した様子や外面が、いやらしく見えてしまっている。あくまでも個人的意見として......。
❇️自分なら3つの願い何にしようか? ワクワクするストーリー
アラジン
🇮🇳インド アグラバー
スリで生計を立てている男。
お腹を空かせた子供達に店のパンを勝手に配ってしまった隠れプリンセス👸🏻🥖
プリンセスは訳あり事情で抜けがけで街に一人観光していたがパンの盗みで警察に追われる。
プリンセスを華麗に助けるスリ男は恋をする。
ひょんな事で、魔法のランプ🧞から魔神と出会ったスリ男はプリンセスの身分の違いを埋めるべく作戦を考える。
二人は魔法の力を借りて、無事恋を育む事ができるのか?❤️
❇️自分なら3つの願い何にしようか?
ワクワクするストーリーでした。
◉79D点。
🌀ヒロインが可愛い😍。
🟢感想。
1️⃣ヒロインが可愛さがさりげなくほどよく可愛いかった。❤️
★彡やりすぎず、ちょうど良い愛くるしさがあり良かった。
2️⃣二人とも泥棒なのは誤魔化せない。🔺
★彡どんな理由であろうと人のものをあげてしまうとか、スリをして逃げるとか、主役だから良いでしょ?的な感じはイマイチやだな。
3️⃣何を願うのか?ワクワクする。⭕️
★彡やっぱりお金とエロが脳裏に考えてしまう一般的な思考能力にがっかり😅
4️⃣魔神とスリ男の友情ストーリーは好き。⭕️
★彡魔神のややスリ男に偏ったアシストはしますが良しとしたい。
5️⃣魔法の絨毯とお猿さんが良い味出してる。
★彡絨毯に乗って旅したいな。
65点
映像が安っぽいけどストーリーは良い
テレビ放送で視聴。
気になった点は、
・ワイヤーアクションとCGの違和感
・ランプを取りに行くことができる「ダイヤの原石」がアラジンであることの描き方が雑
・ジーニー以外の声優のクオリティがひどい
・ジャファーの邪悪な感じが薄い
特に、ジャファーがランプの魔人になるシーンは違和感。
アニメ版では、ジーニーの全てを自分に授けるよう頼んだので、ランプに縛られることになったが、実写版では、「最強の魔人に」としか頼んでないのに、ジーニーが勝手にランプに縛られる要素を追加するのは都合良すぎでは。
ストーリーは、アニメの良さも活かしつつ、新しい良さも加わっている。
ジーニーを自由にするシーンは実写版でも感動する。
悪くはなかったが、他の人の評価がかなり高いのは意外。
個人的には、終わり方はアニメの方が好き。
期待した以上だったところと期待以下だったところが半々。
アラジンはアニメ版が好きだったので、実写版もずっと気になってたんですが、今回Disney+に仮登録したため漸く鑑賞。
アラブの設定なんだろうにインドっぽいダンスしてたり(あれインドだよな…?)、装飾品がかなり安っぽかったりと、ちょくちょく「?」と思う部分はあったものの、心配していたCG(とVFX)の迫力は充分でした。
正直、ジーニーの魔法のシーンなんかはアニメだから面白おかしくできるものであって、実写では難しいだろうと思っていましたが、アニメ版とは違った演出に描き替えられており、良い意味で全く違う味を出していて、こちらも違和感なく見られました。
そして何と言っても魔法の絨毯が相変わらず可愛い。
ジーニーに洞窟から出してもらってすぐの場面で、ジーニーとアラジンが話をしている間、絨毯は砂浜でこちらに背を向けて(?)おり、何かしてるなーと思ったらディズニー映画の最初のお決まり、シンデレラ城の上にキラキラ〜っと星がかかるアレを真似て作ってるんですよね。
絨毯の腕も凄いけど(笑)、ディズニー映画ってやっぱり細かいよなぁと思わされました。こういうところでファンがつくんでしょうね。
内容としては起承転結がハッキリしている方だったと思いますし、楽しめました。
俳優も概ねキャラクターに合っていたと思います…が!ただ一人、ジャファーだけは!合ってなかった!と思うよ!
もっと小憎たらしい、いかにもあくどい事してそうな顔の人いなかったのかな?
なーんか、小心者っぽいというか。力を求めてリスクを犯すようなタイプに見えない顔でした(完全に偏見)。
今作はアニメ版とは違い、ジャスミンのソロ曲が追加されたことでも話題になりましたが、力強いソロ曲とは裏腹に、アニメ版では建物から建物へ高跳びで跳び移るのに怖がらずサッサと飛び越えていたところ、何故か実写版では怖がって躊躇うシーンに変えられています。
映画的に、アラジンの「僕を信じて」の台詞を効果的に使いたかったのと、ジャスミンとアラジンの見せ場をバランス良く、ダブル主人公のように見せたかったのだと思いますが、個人的にはあのシーンを削ったことで、ジャスミンの大人びていて気丈かつヘルシーな魅力が半減してしまった気がします。
もちろん、アニメ版と比べずに見ればジャスミンもアラジンも最後に向けて2人で成長していくようで、アニメ版より人間味があって良いという見方もあります。
ただ、アラジンが気を使って板を立て掛けようとするのを、ジャスミンがさっさと高跳びで飛び移るシーンは、時間でいえば一瞬ではあるものの、「見た目で勝手に人の限界を決めないで」という訴えであったり、ジャスミンの性格やポテンシャルを表しており、物語が進むにつれ「そこまでのポテンシャルがありながらも、それを全く活かせない生活を強いられている」ということにまで繋がってくる、意外と重要なシーンだったと思うのです。
たった一瞬でジャスミンの人間性がわかる良いシーンだと思っていただけに、あのシーンで突然アラジンのリードなしには跳べなくなったジャスミンに拍子抜け。何でわざわざ腰抜けにしてしまったのか…
逆に言えば、今回ソロ曲で歌い上げるジャスミンの強い心や決意を、アニメ版ではあの一瞬で描き出してたんですよね。あのソロ曲に変わったと思えば…良いのかなぁ。
あと、「女性が国王になんかなれないから他国の王子を早く選んで結婚しろ」とおとんに言われてジャスミンがショックを受けるシーンがあるんですが、これがまた、求婚してきた他国の王子が子供でも工エエェェ(´д`)ェェエエ工と思うような全く訳のわからん変な奴として描かれていて、実際現実でもそういうことになるんでしょうが、突然入ってきた外国人によく国のトップ任せようと思うなあ〜と真面目に考えてしまいました。だってウチの国に何の思い入れもないだろ…?
最後に、一番衝撃だったのが小物類の安っぽさ。驚愕のちゃちさです。100均で揃えたんか?ってくらいペラッペラの髪飾りや、金メッキか悪くすればプラスチックに金色塗っただけか?と疑ってしまうようなジャファーの杖。
本作を見たすぐ後に『くるみ割り人形』も見たのですが、クオリティの差が明らかです。一緒に見ていた家族も髪留めの安っぽさが尋常じゃない、何だこの手抜きは!と言っていたので、多分気になる人はかなり気になると思います。特にディズニー作品よく見る人は、手抜きと感じるかも。
本作はエキストラ含めかなりの人員を割いてるように見えたので(恐らくジーニー役のウィル・スミス以外に有名俳優は出てない)、もしかすると人件費で持ってかれて小物類は安物で我慢、CGで何とかしよう…となったのかもしれません。
そのうえジーニーがフルタイムでVFXだから、CG、VFXにかけた費用も馬鹿にならなかったのかも。
また、暑い国のだからと思ったのか、かなりビビッドな色合いの服が沢山出てきて、それが更に安っぽさを加速させていた気もします。
ディズニー映画は色彩が他の映画と段違いで美しいことが多いのですが、正直どうしても本作の衣装は安っぽく品がないように感じてしまいました。いかにも「高級な布じゃありません」ということが伝わってくる感じ。いや、本当はそこそこの生地使ってるのかもしれないけど…
そういうわけで、ディズニー映画に一番期待している映像美が今回はCGのみで、小物類がチャチだったことが一番のショック。
高跳びジャスミンが腰抜けになっていたのもショック。
ディズニープリンセスに選ばれているにも関わらず、今まで自分の持ち歌がなかったジャスミンにソロ曲が充てられたことは、喜ばしいです。しかも作曲は『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』の作曲を担当していた人だそうで、流石のクオリティです。
心配していたジーニーの映像表現や歌も、全く心配いりませんでした。
ただ、普段は字幕派なんですが、本作は日本語吹替の方が圧倒的に良かった気がします。アラジンの声、俳優の中村倫也なんですね。声の演技は微妙な部分もありましたが、とにかく歌がうまい。これは引き抜かれるわけだ…ちょっと軽薄そうなチャラついた声(笑)が、キャラクターにも合ってます。
ジャスミン役はミュージカル俳優なので言わずもがな、ジーニー役は普通にアニメ版と同じ声優、山寺宏一が喋って歌ってるそうで、過去のアニメ版と比べるとまた一段とお上手になってます。
期待してた部分が期待外れで、不安だった部分が予想を超えて良くなっていて、何だかちぐはぐな気分ですが、これはこれで良いと思います。
…アニメ版を見直したくなったなあ。
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