劇場公開日 2019年6月7日

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「本当の自分とは。不朽の名作を紡ぐ、感動のミュージカル!!」アラジン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0本当の自分とは。不朽の名作を紡ぐ、感動のミュージカル!!

2019年7月9日
PCから投稿

笑える

楽しい

興奮

【賛否両論チェック】
賛:壮大なスケールで描かれるアラジンとジャスミンのロマンスを通して、自らの在り方を問いかけられていくのが感慨深い。圧巻のミュージカルは、観ているだけでも楽しい。
否:ミュージカルそのものへの好き嫌いはありそう。ラストはやや呆気ない感もあり。

 原作やアニメ版の知識は不要です。貧しいながらも真っ直ぐに生きてきたアラジンと、王女であるが故の葛藤に苛まれながらも、強くあろうとするジャスミン。そんな2人の運命的な恋模様が、時にコミカルに、時にドラマチックに描いていくのが印象的です。
 そうした2人のロマンスを通じて訴えかけられてくるのは、「本当の自分とは何か」という普遍的なテーマです。ジャスミンにふさわしい相手になるべく、魔法の力で王子になったアラジンが、ジーミーとのやり取りやジャファーとの戦いの中で、自分の本当の在るべき姿を感じ、手に入れていく様は、観ていて感動を誘います。
 ミュージカルの好き嫌いはあるかと思いますが、誰もが知る名作の新しい姿を、是非ご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド