「本当の自分とは。不朽の名作を紡ぐ、感動のミュージカル!!」アラジン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
本当の自分とは。不朽の名作を紡ぐ、感動のミュージカル!!
【賛否両論チェック】
賛:壮大なスケールで描かれるアラジンとジャスミンのロマンスを通して、自らの在り方を問いかけられていくのが感慨深い。圧巻のミュージカルは、観ているだけでも楽しい。
否:ミュージカルそのものへの好き嫌いはありそう。ラストはやや呆気ない感もあり。
原作やアニメ版の知識は不要です。貧しいながらも真っ直ぐに生きてきたアラジンと、王女であるが故の葛藤に苛まれながらも、強くあろうとするジャスミン。そんな2人の運命的な恋模様が、時にコミカルに、時にドラマチックに描いていくのが印象的です。
そうした2人のロマンスを通じて訴えかけられてくるのは、「本当の自分とは何か」という普遍的なテーマです。ジャスミンにふさわしい相手になるべく、魔法の力で王子になったアラジンが、ジーミーとのやり取りやジャファーとの戦いの中で、自分の本当の在るべき姿を感じ、手に入れていく様は、観ていて感動を誘います。
ミュージカルの好き嫌いはあるかと思いますが、誰もが知る名作の新しい姿を、是非ご覧になってみて下さい。
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