アスのレビュー・感想・評価
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説明が難しい・・・でも面白い。
ホラー映画が苦手な私ですが、ジョーダン・ピール監督のデビュー作でもある「ゲット・アウト」が本当に面白く、たまらず今作も鑑賞しました。
結論。間違いなく面白かったが、自分の中で理解が追いつかない部分も多い映画だった。前作「ゲット・アウト」がストーリーが非常に分かりやすくて面白かったのに対して、今作「Us」は世界観も複雑で難しく、考察の余地を与えるために説明を省略している部分もあったりして、「あれはどういうことだったんだろう」と頭を悩ます箇所も多い。他の方々の考察を見て、ようやく納得できる感じ。「ゲット・アウト」を期待して観てしまうと、「ムムム・・・?」となってしまうかもしれない。
しかしながら、ジョーダン・ピール監督が「ゲット・アウト」で見せてくれた新感覚ホラーはそのまま残っていて、他のホラー作品には無いような不思議で不気味なテイストはホラー苦手な私でも魅了されてしまう味わいがある。監督が元コメディアンということで、作中の随所に散りばめられたコメディ演出も面白い。
いまいち設定に入り込めず
過去住んでいたサンタクルーズの地にて恐怖に見舞われる家族の物語。
見所は「家族にそっくりなわたしたち」と謳われている通り、似た家族に襲われる部分。
だが、その時間まで長い長い。そこまで含みを持たせる展開を長く観せられる。
含み部分も「なんでその映画時間帯で、その変な場所にそんな建屋で?」的でいきなり出てくるし、ハプニングも糞も無いので興味が湧かないんですよね。
ただ長い割には、「こういう事がありました。はい。。。」的。
登場家族も退屈な家族ですし、もっと家族ドラマがあればと言うか、、、。
お隣さんを巻き込みつつもB級感たっぷりの内容では期待・ワクワク感は膨らむ事は無かった。
あのお父さんでさえ、ニセモノをやっつけられる訳で、、、。
最後のネタバレ部分も、あっ、、、そうでしたか、、的。
私としては、「また設定ありきの映画かな。」と。
その設定に入り込めないとなると、面白さが得られる訳が無い。
この監督作品はどんどん私には合わなくなっていく様だ。あと、黒人主体映画辞めたら?(もっと他人種と歩み寄るべき)
理解しにくい
同じ監督の前作「ゲットアウト」がB級だけれども凄く怖いホラーだったので期待して観た。
自分のクローンがいる というのは分かったが途中でついていけなくなった。他の人の評価が割といいのが不思議。
虐げられた者たちがあなたを訪ねる。
J・ピール「アス」前半30分は人生で一番怖かった。それでも笑えるというのがJ・ピールの凄さですね、恐るべし。主人公家族を襲う「アス」が何のメタファーなのかはセリフを追えば理解できる構成にはなっているんだけど、J・ピールのメッセージがきちんと伝わるのかは微妙かなと。面白いけど、設定が適当なホラーだなと誤解されないかちょっち心配。
フタのしっぱなしはだめ
意味わかってないとこあるが、これは今の感想を記録しておいた方が良いな。。
外に見える不気味な家族に警告をしに行く父親、これを数回繰り返すくだりはアングルが松本人志っぽくて、そういう頭で観ると笑えるのだがそうもいかない。
ハサミが怖い。銃ではこうはいかない。そこにも意味ありそうだけど。
身体は別れているが魂は一つ、とか、赤い人達が地下から上がってきた経緯がいまいち掴めず、芯を食わないまま終わるかなと思ったラストでまさかの鳥肌。
この話は自身のダークサイドと向き合うこととは?っていう話なのだろうか?完全にそれと切り離し、奥の奥に封印することでそれが現れた時にとんでもないことが起こってしまう?そして主人公のvsダークサイド対決は勝敗ハッキリついたわけだがその意味は?
ジャンルムービー?がどんな大作より、これ以上ない大きなテーマを描いてしまったのか??いやーわからんがこれは何か凄いことかも!
あまりにも衝撃的なラスト。グロくて怖い、戦慄のホラー!!
【賛否両論チェック】
賛:自分達にそっくりな者達に襲われる一家の恐怖を通して描かれる、その衝撃的すぎる真相に、思わずゾクッとさせられる。
否:グロシーンが非常に多いので、苦手な人には向かない。前半はかなり淡々と進むほか、ストーリーもかなり荒唐無稽で、ツッコみどころも多い。
まずR-15指定なので、グロシーンはかなり多いです。その辺りで、既に好みは分かれそうかと思います。
幸せだったはずの一家4人を襲う、ドッペルゲンガーよろしく自分達にそっくりな4人。不気味な彼らの正体が白日の下にさらされた時、あまりにも衝撃的すぎるそのラストに、身の毛もよだつ思いにさせられます。
そんな後半の怒涛の展開とは裏腹に、前半はかなり淡々と進むので、眠くならないようにご注意を(笑)。ストーリーもよくよく考えると、ツッコみどころは満載です。
何はともあれ、その驚愕のホラーの行方を、是非チェックしてみて下さい。
幸福は不幸の上にしか成り立たない?
初めて人に薦めたくなったホラー映画でした。(ホラーとジャンル分けしていいのかよくわからないけど)
だけど、「どんな話?」と聞かれたら、「数分考えさせて」と答えざるを得ないほどには説明が難しい映画な気がします。
ホラーでもあり、社会派ドラマでもあり、コメディでもあり…。
ちなみに自分は終始ゲラゲラ笑ってしまうほどおもしろいシーンがたくさんあって。なんでもジョーダン・ピール監督は元コメディアンとのこと。ホラー展開なのに、笑っていいのか不安になっている人たくさんいたと思います。みなさん、安心して笑ってください、と言いたい。
この映画では影の存在が可視化されていて、わかりやすくエンタテインメントになっているのだけど、実際の世界ではこういった地下の部分っていうのは分かりにくく見えにくいものだと思う。あえて見ない人だってたくさんいる。
だけど、自分の今の幸せが誰かの不幸の上で成り立っていることをきっとぼくらは忘れてはいけないのだと思う。
そして、人の二面性という部分も強く描かれている気がした。
自身が、家族が、危機にさらされたとき、人はどのような力を発揮するのか。
今作ではもうそれはそれは狂ったように返り討ちにして、キル数で発言権を取り合って、楽しそうな家族が垣間見れてしまった。
人間の真に姿ってああいうことなのかなぁなんてぼんやりスクリーンを見てました。
人を傷つけたい、そう思ってるのかもね、みんな。
何をテーマにしているのか考えたときに、ぼくはきっと「偽善」だと思った。
偽善って底を生きている人からしたら1番残酷なことだから。
よくわからん
演出とかは良かったし、面白いと思いました。しかし11:11の意味がわからないので意味とかがよくわからなかったです。自分とそっくりの連中に狙われて最後地下に住んでるとか言ってたけどよくわからんかった。
上手くできたサスペンス
予告編が面白そうだったので、観に行きました。自分たちとそっくりの家族と対峙というストーリー。でも、想像していたものとは違いました。上手くできていました。とても、面白かったです。ラストのオチ、まさかの事実でした。冒頭、あのシーンから始まるので、想像していた人もいるかもしれませんね。
私たちと同じ世界なんて、ドラえもんにも出てくるのに、恐怖を感じたことはなかったのに、さすがに、この感じは、恐怖を感じましたね。最も、地下に閉じ込められて、鬱憤が溜まってた訳ですから、ドラえもんとも違いますね。さすがに、この地下の存在はありえない話ですが、今どきは、整形だって出来る訳だから、人生を乗っ取るなんて、ありえないことじゃない。ちょっと、自分に置き換えて考えて、恐怖を感じました。
「Thriller」
冒頭のテレビとビデオからの遊園地 そして、ウサギから 惹き付けられた。
そして 演者全員一人二役という設定 役者としたら堪らない設定なのでは そのノリがスピィーディな展開とともに 伝わって 恐ろしいホラーなれど 楽しい。まさに遊園地のホラーハウスのようだ
幸福と不幸の様は 当然 奴隷制や現代の格差を考えさせる。 そして、言語を持っていた少女は闇の世界の救世主となる。その救世主はしかし 光の世界ではホラーである。着ていたTシャツ thrillerの歌そのものの世界 きっとあの世からマイケルも笑ってるのでは。
あー そうだ これは thrillerのPVを初めて見た感じだ とても怖いけど楽しい そうそう あれも若いカップルが週末の夜ホラー映画を見るデートの話し 子供の時からみんな怖い話しが大好き 遊園地→thrillerのアップデート たしかに あのthrillerが生まれてなければ MTV PVもこれほど普及していただろうか?
ダンスの格闘シーンや鏡の部屋はブルースリー 香港映画のアップデートに思える でも 選んだダンスはファンクやヒップホップではなく バレエ! 音楽も攻殻機動隊ぽいのが使われてたり…また見たら色々見つけられそう
…
監督はコメディアンなのか たしかに 北野武に似た感覚 映像のぶったぎる感じ
おそらく この監督も撮るのが早いのだろう 次回作も見たい
原画
心理描写、人間観察が上手い人がガチでパニックホラー作るとこんなんできますよという最高のお手本だと思う。
ガチガチの心理的ホラーとゴリゴリのパニックサイコホラーがここまで共存した作品ってなかなか無いでしょう。
ジョーダン・ピール監督は冗談抜きで今人間の根っ子を描写するのが一番上手い監督だと思う。
白人と黒人の対比も今回もカッチリバッチリ描いててほんと恐ろしい。
ただ、ゲットアウトに続いて謎の陰謀が諸悪の根源ってのはご愛敬か。笑
エンディング、ミニーリパートンの爽やかな歌声が怖い。
独特な雰囲気のホラー映画
ラストに賛否両論ですが、勘のいい人は初めの段階の回想シーンでオチに気づくはず!
なぜか赤い服着たクローンが襲ってくるという恐怖はなかなかスリルでいい!しかも倒せばちゃんと死ぬ!
ストーリーのぞけば、キャストが醸し出す異様な雰囲気と曲のアンセムは耳に残り、ホラー映画としてみれる!
面白い
ものすごく不気味で恐ろしい話。なんだけど、この監督の前作『ゲットアウト』でもそうだったように、めちゃくちゃ笑える。
ビックリした顔とか、悪い笑い顔とか、大げさすぎて逆に面白い。あと動きがヘン。
襲ってくるやつらの動作がいちいちおかしくて、コントかよ!って突っ込みたくなる。
セリフも、この危機的状況でそんなこと言う?みたいなのとかあるし。とくにバカ親父。バカ親父と言えば、あの父親が子供みたいな言動したときに、子供たちがする「またかよ」みたいな顔も面白かった。
話がはひどく恐ろしいので、見てる方としては
「ナニコレ、笑っていいの?怖いけど。ダメなの?いやでも面白過ぎるでしょ!ああー怖い」という混乱した状況に。
自分も笑うのはヘンかと思って堪えてたけど、前の席の女性がゲラゲラ笑ってたので、やっぱり笑っていいんだと思います。オススメです。
ジョーダンピール作品の心理的恐怖の正体
一件落着のように見えて、どことない後味の悪さを残すのが、彼の作品に通底していると思う。
なぜならば、映画を通してみたときの「真の被害者」は主人公たちではないからである。
その「真の被害者」たちの「声」が、「上の者」達の強制的な抑圧で封殺されていることこそが、恐ろしい。
その「上の者達」の所業こそが、真に恐ろしいのだ。
主人公たちは初めてその「声」という真実を知り、世界の裏側の恐怖と対峙することになる。
だからこそ、彼の作品で「真の被害者」が流す涙やその表情には、核心に迫るものがある。
だからこそ、ルピタニョンゴが別荘で自分の分身と初対峙するシーンの、あの彼女の表情が、全てを物語っている。
映画を見終わったあとの我々は、今一度、自分たちの幸福は誰かの不幸の上で成り立っているのではないか、と考えてみる必要がある。
この社会で「ハサミ」を握らざるおえない人間がいて、誰の喉元にそれを突き刺そうとしてるのか。
まともなフリをした人間のバックボーンは果たしてまともなのか。
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