「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」ヒックとドラゴン 聖地への冒険 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
1作目を映画館で見て、2作目は未見、久々の完結編での再会だが、相変わらず映像の陰影表現が素晴らしい。
ジークフリートの昔から龍退治の英雄譚は定番だが、本作ではしょっぱなから人類と龍の融和が前提であり、迫害から逃れるために大移動するという展開は、旧約聖書のエクソダスを連想させる。聖地の光と影の描写も圧倒的だ。
ドラゴンの中でトゥースとライトだけが顔立ちやしぐさが猫的なのは、ちょっとずるい(猫は火は吐かないが)。人物はアナ雪ほど目がでかくなく、ほど良い作画なので、落ちついて見ていられる。
おおむね満足だけど、完成度では1作目ほどではないかな。エンドロールでバイキングのおじさんが各スタッフの案内をしてくれるのが楽しい。
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