ガルヴェストンのレビュー・感想・評価
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エル・ファニング推し
組織に捕らえられ、殺されかけていた売春婦役に、エル・ファニング。
組織に切り捨てられ、命を狙われる殺し屋役に、ベン・フォスター。
裏社会のボスからの、ふたりの逃避行を描いた、アメリカの映画なんですが…
なんか、アメリカっぽくない。
『レオン』をはじめとした、フランス映画っぽかったなぁ。
事態の解決にエネルギーが割かれず、心がどうあったか、情緒ばかりきれいに描こうとしていて。
エル・ファニングの肢体(ヌードにあらず、水着やダンスのドレス)や表情ばかりが印象に残っています。
Happy endではなく、切なさだけが漂っていたのもアメリカっぽくなかったなぁ。
哀愁のガルヴェストン
女性監督作品だけあり
ハードボイルド臭をさほど感じなかった
男性の姿が目立ったが
女性も引かずに入り込める作品だと思います
・・切なく、心が痛くなるばかりの哀愁漂うストーリーではあるが
モーテルの女主人や住人に愛情を
注がれ成長したであろう「チビ」が「やり直しの必要が無い人生」を歩んでいる事が唯一の光でした
ご注意!芥川賞系です
心地よい暇潰しにはまず間違いない 殺し屋と娼婦
ところがカンヌでも狙おうかという とんだ芥川賞系です
ご注意ください
あえて平凡にしたような良くできた佳作ですけどね
ありきたりなのにありきたりではない
ストーリーを繋ぐエピソードはどれもどこかで見たことのある〝ありきたり〟なものなのに、ラストまでのすべてを見届けると、なぜかじんわりと程よい重量感を伴った静かな感動で満たされる、そんな映画です。
自分だけの天使を見つけて、その天使に殉じることに生きがい(死にがい?)を見つける。これって、男にとっての理想的な人生スタイルのひとつだと思います。そんな男にとって、あのラストの出会いは自分のやったことが思わぬところで大きな実りをもたらしたことまで悟れたわけで、これ以上ない至福の時間だったはずです。
エル・ファニングだからこそ天使たり得たし、女性監督のメラニー・ロランが男心の琴線に触れてきたことにびっくりです。
HELL IS REAL
肺に疾患を抱えた裏社会の男が組織にハメられ殺されかけたところから殺り返し、たまたまそこに居合わせた19歳の売春婦を助け共に逃亡する話。
医者に病状を告げられている最中に臆して最後まで聞かずに飛び出す主人公。設定から想像していた役どころの割に腹が据わらず根性なしでチンピラ紛いな印象からスタート。
逃亡劇といってもチェイス感はなく、40歳の男と19歳の女の交流と情をみせて行く。
中盤辺りからは常に少し先が読めてしまうけれど、臭過ぎず哀しく優しく男っぽいストーリーでベタではあるけれど、非常に面白かった。
ベタな題材のオンパレード
訪ねて来るシーンを最初に持って来た方が、謎めきながら興味の持続力も確保されて物語が進んだような。
ショッキングなオチも「ネオン・デーモン」でのE・ファニングを観ているから二番煎じに感じてしまい、斬新さが薄まってしまう。
役者二人の存在感は当たり前の如く素晴らしいし物語もシンプルで好きなジャンルではあるが、全体的に使い古された印象の演出描写が続いて物足りなさも。
が、雰囲気含めて嫌いにはなれない。
生きてたら?リベンジ。死んでた!逃走劇か?いずれにしろ、happy...
生きてたら?リベンジ。死んでた!逃走劇か?いずれにしろ、happy endingじゃなかった。悲しいストーリー😢。エル ファニングの演技が光った。
アメリカのアマゾンでは、配信中
この作品のポスターを見ると何かを見据えた一見晴れやかそうな顔立ちをしている女性の有望な未来を予見するようなものと捉えがちになるが、いざ映画のシナリオとなると真逆のようなものとなっている。あまりにも暗い内容にどこに救いがあるのか見つけるのに苦労をするもので、観光地とされるガルベストンの海がまぶしいぐらいに明るいものにもかかわらず、それが感じられないくらいなものとなっている。それが原因かどうかわからないが、原作者であり本作の脚本を書いた方が、脚本家としてクレジットに載るのを拒否してしまっている。
有名女優の姉を持ちキャリアも同年代の女性の中ではピカ一の女優、個人的には今年になってから2度目の作品となる、ノリに乗っている人エル・ファニングその人である。姉よりも10cm近く長身で、体重の増減を繰り返し、暗い作品ばかりに出たがる姉とは違い、彼女の未来はすでに姉をはるかに超えようとしている。まだ若干二十歳にもかかわらず演技力は評論家からおおむね支持を受けている。本作は彼女のファンなら必見と言ってもよいと思われる。ただし、内容は行き場を失いそうになるので注意が必要となる。
これをサスペンスとだけ捉えてしまうとつまらないものとなり、中盤の展開の遅さを理解できない方には観るのをあきらめてもらうしかないとだけ言うことが出来る。
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