「HELL IS REAL」ガルヴェストン marさんの映画レビュー(感想・評価)
HELL IS REAL
劇中に出てきたこの言葉を、どう訳すか。
僕ははじめ「地獄は本当にある」だと思ってたけど、たぶん間違いだった。
きっと正しくは、「現実こそが地獄である」だ。
切なすぎる展開に、ほんの少し差すか差さないかの光明。
嵐はきっとロイの心中を象徴しているのだろうし、
砂浜でほほ笑むエル・ファニングの神々しいこと。
クソみたいな現実だとしても何かしらの意義や救いはあるし
そもそも生きて輝いた時間そのものが美しい。
後味が悪いと言われそうな本作だけど、含んでいるメッセージはポジティブだと思う。
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