劇場版おっさんずラブ LOVE or DEADのレビュー・感想・評価
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大ヒットドラマ人気にあぐらを書いた駄作。
ドラマが大ヒットして、グッズや関連書籍もソフトもガンガンに売れてる。イベントだって連日の大入り満員。だからドラマと同じキャストに映画からの新キャストを足して、アクションや海外ロケを入れて派手にすれば、ファンはみんな何回も観にきてくれる。
そういう読みはまあその通りだと思います。
でもそれにしてもあまりにあまりじゃないですか。
ドラマも確かにコメディだったけど、コメディはコメディなりに、出演者と制作者全員が一生懸命同性同士の恋愛という難しいテーマにとりくみ、真摯に向かいあい、繊細に表現しようとしたからこそ、国内でだけでなく海外でさえもあれだけの共感を得たはずです。
この映画には、制作者の真摯さも繊細さも、毛ほども観ることはできません。
むしろ、出演者が全力で演技すればするほど、可哀想で胸が痛くなってしまうくらい。
どんなシナリオであれ、出演者は皆さん、楽しみに映画館にくるファンのために必死に演じてくれています。
その努力と才能には惜しみない喝采を差し上げたい。
けどこのシナリオはコメディとしてもサスペンスとしても雑すぎます。
本社が立ち上げたという大プロジェクトの内容についての説明がないから、営業所の抵抗が薄っぺらく見えてしまい、登場人物たちの葛藤がただ幼稚な感情論にしか見えない。
提携企業の隠されたサイドビジネスがただの記号にしかなってないし、そもそも提携先を海外企業にした意味がいっさい不明。
企業内ヒエラルキーや人間関係の描写がとにかくおざなりでリアリティの欠片もない。
ジェンダーや固定概念を超えた人間愛を純粋に描こうとしたドラマの映画化として、いったい何をやりたかったのかがまったくわからない。あ、ファンにお金を落としてほしかったんですね。内容はともかく、劇場まで来てくれればいいんですもんね。
あの、ドラマのときにおそらく当事者の皆さんにあれこれリサーチはされたはずだと思いますが、映画版の制作時にはそういうことはされましたでしょうか。
してないですよね。
もうそんなことどうだっていいんですよね。きっと。
私は映画が好きだけど、「日本映画はつまらないから観ない」という友人知人にいつも「そんなことない、日本映画だってみんな一生懸命つくってる。いい作品だっていっぱいある」と抗弁してるけど、今回はあえて言わせていただきます。
こんなことやってるから、日本映画、ダメなんだと思います。
こんな作品が大ヒットして企業がバカバカ儲かってみんな喜んでハイおしまい、ハイめでたいなんていう日本映画なら、もうダメになっちゃってるんだと思います。
ご愁傷様でした。
観ててホントに疲れました。情けなかったです。
「コレジャナイ!」
とても面白かったです。
カップル、友達同士、もちろん家族連れにもオススメの映画ですよ。
実際、観に来ていた客層も様々で、館内には何度か笑い声も起きていたし、ジワっとさせるシーンもあり、映画館で観る邦画コンテンツとしては評価高い方だと思います。多少違和感はありましたが、昔観た「あぶない刑事」が映画版になると過度な演出が増えてドラマファンが置いてけぼりを食らう、そんな感じでしょうか。
ただ、こちらのレビューでとても低い評価をしている方たちの気持ちも分からないでは無いんです。
このドラマを支持していた層は、行間や余韻を楽しみたい人たちなんですよ。そう、二次元の延長です。
ドラマ版では、出会いからはじまり様々な障壁を乗り越えて両思いになって行く過程を7回に分けて展開して行くので、その辺を割と丁寧に演出出来ており、そこが評価されたのだと思いますが、映画版ではそういったことは一切排除され、所謂“一見さん”にも分かりやすくなっているんです。
制作過程で色々な意見があったと思いますが、新シリーズを前に映画版で新規を取りに行ったんだと思います。
「私たちが求めているのはコレジャナイ!」
お気持ちはごもっとも。
でもそれって個人の感想でレビューじゃない。
期待していた“尊さ”の話は個人ブログかオフ会で語るべき内容かと。
ドラマを知らない人に観て頂きたい作品。
まず、私はドラマファンです。こういった所に投稿するのも初めてです。
ドラマファンとして言いたいことは山ほどあるのですが、なるべく客観的に書いてみたいと思います。
私は今の所、この映画を3回見ています。
初めて見た時の印象としては、つまらなくはなかったです。思いがけず泣いた箇所もあります(部長)もちろんいろんな場面で笑いました。しかし、恋愛関係にある2人の印象が全く残らなかったし、最終的にハッピーエンドっぽいのに、どういう事?と疑問が残りました。
今思えば、初めて見た人に「面白い」言ってもらえる映画にしたかったという制作側の意図は汲み取れます。しかし、その面白さの方向が荒唐無稽。所謂コントであり、寸劇なのです。万人に面白いと思ってもらう為には手っ取り早いです。そこだけ切り取っても面白いんですから。
でもそちらを優先するんだったら(私は娯楽ムービーとして別にそれでもいいんです)メイン2人のゴタゴタは「ちょっとした喧嘩」、くらいにしてほしかったというのが素直な気持ちです。それこそ仲直りも簡単に出来てしまうような。あの2人はかなり重い喧嘩をしていました。相手に対する言葉がびっくりするほどキツイ。だからこそ、描かれた仲直りが唐突すぎて意味が分からない。重い言葉を言わせておいてその言葉を見ている方が理解できない状況で簡単に乗り越えさせてしまう所に違和感しかありません。そりゃ役者さんたちはその理由を自分なりに解釈して演じられているのでしょう。しかし、見ている方はそれこそ「言われなきゃわかんない」んですよ。または、映像作品なので、心情を「表現されてなきゃわかんない」んですよ。想像にお任せします、汲み取ってみたいなノリはほんとそのラブストーリーとして作品を作りたいという思いを捨てているようにしか思えません。本当にラブストーリーが軸というのなら、その辺りをきっちりやらなければ共感など1ミリも得られません。
つまり、面白いシーンやインパクトあるシーンを優先させる為に組み立て、尺の都合で入りきらなかった部分をバサバサと想像にお任せします的に切り落としたようなストーリーのせいで、登場キャラクターの心情まったく伝わってこない。もしこのコント的おもしろさをメインストーリーとして優先させるならば、2人の恋愛関係のゴタゴタシーンは、あくまでそのおもしろさを更に引き立たせる為の役割を果たさせる様なプランにするべきで、余った時間でシリアスをやろうとした所で謎しか残らず、おもしろ楽しいムービーとしては、蛇足にしかならない。2人を本気でフューチャーするなら多すぎるコントシーンが邪魔ですし、1本の映画としてバランスが悪すぎる。ドラマファンは、ドラマの様なその2人を中心としたラブストーリーが見たいのですから、そんな扱いの2人にファンが納得しないのは当然です。
ドラマは軸がラブストーリーだったので、その上にちりばめられた面白いやりとりがとてもバランスが良かった。しかし今回の映画の軸がコントになってしまっています。ラブストーリーを断片的にちりばめられても、なんだこりゃです。しかも今回の2人のラブのテーマはネガティブが中心ですか面白シーンすら、不謹慎にも思える所もある。お互いがお互いを邪魔してるってどういう事なんでしょう。
正直、違和感だらけですが、素人の私が考えてもほんの一言、ほんの1カットあれば解決できるよう違和感が沢山あります。それをしなかったのは何故なのか。力量不足ならばもう語ることすら意味がないので、ここは、やはり詰め込み過ぎたが故の尺不足と、作品への客観視点及び俯瞰視点の欠如と言わざるを得ない気がします。
もちろんいろんな映画を鑑賞されている方や何度も映画館に足を運ばれる本当の映画ファンの方々には最初から箸にも棒にも引っかからないのだと思いますが、たまに映画を娯楽として見る位の方々(私もその層です)への映画としては、成功のような気もします。見て、楽しかった、面白かったという印象が残る事は、それだけで、ライト層の映画鑑賞の目的を果たしているとも言えると思うので。
重ねて言いますが、軸がコントの面白ストーリーだったとしても私はいいんです別に。ただし、その為に一番重要なラブストーリーの部分をその面白ストーリーのつなぎの様に扱われた事が納得いかないのです。
あと一つ言いたいのは、ドラマファンがこの映画を素晴らしいというのであれば、描かれていない部分をそれぞれの「解釈」で納得させているからです。『映画でこう言ってるのは、きっとこういう気持ちだからだ!素敵!!』と。私もファンなので、その気持ちはわかります。そうしないと到底受け入れらないのです。人間って不思議な物で、そう思えばそう見えてくるんですよね。まあ、それも悪いとはいいませんが、それが1本の映画作品というものの評価を捻じ曲げるのは違うと思います。映画作品は受け取った第一印象が大半です。もちろん、理解ができなくて何度も見て見えてくるものもあるのも確か。でもそれは、ただの妄想補完ではありません。あくまで映画から読み取れるものである必要がある。その読み取れるものを表現するのが映像作品であるべきなのではと思います。
私は今回の映画版への評価は果てしなくネガティブですけど、
娯楽作品の一つとしては、ドラマ未視聴の方にも見て頂きたい気持ちがあります。
そうして、その方がどう思うのか片っ端から聞いて回りたい。
それは決してファンのヒットの為の裏工作のようなものではありません。
でも好きな物の前では冷静でいられないのも確か。
そしてこれだけこの映画に対してネガティブな感想な私ですが、「確かめる」という意味でまた見に行かなければ、と謎のモチベーションがあります。普通は回を重ねる毎に理解が深まるものなんですけど、見れば見るほど謎ばかり増える作品はそうそうありません。ドラマが好きだったからこその反応なのだと思いますが、客観的に考えれば、とてもポジティブもとてもネガティブも関心の度合いとしては高いですよね。そういう意味で問題作を与えてくれた公式にはまあきっと人生振り返れば貴重な経験をさせてくれたと感謝する時が来るかもしれません。
しかし、この場を借りて公式にいいたいのは、この映画を純愛だのラブストーリーだの言うのは、対外的に恥ずかしいし、失礼なので本気でやめてくれという事です。ドラマで凄く良い評価ばかりを受けたから、麻痺してるのかもしれないけど、酷評も全て見た上で、ガチの反省会をやって頂きたいと思います。スタッフキャストが仲が良く、話し合ってシーンを構築したというなら、キャストも含めてです。人数が多い方が偏らずに済む。この状態のまま続編など作られても、期待は全くできません。さらに傷口を広げられる位なら、ドラマ版の綺麗なまま記憶に残しておきたいという気持ちです。正直映画というコンテンツに踏み切った事がそもそもの間違いだったというか、踊らされて持ち上げられて勘違いした結果の様にしか思えません。今一度思い入れや思い込みを捨てて1つの作品として俯瞰で映画を見てみるべきです。
こう思うのは悔しいですが、過去はもう変えられないですから、この先に生かしてもらうしかない。例え、それがおっさんずラブというコンテンツではなくても、この先もクリエイターとして制作に携わるならば、私が言うのはおこがましいとは思いますが、成長の為の貴重な経験になる筈です。
制作陣にはこの映画が成功した、良かったなどど決して思ってほしくはないです。
客観的にと冒頭に書いたにも関わらず、やはり感情的になってしまいました。あくまで私の1意見です。それが正しいとは思っていません。一番欲しいのは俯瞰的視点であり、客観的視点です。
映画、というかストーリーのあるものは最初の入り口はみんな俯瞰で見始めると思います。見ているうちに自然と引き込まれて心を動かされている、という形が本来の良作なのではないかと思います。だからこそ、ドラマ未視聴の方に観て頂きたい。私達ファンや制作陣は少なからず先入観、思い入れ、思い込みがあります。そんな私には作品を評価するにはふさわしくないと感じます。
「なんかすごく評価が割れている作品だけど、実際どうなんだろう」そんな気持ちで構いません。とにかく是非見てご意見をして頂きたい作品だと思います。
長文をお読み頂き、ありがとうございました。
母と鑑賞。ぶれずに主題を貫いた製作陣に感謝!
母と鑑賞。母はドラマもそんなに見ていなかったので、どうかな~と思っていたのですが。
凄く面白かった!予想より遥かに良かった!男同士の恋愛物かと思ってたけど、もっと深い愛の話しだったんだね、見て良かった。
ととても喜んでいました。
驚いたのが、でもこれ、ただの男同士の恋愛物を見たかったような人には物足りなかったんじゃない?と言われたこと。
ドラマが終わった後に、勝手に妄想や想像を膨らませ過ぎて、人が人を好きになること、という主題を書き換えてしまった人には物足りないと感じる人もいるのもしれないな。
ぶれずに主題を貫いた、製作陣、役者、全てに感謝します。
お祭りだもん、楽しみましょうよ。
公式・キャストの皆さんも口々におっしゃっていた「お祭り」がやっと始まりました!!
ストーリーについていろいろ考えてしまうと突っ込みどころ満載なので、細かいことは気にしない!(天空不動産って海外に拠点をいくつも持ってるみたいだし、開発事業も大規模…
その点だけ見ると大企業って感じなのに、第二営業所がトップレベルの成績を上げる営業所の割には人数少ないし…不動産の営業っぽいお仕事の描写、連ドラからほとんどないし…不動産屋に勤めて20年近くになりますが、爆発に遭遇することはありません、当然)
連ドラを見ていない人には、キャスト全員でワチャワチャしてるコメディー部分を楽しんでほしいし、
連ドラからずっと待っていた人には、帰ってきたみんなの世界を楽しんでほしい。
いろいろ期待したと思うし、期待通りだったか期待外れだったかはそれぞれ違うと思うけど、
大好きなキャスト・スタッフが自信をもって作り上げた作品を一緒に見守ってほしい。
公開までの日々、いろいろな映像・イベント盛りだくさんでワクワクしたのが長ーい前夜祭。
映画がお祭り本番!
お祭りの焼きそば、冷静に考えれば高い。綿あめもついつい買っちゃうけどベタベタになるし、カロリー・・・砂糖ですよね、これ。
でもその場にいて、楽しんでいるみんなの中にいるとやっぱり楽しくなるじゃん。
この映画もそんな感じだと思うんですよね。
そんなに深く考えて観る難しい内容じゃないし、素直にこの世界に入っちゃえばいいのになぁ。
主演の田中圭さんがいろいろな場面でお話されていた、「温かい世界」がここにはある。
温かい気持ちで見たら、自分が望んだ展開じゃなかったとしても、大好きな人たちが作り上げたこの世界を受け入れられるんじゃないのかな。
牧くんが仕事優先で、春田さんに対して素っ気ないように思えてしまうのも、
やりたい仕事に抜擢されて(しかも会長の肝いり)、異動したばかりで環境も変わり、
同じ会社だから忙しいのとかいろいろわかってくれるだろうと思ってた春田さんにも文句言われちゃうし。
でもやらなきゃ仕事は溜まっていくばかりだから頑張らなきゃいけないし。
春田さんはやっと思いが通じたのに海外勤務になって、せっかく帰ってきたのに
あんまり喜んでいる風には見えないし、構ってくれないし、むしろ前より冷たいし…
自分だけが好き好き思ってる気がする…
そんなお互いの温度の差って誰にでもあり得ることだと思うんですよね。
自分も同じようなことあったなぁと思いつつも、それをこのトンデモナイ展開に組み込んで、
あまり身近に深刻に感じさせないのがすごいと思いました。
ラストシーンは・・・初見で叫ばなかった私、えらい!
まさかの・・・!!いつ渡したのさ!っていうか、いつ買ったのさ。
(いやいや、香港で買ったのもいつ渡したのさ)
その辺の描かれていない部分は、有り余る想像力でカバーしますよ。
あとは純粋に俳優陣の演技がすごい!
部長は頼りになる上司なのに、はるたんに対する乙女になるギャップが見どころだし、
牧くんは林遣都さんの「眼」で語る演技。動揺すると泳ぐ眼、強い信念の眼。
うるうるチワワと狂犬チワワ。
春田さんは「さすが田中圭」の本領発揮。
田中圭さんが演じる春田さんだから、周りの人々を愛し、周りからも愛される。
「だって春田さんだもん」ですべてが許されてしまう温かい世界。
深く考えるなと言いながらも、いろいろ書きましたが、結局のところは
「祭りなんだから一緒に楽しみましょうよ」です。
見なければよかった
私はドラマ「おっさんずラブ」がホントに大好きででした。
丁寧に、繊細に作られた作品。
優しくて愛にあふれたヒューマンドラマ。
まるで実際する人物のように感じて、
こんな作品に出会えたことに本当に感謝しました。
これからの人生も何度も見返して、優しい気持ちになろうって想える大切な大切な作品。
映画はショービジネスの匂いがする、現実味の全くない内容。
ドラマの世界を粉々に壊してしまいました。
春田と牧に会いたくて、みんなに会いたくてドラマを見返したけれど。。。
映画の記憶が邪魔をして、ドラマの世界まで歪んでしまった。消えろ消えろって念じてもこびりついた泥が落ちない。
ドラマのその後。のような宣伝文句に
どれほど多くのドラマファンが劇場に足を運び、悲しい気持ちになっているのだろう。
映画はドラマと同じ製作者さんなんですよね、、、ドラマを作り上げた時のように本当に満足しているのかな?
みんな幸せにな〜れ!って気分になる
邦画を映画館で観るのは久しぶりでしたが、満足しました!
ラストシーン、好きです。
「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。」なんて名言がありますが、彼らの場合は見つめ合うのでも同じ方向を見るのでもなく別々の方向を見ていて、それでも想い合える、とても素晴らしい関係性だと思います。
新たに参戦したキャラクター達も良かったですし、部長&武川さんや麻呂&蝶子さんも進展(?)が描かれて嬉しかったです。
続編があれば是非ちずも幸せになってほしい!
数字(お金)は稼げるかもしれないけれど
コアなファンではありませんがドラマに魅せられ、過剰な宣伝や展開に嫌な予感を感じながらも、あの世界観に浸れるなら…と、映画を楽しみにさっそく見に行きました。下げたハードルのさらに下を行く出来でした。
LGBTとかゲイとかいった言葉がなく、単純に純粋に"人を好きになるとは?"というテーマを貫いた希有でコミカルな恋愛ドラマが、非現実的で大味なお仕事映画に。その稚拙なストーリーとやりたかった爆破のシーンに向かって全てが組み立てられている…という印象です。
ドラマにあった丁寧な心情描写が映画ではない、と言われていてそれにも同意しますが、個人的にはキャラクターが大分ドラマから変わってしまったと感じました。それも魅力がなくなる一方向に。
悪い方向にデフォルメされすぎで辛い。応援する気になれない。
春田はいつの間に牧にベタ惚れになったのかまるでわかりません。そしてあまりに子どもっぽい。
子どもが好きと匂わせる場面なんてなかったのに、最後のあのセリフ…。とってつけたように言わせる必要があるのか。感動どころか、しらけました。
牧はそもそも春田のことをたいして好きなようにすら見えなかったのですが…。うっとうしがっている印象の方がよっぽど強いです(釣った魚にエサはやらない?)。花火のシーンの方がブラフに見えるくらい。
春田のどこを(それこそ結婚するほど)好きになったのかが映画だけだと全く見えてこない。
部長のジャスティスに対する暴力、本来は笑えないレベルだと思います。面白かったですけども。3パターン3回も、しつこいただのハラスメント。
主任の唐突なキャラ改変。コント化した異常性ばかりでカッコ良さがない…。
脚本で書ききれもしない中途半端な新キャラなんか加えた5ショットをオフィシャル本の表紙にするなら、春田・牧・部長・主任・マロの5ショットで十分でした。まあそのあたり大人の事情もあるでしょうけど…。
そして恐らく大多数が何より見たかったであろう恋人同士となった二人の日常。期待は見事に裏切られました。マグカップのグッズなんかまで作っておいて匂わせて一体何なのでしょう。
春田の帰国早々の初っ端から、牧が春田家を出て行くようにする必要性があるとも思えません。さらに最後また転勤で離れ離れで二度びっくり。
百歩譲ってその展開だとするなら、事前に二人の魅力が伝わるシーンが欲しかった。
牧サイドの役者及び事務所がイメージに傷がつくからと、本来この役は二度とやらせたくなかったのではと勘ぐってしまうくらい…(その割に最後のキスは割と濃厚でしたが)。
春田母にちゃんと牧を紹介するところ、避けては通れないシーンだろうと楽しみにしていたのですが。
春田と牧、最後、指輪はしていたけれど映画だけだと相性悪くて別れた方がいいのではとすら思いました。別れそうとも…。
続編はもう結構です。これ以上作品を汚されるくらいなら妄想で補完した方がよっぽど精神的に平和です。おそらくドラマは色んな偶然が重なっての奇跡の出来だったのでしょう。映画だから売らなきゃいけないのでしょうが、興行収入も気にしつつ、既存のファンの期待にも応え、初めて見る人にも配慮して作る力量も冷静な判断力のどちらもなかったということです。
二次創作が盛り上がりすぎたのが脚本に影響があったのかなどとも考えましたが、結局は全てが中途半端なただの駄作です。これで満足していては足元みられます。コアなファン向けアイテムで何らか補足するつもりかもしれませんが、こっちはそんなの見ません。
おっさんずラブをおすすめする時は"ただし映画を除く"と言わねばならなくなりました。
役者さんの演技の素晴らしさと奮闘ぶりに星1.5だけつけます。
ドラマを超えるのは難しい
面白かったけど、なんか違う。そうじゃないって気持ちのまま終わってしまった感じ。
部長のシーンは本当に面白い。
記憶の戻り方も爆笑でしたし、白雪姫も笑いました。
あと、片乳首隠すとか。笑
そして、はるたんのことだけ思い出せないという設定が素晴らしい!ただ、予告であのシーンは見たくなかったな。あそこは説明だけで良い。はるたんと部長のやりとりが最高だから、映画で初見したかった。
全体的にSNSや予告でネタバレしすぎ。
2時間で新しい話を作るのは大変かもしれないし、映画ならではの内容にする必要はあるかもしれないけど、爆破とかはいらなかったなー。。。
あと、牧ははるたんからいつ指輪もらったの?
そして、ラストシーン。
個人的に、りょうた/そういち呼びじゃないんだよー!やはり2人は、牧/春田さん呼びなんだよー!!
ただ、キスシーンは上手いと思いました。
ドラマの続きからして、キスシーンはやはり必要だと思いますし、かといってガッツリやってしまうと生々しくなっちゃいますし。あれぐらいが一番良いよなーと。
普段はDVDで何回も見るタイプだけど、どうしても見たくて何年ぶりかに映画館で観ました。
やはり、ドラマが素晴らしすぎて、、、思ってたほどの内容ではなかったかなーと。
踊る大捜査線やコードブルーは職業ドラマなので続編はいくらでもつくれると思うけど、おっさんずラブは3人だけの話ではなく、まわりのキャスト含めてのドラマだし、新たにストーリーを作ったり、キャスト入れ替えてまで続けるのは難しいと思うので、やはりドラマだけで終わらせるべきだったと思います。
なんとなーく、、、続編の可能性もありきの結末にしたかったのかなーなんて思いました。じゃなきゃ、また離れ離れにする必要ないもん。
個人的に続編なんか要らないので、完結を謳うのならもっと完結らしさがほしかったー。
田中圭と吉田鋼太郎は本当にスゴイ!
この2人だからこその、おっさんずラブ。
エンタメ的映画として星4つにしましたが、、、
ドラマファンからの目線からすると星2つにしたい気持ち。まぁ映画が良くなかったというより、ドラマと世界観が変わってしまったのが残念だな。
ツイッターは絶賛コメントばかりだけど、映画レビューは酷評も多く少し安心しました。
なんだか、珍しく長文レビューになりましたが、それだけドラマが好きだったってことです。笑
本当に面白い、!!
恋愛観?結婚観?深淵の淵
テレビシリーズ未視聴
なんとなく目ぼしい人物関係を映画館に行く道中でざっくり聞く
どちらにしても初見耐性はあるのでなんとかなると思いました
結果、面白かった
吉田鋼太郎演じる黒澤がコメディリリーフとしていい仕事していた
この回しがなかったら主人公カップルの感情をつつけない
サウナのシーンの水掛けバトルとラストの倉庫への救出シーンは展開的に特に重要ですし
燃え盛る炎の中でお互いの心を確かめ合う、いや言葉にして確認するシーンがクライマックスだと思うけど、劇中で一度は別れようと言ってしまった経緯があり、セリフもミスリードさせるような言い回しもあり、ちょっとヒヤヒヤしたのは演出の思う壺なんだろうな^^;
バッドエンドはないだろうとは思ったけど
「えっ(゚o゚;; もしかして別れちゃうの?」
って、ちょっとは思いましたからね…
今回の五角関係?ほんとにラブコメしてて、でもドロドロシーンはなくて、でも同性でもラブコメって成立するんだなあって、腐ってなくても問題なかったです
五角関係といっても、狸穴とジャスはノーマルだったし
話しの流れではあまり関係ないんだど、凄くツボったのは誘拐された御令嬢のキャラと、時限爆弾のコードを切りたがるトコね笑
爆発まで20時間もあるのに切ろうとするし、しかも切らない切らないと牽制してからのコード切断には「やっぱりね!笑」という"読み"も当たり大爆笑でした
映画かテレビかで続編ありそうですね( ^ω^ )
感情のバルブが最大限に開かれます
私はあまり映画を見るタイプではないので、ほかのものと比べることは難しいです。でもこの作品は今まで観た映画のどれとも違うと言い切ることができます!この世界にまた浸ることが出来て本当に幸せです。
ドラマから応援していて公開を楽しみにしていました。そして待ちに待った初日、友人と見に行ったことを感謝することになるとは…。始まる前から緊張でぶるぶる震えていましたが、なんとか席につき映画を見始めました。最初の方はストーリーが展開していく感じでグイグイと惹き込まれていきました。中盤には爆笑するシーンがあるので覚悟しておいて下さい。私は笑いながら幸せな気持ちで満たされました。そして起承転結の転!胸がぐぎゅーっと潰されるように切なくなって気づくとボロボロと泣いていました。自分自身も過去の恋愛の時こんな風にぶつかり合えただろうかと考えさせられる場面でした。そして爆発の中から抜け出すシーン…転の時とは違い、ぼわっと心が暖かくなってまた泣きました。愛とはこういうものなのかと感じられるとても幸せなシーンです。楽しみにしていてください!
そしてラストシーン!!!キャー案件です。叫ばないようにタオルを握りしめておくことをオススメします。
終わったあとはしばらく立てず、歩き出した後もふらふらとしてずーっと泣いてしまいました。忘れ物もしてしまいました(多分個人差あります笑) 感情のバルブがぐわっと開くというのはこういうことなのかと体感することが出来ました。
ひとつの映画でこんなにも
笑って泣いて切なくなって苦しくなって応援して喜んで…幸せになったことは未だかつて見たことがありません。迷っている方々!勇気を出して一歩前進してください!!この映画に何を見出すのかは、あなた次第です!
そして私はあと何回映画館に足を運んでしまうのでしょうか…笑
私が好きになった「おっさんずラブ」ではない
ドラマが大好きでDVDを買って何度も見て、友達にも薦めて見てもらい、映画化とても楽しみにしていました。あのドラマを、そのまま映画にしたら映画館でやる意味はないのかもしれない。それでも、ドラマと同じ面白さ、気持ち良さ、恋する気持ちの素晴らしさを感じられたら充分に満足だったと思います。
初見の印象としては、面白いシーンはたくさんあった、予告などによるミスリードもあったため驚いたところも多かった、要素が多すぎて混乱するけれど肝心のストーリーがどうなったのか、よくわからないというものでした。
一緒に見た友人は春田と牧が見られただけで満足していましたが「でも、最後どういうこと?」「部長と主任は、どうなったの?」と、やはり理解できなかった様子。
武川主任に注目して見ていた私も最後どうなったのか、はっきりわからなくてパンフレットや出演者のインタビューを読んで、なんとなく「そういうことだったのか……な?」と半信半疑で咀嚼しているところです。ファミリームービーと謳っているエンターテインメント映画で、この難解さは、どうなんでしょうか。
事前のプロモーションでは新キャストふたりを加えた「五角関係」と宣伝していましたが、ふたを開ければ新キャストふたりが恋模様に絡むことは、ほとんどありませんでした。これは「クィア・ベイティング」という批判も出ているように、かなり罪深いことだと思います。フィクションだから面白ければ何でもありということは、ありません。
映画ではマロと蝶子さんの年の差カップルが結婚を決意します。年上の蝶子さんは、ドラマ内で元夫が男性の部下に恋したため離婚しています。そんな悲しい思いを二度としたくないから、また結婚するつもりはないと言っていた蝶子さん。しかし、なぜか現在の恋人であるマロは、蝶子さんを傷つけた張本人である元夫に「蝶子さんを僕にください」と結婚の許可を得ようとします。この場面には「いろいろ間違ってるけど」と蝶子さん本人からのツッコミが入りますが、どういうわけだか、この流れで、結婚を承諾するかたちとなり、見ている自分は、どこにどう突っ込めばよいのやら。結婚を決めるのは当人同士であって、それより先に相手の家族や保護者に言うものではないし、元夫が元妻の再婚を許す立場にはありません。ましてや最初の結婚が破綻した原因は元夫にある。マロと蝶子さんが好きあっているのは伝わってきたし、お似合いの、かわいいふたりでしたが、映画のストーリーとしては、いろいろ間違いすぎていたので、もやもやが残ります。
もしドラマを知らずに、この映画を見て「楽しかった」という人がいたら、なんとか時間をつくってドラマ版を見てほしい。私が好きになった「おっさんずラブ」は2018年の連続ドラマです。
色々もったいない
ドラマファンならそれなりに楽しめますが、消化不良な感は否めません。
テレビドラマの雰囲気や作り方を踏襲しつつ、映画ならではの醍醐味も入れなければならない、さらにはあれもこれも…とエピソードやアイテムを盛り込み過ぎた結果、この作品における大きな魅力かつ核でもあったはずの「繊細で丁寧な心理描写」が大幅に損なわれています。
製作陣の熱意も狙いも分かるのですが、やはり120分弱に無理やりおさめる内容ボリュームではなかったし、逆にきれいにおさめるなら何かをごっそり削る勇気や諦めが欲しかった(おそらく膨大にカットはしていると思うが、中身より尺優先に思えてしまう)。
そもそもお話の大部分が家と会社と飲み屋で成り立ってしまうという極小スケールの作品を劇場版にするということ自体がなかなかハードルが高いのですが、結果として「お金を払ってわざわざ映画館に足を運ぶファン」へのサービス精神が空回りしている気がするので何とも残念です。
以下に個人的に気になった細かい点を挙げます(ネタバレを含みますのでご注意下さい)。
①キャストやスタッフが見所として推していたので期待してた「サウナシーン」がそこまで面白くない
カット割りが少ないせいで冗長に思えるのか、ドラマでの部長と牧のつかみ合いのようなテンポの良さ、メリハリがなかった。アドリブ多用でわちゃわちゃすれば全部面白いって訳ではない
②親の登場の仕方が謎
出て行った春田の母がいきなり戻るのも、やれ倒れただの別れろだのがんばれだの言ってきて忙しない牧の両親も、あまりに飛び道具的・ご都合主義的に使われ過ぎて違和感がすごい。
せっかくドラマでデリケートな関係性を描けていたのにもったいない&どうせならムチムチ可愛い牧の妹も見たかった
③ジャスティスがいまいち不安定
今回ゲストキャラ2人は匂わせだけで結局恋愛バトルには参戦しないが、特にジャスティスは素なのか役作りなのか分からないレベルでフワフワして見えて、果たしてどっちなのかと無駄にやきもきさせられる上、シーンによって存在感が薄かったり急に濃くなったりと、良キャラのはずなのに何だかずっと座りが良くない。
さらに「家族の温もりに飢えてる感」の描写も必要最低限しかないので、投げやりな春田に憤る終盤見せ場のリアリティが薄く、上手く感情移入出来なかった(春田への恋愛感情はないことと家族を失った過去という二大ファクターを、ここでバタバタと一気にセリフで説明してしまう脚本も個人的に好みではなかった)。
そのせいでラストの結婚式もポカンとなる
④音楽やたらと使い過ぎ
主題歌も劇中の主要なサウンドもドラマ版そのまま、という作り方は非常に好感が持てる。しかし音がなくてもいいようなシーンにまで多用し過ぎて、ちょっとうるさかった
……完全完結とも取れるし、続編を作りやすそうとも取れるラストだったので、今度は勝手知ったる手法で心ゆくまで丁寧に作られた新作ドラマを見たいなと密かに期待します。
嫌な予感的中
OLファンの人がよく言っている「ただ牧と春田の幸せな日常が見たい」なんて思いません。そんなのつまらないし、ミリも一般の人間に訴えるものはないと思いますし。
私自身も、様々なトラブルが起こってもそれを乗り越えて行く二人の心の揺らぎやその姿、回りの人間に引き込まれてファンになっていったのだから。
あんなに丁寧に二人を描いたのに、たった二時間で五人の人間関係をちゃんと描けるのかなーと不安の方が期待より大きかったのですが・・不安的中でした。
それぞれの人物像や背景の描写も雑、一つ一つのエピソードも雑。映画だからこれくらいの突飛な展開もアリでしょっていうとこも雑。
「これは男同士の恋愛を描いたのではなく人間を愛することを描いた」みたいな台詞を色んな場面で見たことがあります。しかし、これが男女の「ありふれた」恋愛を描いた映画だとしたらストーリーとしては学祭で大学生が作る映画レベル。
あと、アクションを取り入れるなら責めてプロを参画させないとあんなレベルになってしまうんですよね。
完全にOLの勢いにあぐらをかいていると感じ、悲しくなりました。
役者さんたちの演技は良かったです。
でも、役者さんたちも出来をみてアピールするのはしんどかっただろうなー。
ただ、とにかくあの二人の新しい映像を見たかったからそれで溜飲は少し下がりましたが、出来が良ければこれをきっかけに友達にも布教しようと思っていただけにもう残念としか。
でも、こんな素晴らしいコンテンツです。もう一度テレビか映画の続編に期待したいとはおもいます。
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