「当然、観るよ。」ジョン・ウィック パラベラム MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)
当然、観るよ。
アクション映画馬鹿ですから。
キアヌ・リーブスは我が人生のベスト、「ハート·ブルー」の主演俳優でも有る訳ですしね。
考えてみるとキアヌ・リーブスは消えかけたかと思うとアクション映画で復活して来た俳優なんですよねえ。しかも銃を撃つだけでなく身体を鍛えてアクションを身に着けた映画で。
そんなキアヌ・リーブスですが「マトリックス」の時は身体が硬過ぎてアクション監督のユエン·ウーピンはこの仕事断わろうかと思ったそうですよ。しかし結果1と2では見違える程の動きとキレを披露した俳優ですから、根が頑張り屋さんなんですねえ。
そしてその時の頑張りがこのシリーズに活きているわけですから、(監督は当時のスタントマン)なかなか数奇な役者人生を歩んでいる俳優ですよねえ。いつか自伝なんか読んでみたい。
数奇といえばこの監督も変わったキャリアの持ち主。格闘家からスタントマンになりアクション監督を経て本篇の監督になるという、まるでラウ·カーリョンやユエン·ウーピンの様なキャリアの持ち主。香港映画ではあまり珍しくないとは思うが、ハリウッドでここ迄成功したのはとても稀なのでは。(しかも今時マーク·ダカスコスにあんな大きな役与えるなんて監督絶対いいひと!)
格闘家から俳優になる役者はわりといるけど、それだって成功していると言える俳優は稀だ。ロック様くらいでは?
この作品について、というよりこのシリーズ、回を重ねる毎にアクションは激しくなるがエモーションは弱くなるという少々残念な側面を持っているのですが、それでもこれだけ激しいアクションを観せてくれるシリーズ作品というのはハリウッドでは稀と思われるので、アクション映画ファンなら観て当然のシリーズとして、キアヌにも監督にも頑張って頂きたい。
付いて行きますよ。
追記
なんとあの坂口拓はこの映画のオーディション受けてたそうで、キアヌとの戦いが実現しなかったのはとても残念。
英語がまったく話せない(というより話そうともしない 笑)のが落選の理由らしいが、観たかったなあ。敏郎がジョンさん瞬殺するところ。
あ、それだとシリーズ終わっちゃうか(笑)