「2010年代のアクション映画で一本選ぶならこれ!」ジョン・ウィック パラベラム ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
2010年代のアクション映画で一本選ぶならこれ!
今年ベスト。まさにスタント・アクションの見本市、殺しの現代アート、拡張し続けるダークファンタジックでネオンノワールな煉獄。いつまでも観ていたいと本気で思った。偏愛の域ではあると思うが、2010年代のアクション映画で一本選ぶとしたら俺はこれ
『マトリックス 』を筆頭に過去の映画へのオマージュも多くて楽しい。特に『ブレードランナー』を模したシーンはBGMも相まって完全にバカ映画と化しているが、そういう隙もキュート。ただひとつだけ文句を言わせてもらうが、砂漠で「彼が来るのを待つ」のならそこは『アラビアのロレンス』でしょうが!
大傑作『ザ・レイド GOKUDO』の俳優が本作のクライマックスの一端を担っているのが嬉しい。2010年代のアクション映画を牽引した二大シリーズがクロスオーバーしたようで感慨無量。本作は完全に俺のためにある作品であると確信した
『ザ・レイド GOKUDO』の画造りは間違いなくNWRの『オンリー・ゴッド』から影響を受けているが、そういえば『ジョン・ウィック:チャプター2』の色彩設計は『ドライヴ』からの影響を感じる。『ジョン・ウィック』と『ザ・レイド』、この2つのシリーズの源流にはNWRがいたのだ!(違う)
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