新聞記者のレビュー・感想・評価
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ん~エンディングが・・・
日本でこうした映画が作られたことは画期的。楽しめました。
心に残る言葉もありました。「誰よりも、自分を信じ疑え」
でも、最後が良く分からない。
キャリア組の彼がリークを決意する、というのは相当の覚悟の上ではなかったのか。
知性も判断力も並外れた政府中枢にある官僚。
どんな末路が待ち構えているのか、容易に想像できたはずである。
なのに上司に懐柔されると、彼はどうなったのか?
明確に示されないエンディングながら、彼の表情は覚悟を決めた者のものとは思えない。
一時の気の迷いのリークだったのか。
スノーデンのような鉄の意志をもった行動ではなかったのか。
それとも、映画の見方が誤っていた?私に読み解きの力がなかった?
なんだか、すっきりとしないエンドロールでした。
が、この社会情勢の中で、この映画のコンセプトを実現させた、という意味は決して軽いものではないと思います。良いものを見させてもらいました。
人生を変えられたかもしれない
最後がリアル。
是か非かと言われるとわからない。。
現実と向き合ったフィクション
高校生に見てほしい
私は高校3年生です。あと8ヶ月後には受験があります。私たちは新聞、映画、本よりも参考書やスマホと生活を共にしています。しかし、そんな私たちにも選挙権があります。政治に無関心な者、何となく投票する者。それこそが民主主義の怖さだと思いました。多くの時間を使い調べて考えた1票と、利潤や忖度によりバラエティー化したテレビを見て入れた1票も同じ重さなのです。国境なき記者団が発表したように、今日の日本の報道自由度は危機的状況だと思います。手元には自分の代わりに調べて考えてくれる四角い箱があります。考えず知を求めず生きるほうが幸せなのかも知れません。しかし本当にそうなのでしょうか。私は無知です。ですがこれから真剣に考えて、それを発信していきたいと思っています。それは私が反日なのではなく、日本が好きだからです。それは私が夢想歌なのではなく小さな一歩を踏み出し、自分自信も成長する事が可能だと思っているからです。私たち国民が考えるためには真実を知る必要があります。報道機関が麻痺して真実を知れず、多くの若者は知ろうともしません。この映画さえも知りません。政治家は一部の人が得すればいいと思っています。大学で政治活動したら就職で不利です。日本が世界から見放されても無理ないと思います。そんな時代に産まれた私たち若者はどこへ向かっていくでしょうか。
もし今私と同じ高校生がこのレビューを読んでいるなら、是非映画館へ足を運んでください。この映画を見ても偏差値は上がらないし大学に受かるわけでもないけれど、私はこの映画に衝撃を受けました。18年弱しか生きてないけれど、人生で1番よかった映画です。
ボールは投げられた❗
恐ろしい映画・・☆
今年見た映画の中で、初めて涙ぐんでしまった。
悲しかったわけでもないし、何だろうと思いもしましたが。
主役(ある意味全員がそうだろうが・)の二人が素晴らしかった。
松坂桃季もシム・ウンギョンも良い。
しかし、他の方も書いているように この役を日本の女優は
やはり演じられないのか。
ここに、この映画の限界があるのかもしれないが、それでも
本当に良く上映までこぎつけたと思った。
比較的、年齢の高い方の鑑賞が多い映画だったが、もっと
若い人にも見てもらいたい。
終始、緊迫感に満ちた場面が続き、あっと言う間の
2時間だった。
余談になるが、今 芥川賞の候補になっている窪美澄の「トリニティ」を思い出した。
最後に松坂桃李がつぶやくのは、「ごめん・」なのか。
でも、それでも終わらないで欲しいと願わずにはいられない。
いま最も見られるべき映画
すっきりするわけではない
映画っぽい映画
最近起こった、セクハラやお友達予算・大学誘致などがストーリーに組み込まれているので、現実っぽい。
最大のスキャンダルはネタバレしませんが、それは無いだろう、、、という気持ちと、それがあったとして何が悪い?それが政治。国民を守るということなのだろうと思ってしまった。
国側が完全悪に描かれているけど、国にも大義や正義がある訳で、、、みたいな視点もあった方がリアル。
こんなことが出来るとしたら、何十年も同じ政党が与党で、さらに同じ人物が長期政権じゃないと無理だろうなと。
参院選前に公開されたことに意味がありそう。
画面が横になったり、青くなったり、手持ちでグラグラしたり、いろいろと演出があって好き好きかもしれないけど、テレビドラマとは違う感じがして好き。映画っぽいというか、芸術っぽいというか。見終わってから気が付きましたがデイアンドナイトの監督さんなのですね。納得。
と、いろいろと意味があるかと考えたり、現実っぽさが良い映画だった。メッセージ性が強い。
ラストも良かった。
最後はなんと言ったのか。観た人に解釈はお任せします。的な。
音がないエンドロールも良かったけど、おじさんおばさんたちが無音の暗闇で席を立って感想言いながらゾロゾロと降りていく。余韻は完全に消えてしまった。
根くらさ
自分は邦画を映画館で鑑賞することはあまりありません。
そして「松坂桃李」くんが大の苦手w
(松坂桃李さんファンの方すみません)
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何故この日本の作品を観たかというと、
韓国の女優さんが出演していること、
(日本人だけで政治問題を語るには真実味に欠けると勝手な思い込みを持っているw).
ここ数年で実際にあった政治問題を取り上げてること、
「孤狼の血」を観て桃李くんの演技が素晴らしかったので彼をみなおしたこと、
その3点でこの作品を観ました。
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正直、観た当日は新聞記者に扮する
「シムウンギョン」さんの日本語に違和感を感じてしまい作品全体に対してもあまりいい印象がなかったんです。
一夜開けて今一度作品を振り替えってみると、大したことじゃなかったなぁと思えるようになりました。
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内閣府のとある部署。
とにかく不穏を醸し出す色彩と異様な雰囲気。
対する新聞社、活気と言うほど慌ただしさはないものの新聞社だなぁと思える雰囲気。
新聞社の雰囲気って結構イメージしやすいですよね。
対して内閣府。色々なイメージはあるもののはっきりとしたイメージが湧かない。
ストーリーが進むにつれ、内閣府という組織が何なのか、そして何を行っているのか?ボンヤリしていたものに輪郭が帯びてくるんですね。
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この作品で描かれていることはどこまでが事実かはわかりません。
が、政府=官僚が行っていることは、僕らには想像もつかないことをしているんではないかと考えさせてくれる。
この大きな存在の中で、新聞記者がどう切り込んでいくのかここも見所ではあるんですが、もう一つ大切なことがあって、大きな組織のなかでどう自分の人生を選択してゆくべきなのか。
この葛藤を松坂桃李くんが上手く表現してくれているんですね。
シムウンギョンさんも静かに対峙してゆきます。
そして「田中哲司」さんのイヤらしいほど徹底した演技。
元ジャニーズのあの人の演技も良かった。
この作品は、政治の裏、その裏に関わってしまったそれぞれの人生も見所の一つなんですが、出演している役者さんたちの演技にも見所があるんですよね。
皆さん地味ですよ。
でもそれがこの作品に深みを与えてくれてる気がします。
松坂桃李くんの葛藤は。。
シムウンギョンさんの信じたものは……。
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余談ですが、シムさんあの「新感染」にもでているんですねー。
そしてシムさんの顔が「イモト」に見えてしまったのは僕だけですかねw
キム・ウギョン
この映画が作られたなら日本に形だけではない民主主義はまだあると思えました。
現代のプロパガンダ
こんな日本映画を待っていた
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