新聞記者のレビュー・感想・評価
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少なくとも一歩進んだ
メディアの活動の自由度は最低レベルに近いと言われているこの国で、何とか一歩進むことができたのではないかと思います。
諦めずに、何としてもやり抜く気持ちを持って、巨悪に挑んで欲しいと感じました。
やはり、女性の活躍は大きな力になりそうですね。
息を吐くようにウソをつく民族が真実と誤認
ひどくつまらない映画でした。
へぇ・・・いまになると毒ガス開発の件も全て、ある一定の病理に犯されるとノン・フィクションになっちゃうんだ?
何の証拠もなしにあの政権ならやりかねんとして決めつけて事実だ!!!とできてしまう奴しか褒めてないね、この映画。
客層の偏り方、やばいんじゃないかな。知性をみじんも感じられない。
この時点で判断すると、映画でのことはすべて事実らしい
素晴らしい映画でした。しかも2019年8月の時点で判断すると、映画がノンフィクションなことがはっきりわかる。内閣府が官僚の人事権を持ったことも、セクハラを訴えた女性へのネットでのひどい攻撃も起きている。それに選挙近くになると、執拗な野党への攻撃、
ネガキャンペーンなど、思い当たることばかり。
それにしても、東大出て、上級試験を合格して官僚になって、ニートと同じようなことをしている人はほんとお気の毒です。ニートは無給で、官僚は高額の給料を税金から得ているところが違うね。
어중간한 정권 비판
相当の期待値も持って見に行ったのだが、結果としては・・・。
やはり最大の「肝」はシム・ウンギョンの起用だろう。
何かある・・何かある・・と後半に続くものと期待させてはくれたものの・・・。何もなかった。
帰国子女の設定とはいえ、この日本語力で「新聞記者」の筆記能力があるとは到底思えない。本当に記事になるのか、というよりも、話の流れが、展開が寸断されてしまう・・・。
また、ノンフィクションに近い形でこの映画を作成しようとしていたのなら、それぞれの感情は抑制すべきだっただろう。全体が、情動傾向に流れすぎた。このようになってしまうと、この映画の本質はどこにあるのか探らなければならず、これはこれで大変だ。
吉岡の過去と杉原の過去をクロスさせて、最終版を描きたかったのなら、そういう映画にすればよかった。そうではなく、「巨悪」に対峙出来ない無力さを全面に押し出したいのなら、その社会全体を丁寧に描ききればよかった。
だから、この映画で本来の「肝」は田中哲司演じる多田を徹底的にビューロクラティックに凡庸化させることにあったと思う。
しかし、どの立ち位置もとらないこの映画は、単なる感情的な「中途半端な政権批判」でしかなく、どのような政治スタンスを持っている者でも食いたりない。-中途半端なら、徹底したカリカチュアの方がまだマシだ。日本にマイケル・ムーアはいないのだろうか。
政権批判したい人たちが造るフィクション
この映画を朝日新聞がべた褒めしている記事を拝読し、私も見に行ってきた。
荒れに荒れた森友・加計問題をベースにしたゴタゴタをフィクションで再現したような作品だが、あの時大量に飛び交っていた野党のブーメランについては全く描写がなかった。
あれ?当時最大野党だった特定の政党に随分都合のいい造りだな。どういう勢力が造ったのか、ものすごく分かりやすい。朝日新聞が絶賛したのも、この点で納得がいった。
まあ、フィクションなんだから、これを政権批判につなげようというのも無理な話のはずなのだが...「政府は腐っている!ひどい!」と思わせようとする印象操作があちこちに見られ、その通りに怒る声が多く起こってて笑える。
この手の映画にあてられて政権批判しようとする輩が出るのは不思議でならない。
映像「相棒」でも政府が重大なミスを隠匿したなんて話はよく出ますが、あれでは政権批判は起こらなかったんですけどねぇ...
ともあれ、ある特定の党に与するというのは、プロパガンダの定義に当てはまる。
この映画の絶賛は、フィクションにあてられてプロパガンダされるという頭の悪い、ひどく危険なニオイがするように思った。
お話としては面白かった?
時事ネタがふんだんに使われており、なかなか面白かった。多かれ少なかれ、同じようなことが起こっているんだろうね…。
ただ、設定してはどうだろうか?
変な話、日本語をきちんと発音できない人が新聞の記事(きちんとした日本)を書けるだろうか?
主人公は別に韓国人のハーフでなくても良くなくない?
そして、外交官の外れ人事異動で内閣府って、なくなくない?
また、霞ヶ浦の屋上が施錠されていないことはないよね…。
あと、画面が不必要に揺れていて、観ていて気分が悪くなった。
でも、最後は悪くなかった。ただ、横で観ていた老夫婦が「(これで)終わり?」と呟いて、映画の余韻が台無しになりました…。残念です…
新聞記者の眼差しと
話題になっていたので気になって鑑賞しました。
シムウンギョンさんの日本語の旨さと、演技力の高さにとても驚きました。松坂桃李さんもこちらも背筋が凍るようなそんな深い表情から姿勢とかすごく良かったです。
物語については深く触れるのが怖くなるくらいでした。
最後の口元、私にはわかりませんでした。DVDになればしっかり鑑賞して確かめたいなと思います。
私達庶民は所詮抗う為の真相のかけらも分からず、操られた人間の先に何も知らずそして死んでいくのかと思いました。
リアルタイムで、ある人が演説で北海道を訪れたとき「増税反対」と叫んだ学生が道警にすぐ囲まれ付け回されたニュースがバズっています。そして、そのヤジも言えないなんて!とデモをした人を道警が撮影したとの呟きもありました。何のための撮影なのか考えたくもないです。
この映画を見てからそんな視点を持て慨深いです。貴重な体験をありがとうございました。
まぁまぁ面白かったが
今週末、地元のTOHOシネマズでは、特に心惹かれる作品がなかったので、ルミエール秋田で予備知識ゼロ、予告編すら観ていないこの作品を観ることに。
この手の社会派サスペンスは嫌いではないし、興味深い設定ではあるが、記憶に新しいネタが続々と出てくるものの、結局は中途半端。
徹底して現政権を批判したいのなら、国政を私物化している独裁者まで登場させたらよかったのに。
どうせフィクションなんだから。
ついでに生コンとか、外国人からの献金とか、おまけに二重国籍の件も描いたらよかったのに。
以下、気になった点。
主人公が、日本人と韓国人のハーフである必然性。
片言の日本語が、どうしてもテンポを悪くしている。
ペン・ウンジョンどうこうではなく、起用した側に問題がありかな。
なにかといえば顔のドアップや、90度傾けたりしてわけのかわらないカメラワーク。
特に新聞社内のシーンは、やたらと映像が揺れまくり、気持ち悪くて仕方がない。
機密文書ともいえる大学設置の資料を簡単に盗み見るとができるセキュリティの甘さ。
しかも大学新設の理由が有り得ない。いつの時代よ。
一番気に入らないのは、原作の望月衣塑子がちょいちょいテレビ(PCの画面)に映し出されること。
だったら本人役で出ればいいのに。
良かったのは役者さんたちの演技。
とくに田中哲司、西田尚美の二人はさすがだ。
北村由起哉もいい味を出していたし、松坂桃李も難しい役どころを、巧くこなしたと思う。
鑑賞後に某映画サイトを覗いたが、あまりにも高評価が多くて驚いた。
これもやはり、ネット民を使ってあれか?w
不気味なストーリー
評価方法:減点方式
・カタコト -0.5点
主演女優さん、美人さんなのだけれど、どうしても日本語のつたなさが気になった。
・ネット工作シーン -1.0点
政府のお偉方がネトウヨのような?韓国名物のような?ネット工作のために人海戦術を使って動くはずがない。下請けに出せる仕事でもないからお偉方たちが直営で工作活動にはげむというトンデモ設定にしたんだろうけど、無理がある。妄想を具現化するとそういう無理が目立つ。結論、醜く見苦しい。
・毒ガスの追加 -1.0点
そうだよね、パンチが弱いからそういうの加点させて話を大きくしなきゃいけないもんね。魂胆が見えるのが激しく萎える。
・爽快感の無さ -1.0点
結果にリアリティ持たせたいから、奇跡的な大逆転などは存在しない。観てて気分が暗くなる。
・政権批判 -1.0点
映画のあちこちに、現政権を現実問題に則して批判するような構図がある。いやいやアナタ謎設定いっぱい足してゴテゴテさせといてそれはズルいでしょう。変にリアリティ持たせたのは、映画をよくするためでなく、ついでに政権批判をしたかったからですか。
わー、なにこれくらーい
すっげぇつまらなかった。リアリティのかけらもないし、粗の目立つ作品だった。
ある新聞記者の日記をもとに作ったときいたけれども、じつは日記ではなく被害者意識と妄想にまみれた厨二病患者の夢ノートだったんじゃないか?と思えるクラスの物語だった。
一生そうやって独り相撲とってな。
マスメディアのテキトーなプロ意識を終始すごいもの!として見せつけられてる気分だった。あざ笑いたくなるような程度の低さだが、制作陣はこれを本気で作り上げているから始末におえない。
世界よ!これが日本のジャーナリストだ!みたいに見せびらかしたら大恥かくタイプの映画なんですが、大絶賛拡散中みたいなのでどうなるか見物です。またカケガーモリトモガーを復活させるつもりなんでしょうかね。
人としての矜持
国家を揺るがす事実を隠蔽しようとする内閣。
上司からの圧力に屈することなく、真実を追い求める記者。
国を守るためなら人の命を犠牲にしていいのか、上からの圧力なら真実を捻じ曲げても仕方がないのか。
人が守るべき矜持が記されている。
いくらなんでも
新聞記者の仕事を知っている者からすると突っ込みどころ満載すぎて萎える。
⚪︎午前2時に社会部の部屋が真っ暗。宿直は?
⚪︎主人公の記者が自宅で討論番組見ながら付箋に何やら書き書き、ネットでポチポチ。これ記者の仕事風景か?
⚪︎記者会見の記事をデカくしろと要求する記者。うーん、独自の情報入れるなり、鋭い切り口入れるなりデカくしてもらう努力しろやと。
⚪︎内閣府の前のあんなところで呼び止めて質問責めにする記者なんていないだろう。よその記者もウロウロしてるところだし、あんなところであんな質問して役人が答えるわけがない。
⚪︎とにかく記者が無能にしか見えない。あんな正攻法だけじゃなくてもっと取材対象に食い込む工夫や発想があるだろう。
⚪︎最後の方で安易にニュースソース明らかにすると宣言するとか論外。例えソースの方が同意しててももっと慎重にすべき。しかも週刊誌に誤報って書かれたから続報は実名でって‥(案の定、最後はハシゴ外されたっぽい)
⚪︎内調の担当者の机の中の資料の写メだけで記事を書く記者。もっと他の関係者に当たるとか裏取れよと。
⚪︎軍事技術なんて今時デュアルユースが普通だし、防衛省がおおっぴらに大学に予算ばらまいて防衛技術研究させてる中、特ダネとしてはちょっと苦しくないか?だいたい大学の研究内容なんて隠しておけないだろ
⚪︎読売、朝日、毎日が追っかけてると聞いて喜ぶ記者。他社が書いてるから安心、という底の浅さ。だから横並びって言われることに気づいていない。
⚪︎内調の怪しい上司からの電話に「わざわざありがとうございます」って言った後、ニュースソースに鬼電。それ、一番やったらあかんやつ(ソースバレバレ)。
とにかく見ていてイライラする。
政権を批判し、事実で追い詰めることが新聞記者の重要な仕事であることは論を待たないが、とにかく主人公の記者の仕事の出来なさばかり目につく。
原案の本書いた記者がちょくちょく本作に登場するが、もし本作に監修もしているのなら、普段からこういう仕事をしているのだろうなあと想像。
また妄想でヒーローしてんのか
森友学園問題、加計学園問題に化学兵器疑惑という妄想を追加したようなテイストで話が進みます。
何の証拠もつかめずに悶々とする物語です。下手にリアリティ持たせずに、決定的証拠をつかんで政権をこきおとすくらいの快進撃こそ求められていたのではないでしょうか。
リアリティを求める割には、役者のカタコトがやや気になりました。美しい人であることからして現実離れしており、ストーリーは拘るくせに俳優は疎かにするというダブルスタンダードが生じており、残念です。
化学兵器疑惑という妄想すら駆使しても、政権を打倒できないまま終劇してしまうという情けない結末を迎えます。訴えかけようにも、ごたついた森友・加計問題で無駄に時間ばかり浪費させたマスコミのクズっぷりが想起されるばかりで、何を訴えたかったのか分かりません。
いっそのことジャーナリストこそがヒーロー!みたいなエンタメとして仕上げた方がまだ清々しかったと思います。
期待分ちょっと残念
社会としての政治と民間としての新聞社/記者との、一般人に見ることのできない、でも、現実にも過去の報道の多くで、起きているのではないかと、フィクションとは想像しがたいストーリー展開には、ドキドキと恐怖する部分が多く良かったです。 ただ、逆転していく流れの中でも、「ああ、やっぱりこうなっちゃうんだね」と思わせられる展開が、最後にでてくることが残念でした。 できればもう少し、日本のメディアと、海外メディアとの記者の目線の比較を見せて来てほしかった。 あと極端に顔のアップになる点と、不要なまでに手持ちブレる画面が多くて、見ていて感情を煽り立てすぎて、逆に冷めてしまうので、個人意見で映像面にちょっと評価が低いです。
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