「2.7微妙」新聞記者 asa89さんの映画レビュー(感想・評価)
2.7微妙
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正直ポスターを見たときにこれは面白い気がするしかない!と思った。女優も韓国映画で最高に素晴らしい演技を見たことがあるし、社会派サスペンスとくれば外れようがないと思った。
ただ正直ALLTIME BESTに選ばれていようとも「これもしや微妙なやつでは」と思ってしまった。微妙だった点は女性記者の設定、演出不足(予算足りなそう)、脚本だろうか。
話の大まかな流れはいい。ただストーリーの流れが突飛すぎるし、伏線も少ない、感情も盛り上がらず平坦な感じがした。何よりも女性記者に感情移入できなかった。なぜアメリカ帰りのジャーナリストなんだ。しかもそれを醸すシーンに出てるくるアメリカ記者が、日本で常連の外人モブなのでかなりげんなりした。ナビタイム!のCMを思い出した。もっと韓国と絡めて自分のテリトリーの持ち味を生かしたほうがいいと思った。。。
しかも生物兵器って。。もっとあるじゃろ!!ただこれも予算があればMOZUみたいに化ける可能性もあったのかな。Twitterの画面だけではなかったのかなと思うと日本映画の先行きを不安に感じた。またよくこういったジャンルは韓国映画にも多いが、そちらのほうがエンタメとして刺激的に感じた。
最後に映画の中身を見て思ったことは、新聞記者というものがいなくなってしまうのかもなということである。ジャーナリズムが崩壊し、何が真実かもわからない。どこからでも印象操作ができてしまう時代に少し怖さを感じ、権力とお金と守るものを持つものは社会的に弱いなと感じた。
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