「一番大切なものは何か」新聞記者 くりさんの映画レビュー(感想・評価)
一番大切なものは何か
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政府の軍事案件に関して
政府側につくか
マスコミ側につくか
官僚のこころの動きを
描いた作品でした。
罪を被った先輩の
やるせない結末を
知った杉原は
正義感から
政府側の情報を流し
軍事案件の暴露による
建設阻止を企む。
自分だったら
どうするか。
仕事に
どこまで
信念を込めて生きているか。
世の中を正しくするために
どこまで犠牲にできるか。
スクリーンから
問われる覚悟に
胸を締め付けられます。
特定の悪人の問題だけでは
なく、
仕組みとして機能している
現代の闇を暗示しているのが
恐ろしい。
闇に触れてしまったとき
強大な闇の圧力にさらされ
どう振る舞うだろうか。
深淵を覗くとき、深淵もまた
こちらをのぞいている。
この作品を見て
あなたは
どう生きるか。
そんな重いボールが
渡されたように
思いました。
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2019年7月21日
くり様こんばんは。
想定していたことではありますが、映画への風当たりも強くて…
でも予想以上にたくさんの人たちが観て話題にしてくれて…
本作に関わり過ぎた私には大ヒットは嬉しいです。
あなたは、どう生きるか?
…と問われる難しい映画でした。
3回観ましたが、みるたびに色々なことを考えさせられ、また観に行こうと思ってしまいます。